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TVガイドみんなドラマ編集部
2021.12.21
🎤「推しメン!」Vol.4(後編) 僕の中の“ツン”な部分…桐山漣さんインタビュー
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夜な夜なドラマを見ながら次世代の国民的スターを探し続けるライターが、今、推すべき俳優さんを紹介していくコーナー!

第4回の後編にも、現在、ホームドラマチャンネル(CS)で放送中のドラマ「ラブファントム」で完璧クールな“美魔男”の長谷を演じ、“最上級の完璧彼氏”を誕生させた桐山漣さんが登場。役作りをする上で意識していたことや長谷と百々子(小西桜子)が暮らす長谷邸でのエピソード、作品への思いなどを語っていただきました!

――長谷さんは所作や話し方がとても美しくて素敵でしたが、役作りで意識していたことを教えてください。

「ホテルマンとしての身なりや作法は、このご時世でもあったので、クランクイン前に動画を見て、お辞儀の角度など、細かいところを勉強してから撮影に臨みました。話し方については、百々子との時間は長谷が鎧を脱いでいるので、穏やかにゆっくりと話したほうが響くかなと思い、ホテルで働いている時とは変化をつけています。その一方で、“怪人”と呼ばれる完璧彼氏というファンタジー要素が強すぎると、長谷という人間がキャラクター化して平面的に見えてしまうのではないかとも思いました。現実離れしたセリフも多かったので、お芝居として成立させるためには、一人の人間であるということを意識して演じないと、と。なので、ファンタジーをどう具現化するかにウエイトを置いていました」

――具現化するために桐山さんから提案されたこともあったのでしょうか?

「第3話で百々子がナンパされるシーンがあって、ナンパしてきた2人を長谷が追いやるのですが、原作と最初の台本では『メガネをはずしてキッと睨む』となっていたんです。ただ、現実でキッと睨んだところで、相手はたじろいで去ってくれるかなと(苦笑)。さすがにマンガだから成立することかも…と思ったので相談させていただきました」
  
  
――マンガと現実の間を埋めていく、ということですね。

「根強いファンが多い『ラブファントム』だからこそ、実写化されることに抵抗がある方もいると思います。だからこそ、実写化ならではの方法で、お芝居として成立させることも大事だと思っていて…。原作を受け止めた上でどうアプローチするか、その作業をおろそかにはしたくなかったんです」
  
  
――ちなみに、仕事のときの長谷さんは“ツン”で、百々子といるときには少し“デレ”を見せていましたが、桐山さんの中に“ツンデレ”の要素はありますか?

「そもそも、自分のことをクールだとあまり思っていないので、“ツン”な部分があるのかがまずわからないです。でも、“ツンデレ”な女性は好きですよ(笑)。演じる上でも“ツンデレ”は意識していませんでした。百々子といる時間は長谷にとってかけがえのない時間で、その気持ちが自然とお芝居に出ていただけですかね(笑)」

――2人が一緒に暮らす古民家もとても素敵でした。長谷邸でのエピソードを教えてください。

「実は長谷邸(のロケ地)は山梨にあって、盆地ということもあり、とても暑かったんです。さらに空調の問題がありまして…。昼に夜のシーンを撮影することもあり、外からの光を遮るために暗幕で遮ったのです。ただ、真夏に冷房のない部屋で暗幕を使用すると、ただならぬサウナ状態になるのですが、そこでも長谷は涼しい顔をしていなければいけなくて(涙)。これは撮影の“裏テク”なんですが、リンパが流れている首や脇の下、内腿に冷たいものや温かいものを当てると、一時的に暑さや寒さをしのげるので、ヘアメイクさんのお陰で乗り切れました。僕はレトロなものがとても好きですが、もし古民家に住むとしても、冷房は欲しいですね(笑)」

――長谷は完璧で人間離れしたという意味で“怪人”と呼ばれていましたが、桐山さんご自身に“怪人”な部分はありますか?

「友達や周囲の方から、『ちょっと変わってるよね』とよく言われますが、僕のどこが変わっているのか逆に聞きたいくらい(笑)。ただ、小学生くらいのころから、人と同じではイヤだなと思ってはいました。絵を描くときも、みんな同じように描いているけど、『違ってもいいのに』と疑問を持っていたような…。書道だって好きな文字を書きたいな…なんて。みんなと同じじゃないといけないことに違和感というか、自分にとっての“普通”があるのなら、それが“普通”でいいじゃない、と感じていましたね」
  
  
――本当にそうだと思います。最後に、桐山さんにとって「ラブファントム」とはどういう作品でしょうか?

「地上波でのオンエア後に多くの反響をいただけて、本当にありがたかったです。撮影が'20年の夏だったので、感染対策を徹底しながら体当たりで挑みました。今も収束してはいませんが、そんな時期にも関わらず攻めたドラマを作り上げることができたので、感慨深いものはありましたね。今回、こうして取材していただけるのも、作品が積み重ねてきたものがあるからかなと。みなさんの応援があるからこそ作品が成長していくと思うので、見てくださっていた方、これから見ようとしてくださっている方に感謝の思いでいっぱいです」
  
  
  
■放送情報
ラブファントム
ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
毎週水曜・木曜 深3:00~4:00(2回連続) ※リピートあり(※12/30(木)は休止 全10回)

 

■Profile
桐山漣(きりやま・れん)

1985年2月2日、神奈川県出身。ドラマを中心に舞台や映画など、幅広い分野で活躍中。近年の出演作に、映画「貞子」(’19年)、ドラマ「おじさんはカワイイものがお好き。」(’20年・日本テレビ系)、「いいね!光源氏くん」シリーズ(NHK総合)、「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」(’21年・日本テレビ系)ほか。

※「漣」の字は、しんにょうの点が一つ

  
  

ライター:石本真樹
フリーライター。小劇場系演劇専門誌の編集者、エンタメ系雑誌の編集者を経てフリーに。そもそもインドアだった上に、結婚、出産、ステイホームを経てさらにインドアに。半径3メートルくらいしかない日常をテレビとサブスクに支えられています。

©ホームドラマチャンネル
撮影/和田浩 ヘアメイク/江夏智也(do:t) スタイリング/吉田ナオキ 衣装協力/Iroquois、AUI NITE

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