大人気刑事ドラマシリーズの21作目。水谷豊演じる杉下右京の5代目相棒として、足掛け9年にわたって相棒を務めた寺脇康文扮する亀山薫が復帰する。不正が蔓延する南アジアの小国・サルウィン(架空の国家)に移住した薫。以降、右京と直接連絡を取ることもなく歳月は過ぎ、約14年ぶりにタッグを組む。
薫と共に帰国した、鈴木砂羽扮する妻の美和子もカムバックするほか、薫の一課時代の同僚である川原和久演じる伊丹憲一ら名キャラクターたちも健在。特命係存続の鍵を握る存在として、石坂浩二、杉本哲太、仲間由紀恵らも続投する。
【キャラクター&キャスト】
・杉下右京(水谷豊)
警視庁特命係の係長。警部。明晰な頭脳で数々の事件を解決してきたが、切れ者であるが故に上層部から疎まれ特命係という閑職に追いやられている。どんな時でも冷静沈着、誰にでもいんぎんな態度で接するため、無礼に感じられることも。そうした性格から、特命係に配属された者はことごとく辞めていき「人材の墓場」と呼ばれている。
・亀山薫(寺脇康文)
出戻りで特命係に復帰した右京の“初代相棒”。親友が殺害された事件をきっかけに警視庁を退職し、腐敗が蔓延する南アジアの小国・サルウィンに移住。その後、教え子たちが腐敗政権を打倒し、親善使節団の一員として一時帰国した際、右京と再会。新政府のリーダーをめぐる事件に巻き込まれた結果、サルウィンからの退去を命じられ、妻の美和子と共に帰国。伊丹の“口利き”によって特命係に復帰した。
【スタッフ】
・脚本
輿水泰弘
・監督
橋本一