成化十四年~都に咲く秘密~ 第1回~第10回 チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた 毎週月曜~金曜 後1:00~2:00

第1回「都の怪事件」【2021/11/11(木)放送】
順天府の長官・潘賓(はんひん)は山積する事件の審理に頭を抱え、推官・唐泛(とうはん)を呼び出す。すると唐泛は、いくつもの事件をいとも簡単に解決してしまう。帰途に就いた唐泛は、武安侯(ぶあんこう)の嫡男・鄭誠(ていせい)と口論になり騒ぎを起こす。その夜、潘賓に再度呼び出された唐泛は、妓楼で起きた殺人事件に鄭誠が巻き込まれたことを知らされる。一方、錦衣衛(きんいえい)・隋州(ずいしゅう)に皇太子の学友・韓早(かんそう)が失踪したとの連絡が入り、隋州もまた捜査を命じられていた。

第2回「相棒誕生」【2021/11/12(金)放送】
失踪した韓早の事件を捜査する隋州は、鄭誠と口論した唐泛を探るため身分を偽って接近するが、唐泛は隋州の正体を瞬時に見破ってしまう。そこへ明朝の特務機関・西廠(せいしょう)の汪植(おうしょく)も加わる。妓楼で謎の死を遂げた鄭誠の事件を捜査する唐泛が、韓早の事件に関係していると知った汪植は、唐泛を西廠で取り調べようとするが、隋州は強引に唐泛を北鎮撫司(ほくちんふし)へと連行する。実はそれが自分を守るためだったと知った唐泛は、隋州と組んで事件を追うことに…。

第3回「謎の調剤師」【2021/11/15(月)放送】
北鎮撫司で唐泛と隋州が共に容疑者を尋問したところ、事件の鍵となる人物として林朝東(りんちょうとう)が捜査線上に浮上する。かつて回春堂の店主に連れられて鉄市を出入りしていた林は、やがて多くの闇取引にも手を染めるようになっていた。林朝東は、数日前に実行犯を雇い犯行に及んだだけでなく、通行証を不正に入手したことも判明する。一方、毒殺に使用された薬の正体を突き止めた汪植は、薬の本来の持ち主に恩を売るため、動き出していた。

第4回「事の顛末」【2021/11/16(火)放送】
絶命した林朝東の前ですべてを自供した妓女・馮清姿(ふうせいし)は自害してしまう。事件の手がかりを失った唐泛は、上司である潘賓に林朝東を捕縛したと嘘の報告をして、真犯人をおびき出す計画を思いつく。その夜、隋州たちが待ち構える北鎮撫司の牢に襲撃者たちが現れる。騙されたと知った襲撃者が逃げ出す際に落としていった刀を拾うと、それは倭刀だった。汪植に頼んで海防文書を調べ始めた唐泛は、過去の記録に、ある人物の名前を見つける。

第5回「冬児(とうじ)の身請け」【2021/11/17(水)放送】
唐泛が間借りしている大家の侍女・冬児(とうじ)が、自分は間もなく身売りされると唐泛に告げる。不憫に思った唐泛は冬児を慰め、必ず自分が身請けすると約束するが、大家の妻は身請け金を大幅に吊り上げてしまう。冬児の身請けどころか、間借りの部屋もなくした唐泛は、新居を探すと共にその費用も工面するはめになる。翌日、事情を知った隋州は、しばらくの間、自分の屋敷に仮住まいをするよう唐泛を誘い、唐泛は大喜びで隋州の屋敷に行くが…。

第6回「緑豆汁の毒」【2021/11/18(木)放送】
韓早を死に至らしめた東廠(とうしょう)の秘毒・弾刹(たんさつ)散の薬性と効果を確かめた結果、毒は貴妃から賜った緑豆汁に盛られていたと判明する。弾刹散を宮中に持ち込んだ太監の両親から、ある人物の名を聞き出した唐泛と隋州は、それを手がかりに文書を調べ始める。だが同じ頃、その情報を密かに入手した汪植は、いち早くその人物のもとを訪ねていた。結局、宮中内の秘事として事件が伏せられることになり、汪植と隋州は、それぞれ新たな任地へと赴くことに。

第7回「隋州(ずいしゅう)の危機」【2021/11/19(金)放送】
任務のため、吉安(きつあん)府へ赴いた隋州は、知府・黄景隆(こうけいりゅう)に会うなり、公正かつ厳格に事件を審理するその姿に深い感銘を覚える。獄中死の調査を進める隋州は、正義を守ろうとする黄景隆の姿勢にさらに敬服していく。だが、一見して平穏に見える吉安府が、実際は黄景隆の厳しすぎる刑罰の上に成り立っていることに隋州は気づいていく。黄景隆に都への同行を申し出る隋州だったが、出発の日、一行の前に現れた黄景隆は驚きの行動に出る。

第8回「消えた馬の謎」【2021/11/22(月)放送】
隋州から届いた密書の暗号を解読し、彼の危機を察知した唐泛は、隋州の部下・薛凌(せつりょう)と共に吉安へ赴き、そこで偶然、汪植に瓜二つの男を見かける。隋州が黄景隆によって牢に入れられていると判断した唐泛は、無事を確かめるために自分も投獄されるように仕向けるが…。一方、成化帝の命を受けた汪植は、馬市を再開するため遼東を訪れるが、数百頭の馬が何者かに盗まれたことをきっかけに各部族が乱闘を始めてしまい、その対応に苦慮していた。

第9回「いざ遼東へ」【2021/11/23(火)放送】
唐泛は汪植を訪ねて遼東の地に赴き、隋州の救出を訴える。盗まれた馬の行方を探すことを条件にその要請に応じるという汪植に対し、唐泛は仕方なくそれを受け入れることに。一方、隋州の身を案じた汪植は、密かに部下の賈逵(かき)を吉安に派遣していた。隋州を懐柔しようとして失敗に終わった知府・黄景隆は、部下に命じて隋州の正体を他の罪人たちに暴露する。隋州が役人だと知った囚人たちは、たちまち怒りの矛先を隋州に向け…。

第10回「脱獄、そして告発」【2021/11/24(水)放送】
隋州を救うため、船で吉安へと急ぐ唐泛たち。その頃、黄景隆は隋州を抹殺するため牢獄に放火するが、隋州は囚人たちと力を合わせて脱出を試みていた。一方、下船した唐泛たちは、黄景隆の上官らによる合同審理を計画する。汪植は表立って動くことができないため、単身で役所に乗り込む唐泛だったが、黄景隆は唐泛による訴えにも怯まない。そこへ、火事で死んだと思っていた囚人たちが現れる。黄景隆は汪植の偽者を切り札として使うが…。