慶余年~麒麟児、現る~ 第21回~第30回 BS11 イレブン 毎週月曜~金曜 後3:29~4:30

第21回「討伐の口実」【2022/3/29(火)放送】
林珙(リン・ゴン)殺害の裏には北斉(ほくせい)の工作があり、出兵して討伐すべきだと主張する陳萍萍(チェン・ピンピン)。慶(けい)帝はその進言を受け入れ、范閑(ファン・シエン)と林婉児(リン・ワンアル)の婚姻は予定どおりに進めることで決着する。ホッと胸をなでおろす范閑。林若甫(リン・ルオフー)には、それが北斉を攻めるための口実と分かっていたが、為す術はなかった。その頃、林婉児は心労で病を悪化させていた。

第22回「気晴らしの目的」【2022/3/30(水)放送】
林婉児を誘い、大人数で郊外へ気晴らしに出かけた范閑。その日、林家では林珙の葬儀が執り行われていたが、隠し子である林婉児は参列できない立場だった。林珙の死に范閑が関与したという疑惑を払拭できない林若甫は、范閑を襲って下手人をおびき出す計画を立てていた。その一方、范閑の遠出にも別の目的があった。

第23回「敵味方の交錯」【2022/3/31(木)放送】
太平別院に忍び込んだ范閑をやんわりといさめる慶(けい)帝。范閑が林婉児の元に戻ると、林若甫の手の者が范閑と間違えて皇太子を拉致したあとだった。ところが、皇太子はむしろ林若甫と手を組みたいと告げ、林珙(リン・ゴン)の敵を取ると宰相に耳打ちする。さらには范閑の後ろ盾にもなると言う。あっけに取られる范閑。そこに第二皇子が乗り込んでくる。

第24回「後宮への参内」【2022/4/1(金)放送】
郡主である林婉児の婚姻相手として後宮に参内した范閑は、同行した范若若(ファン・ルオルオ)に後宮の内部構造を覚えさせる。あとで忍び込むための策だった。順調に妃たちに拝謁して回った范閑だったが、皇太后だけはなぜか范閑のことが気に食わず、直接会おうとしない。そんな中、范閑は林婉児の実母の李雲睿(リー・ユンルイ)から恐るべき事実を聞かされる。

第25回「鑑査院の後継者」【2022/4/4(月)放送】
陳萍萍が狙われていると聞かされた范閑は、急ぎ鑑査院へと向かう。陳萍萍を付け狙うのは、鑑査院内の対北斉(ほくせい)強硬論者たちだった。陳萍萍は襲われるのを知ったうえで、不穏な連中を一網打尽にしようとしていた。六処主務の影子(インズ)によって一掃される不穏分子たち。この後、陳萍萍は各主務たちを集め、范閑を自分の後継者にすると告げる。

第26回「文壇の対決」【2022/4/5(火)放送】
北斉(ほくせい)との交渉が一段落し宴が催されることに。その前日、父に呼ばれた范閑(ファン・シエン)は文壇の期待が自分に集まっていると聞かされる。以前、范閑が詠んだ“万里悲秋”の詩が高い評価を受けたために、北斉の文壇の巨匠、荘墨韓(ジュアン・モーハン)と范閑の対決が注目されているのだった。狼狽しつつも、范閑は五竹(ウージュー)と宴のあとで後宮に忍び込む計画を立てる。

第27回「詩神誕生」【2022/4/6(水)放送】
宴の場で范閑(ファン・シエン)の詩は盗作だと指摘した荘墨韓(ジュアン・モーハン)。ざわつく宴席。だが范閑は少しも慌てず、夢の中で仙界を遊歴し暗記したのだと告げ、次々に名詩を吟じてみせる。今や宴席は范閑の独り舞台だった。驚いた荘墨韓は血を吐いて倒れてしまう。こうして酔いつぶれた范閑は王啓年(ワン・チーニエン)に背負われて帰宅するが、深夜にそっと屋敷を抜け出して…。

第28回「母の遺した箱」【2022/4/7(木)放送】
言氷雲(イエン・ビンユン)を北斉(ほくせい)に売ったことに関する密談を刺客に聞かれ、気が気ではない李雲睿(リー・ユンルイ)は大内侍衛の統領 燕小乙(イエン・シャオイー)を呼びつける。皇宮に忍び込んだ刺客を殺すよう命じられた燕小乙は、范閑(ファン・シエン)が刺客だと確信して屋敷に乗り込むが、はぐらかされてしまう。こうして、范閑は皇太后の寝宮から盗み出した鍵で母の遺した箱を開けるが…。

第29回「深まる謎」【2022/4/8(金)放送】
箱の奥に隠されていた母からの手紙を読んだ范閑(ファン・シエン)だが、謎は一層深まるばかりだった。一方、陳萍萍(チェン・ピンピン)は刺客が范閑だと気づいていたが隠ぺいしてしまう。盗んだ鍵を秘密裏に戻すため、太監のふりをして林婉児(リン・ワンアル)と参内した范閑。その頃、李雲睿(リー・ユンルイ)は刺客の正体に不審を抱き、宮中に紛失したものがないか調べさせようとしていた。

第30回「国賊の策謀」【2022/4/11(月)放送】
李雲睿(リー・ユンルイ)を売国の罪に問う慶(けい)帝。だが李雲睿はあくまでもしらを切り通し、范閑(ファン・シエン)に罪をなすりつける。だが、むしろそれこそ陳萍萍(チェン・ピンピン)の思うつぼだった。その頃、四処の主務 言若海(イエン・ルオハイ)は息子 言氷雲(イエン・ビンユン)を北斉(ほくせい)に売った李雲睿を許せず、独自に調査を始めていた。一処の主務 朱格(チュー・ゴー)はそんな言若海に協力すると見せかけて、亡き者にしようとするが…。