亀梨和也主演 制作統括アフタートーク② コロナ禍の苦労

2021/10/09 07:07

亀梨和也さん主演「正義の天秤」放送終了直後に公開する、制作統括・真鍋斎さんが明かす“今だから言えるネタバレ注意のアフタートーク”の第2回。

TVガイドWebでは、予習編を放送前に公開。みんなドラマでも復習して、より深く「正義の天秤」を楽しみましょう。

――ブログがきっかけで殺人が起きてしまうという第2回でした。鷹野と佐伯芽依(奈緒)は、被害者が書いていた「アリサの辛口スイーツ日記」に載っていたカフェ巡りをしていましたが、撮影では亀梨さんはどんな様子でスイーツを召し上がっていらしたのでしょうか?

「作中では『マズかった』というセリフもありますが、どれもおいしく召し上がっていました。ただ、コロナ禍なので食べ物を食べるシーンは、実はものすごく緊張感があるんですよ。ドラマの中ではかわいらしいシーンになっていますが、実際のところ、なかなかキャッキャしながら食べられる環境ではありませんでした」


――なるほど、やっぱりご苦労されたんですね。また第1回に続いてキャッチボールのシーンがありましたが、今回鷹野が誘ったのは、梅津清十郎(佐戸井けん太)でした。

「こちらも鷹野と杉村徹平(北山宏光)がキャッチボールをしていたのと同じ、地下の駐車場で撮影しました。亀梨さんも言っていましたが、真夏の撮影だったので、すごく蒸し暑かったんです(笑)。風通しもあまり良くないし、汗だくになっていましたね。上着は脱いでいますけど、お二人はスーツですし。杉村の時と違うのは、力強く投げるシーンではなかったということもあり、近い距離で投げ合っていたことでしょうか。年配者には気遣いと敬意を忘れない鷹野らしい距離感だと思いましたね」


――実は汗だくだったんですね!

「第2回は主に7月、8月に撮影していたので、暑い日続きでした。そんな中でも亀梨さんの新型コロナウイルス対策意識はすごく高かったです。暑くても何があっても本番以外はマスクを外さず、すごく気を付けていらっしゃいました」


――それこそ、キャッチボールのシーンとかもですか?

「そうです。本番直前までマスクを外さずに撮影に臨まれていたので、そうした意味でもご本人は大変だったのではないかと思います」


――コロナ禍ならではの苦労がたくさんあるんですね…。そして、ラストは第1回と同様に、鷹野のセリフにある「俺にとって弁護は治療だ」というような“鷹野節”が繰り広げられました。

「そうですね。それが芽依の父・真樹夫(中村雅俊)が目指していた弁護でもあるということもだんだん分かってくるんです。第2回の終わりから第3回にかけて、鷹野自身の過去や恋人・久美子(大島優子)が施設にいる理由も明らかになっていきます」


――ありがとうございました! 二人の過去や久美子が追っていた冤罪事件、そして一ノ瀬検事が今後どう関わってくるのかなど、楽しみは尽きません。


次回は第3回(10月9日放送)の直前に「TVガイドweb」にて、真鍋さんの注目ポイントをご紹介します! (聞き手:NHK担当記者K)



■Profile
真鍋斎(まなべ いつき)

1991年、NHK入局。これまで大河ドラマ「龍馬伝」(NHK総合ほか)や「立花登青春手控え」(NHK BSプレミアム)で演出を手掛けたほか、「大岡越前」(NHK BSプレミアム)や連続テレビ小説「まんぷく」(NHK総合ほか)で制作統括を担当。現在は、土曜ドラマ「正義の天秤」の制作統括を務めている。

「正義の天秤」放送情報

NHK総合
毎週土曜 午後9:00~

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