第41回「偽者の夫」【2022/1/11(火)放送】
唐泛が順天府の府尹に就任した初日、高義将軍の夫人が順天府に押しかけ、帰宅した夫は偽者だと訴える。手がかりに困った唐泛は隋州にも捜査協力を要請。高義に面会した隋州は、その身分に偽りがないと確信しつつも、元捕虜らしからぬ振る舞いにいささか違和感を覚える。そして高夫人から話を聞いた唐泛は、この謎の突破口を夫人から切り開こうと決意する。一方、高義の過去の足取りを探るため、汪植も配下の賈逵をオイラトに派遣していた。
第42回「動き出した謀反」【2022/1/12(水)放送】
高義にオイラトでの30年間について尋ねた唐泛は、彼がオイラトの将軍として武功を立て、第2王子オシュ・テムルの師として従事しながらも、明とオイラトの戦を避けるため長年ひそかに力を尽くしてきたことを知る。だが、オイラトでの権力闘争により明に送られた高義は、今や明でも重罪人として追われる身になっていた。高義と共に行動すると決めた唐泛は、歓意楼で開かれる密談の場へ向かう。そこに現れたのは、なんと李子龍だった。
第43回「迫る魔の手」【2022/1/12(木)放送】
皇帝暗殺の計画を知らされた汪植は、急いで警護の準備に取りかかるが、その不安をよそに、隋州は唐泛の救出を最優先に考え、配下と共にその糸口を探していた。一方、李子龍に監禁されている唐泛は、これまで自分をかばってくれていた人物が青歌だと確信する。青歌は李子龍から唐泛の殺害を命じられるが、「唐泛を生かしてこそ博浪が得られる」と必死に説得する。その頃、隋州と薛凌は、街で一風変わった轍(わだち)を発見するのだが…。
第44回「規則と選択」【2022/1/13(金)放送】
汪植は皇帝暗殺に備え数々の対策を打っていたが、肝心の李子龍は捕縛できずにいた。隋州もまた唐泛の行方が掴めず、手がかりを求めて金三娘を尋ねる。だが、金三娘が不在とわかったその時、彼女から助けを求めるのろしが上がったとの知らせが入る。隋州は金三娘の仲間たちと共に捜索へ向かうが…。一方、李子龍に囚われた唐泛は、皇帝と万民のどちらかを選ぶよう迫られる。覚悟を決めて問いに答えた唐泛に、李子龍はなぜか博浪の完成品を手渡す。
第45回「餌食」【2022/1/17(月)放送】
唐泛に促された汪植は、立春の大典を中止するよう皇帝に申し入れるが、あっけなく却下されてしまう。それを聞いた唐泛は、いざという時に皇帝を宮殿から連れ出すことを提案し、汪植もこれを受け入れる。迎えた大典の当日、宮中は嵐の前のような静寂に包まれる。ところが昼間の宴会が無事に終わったその時、空一面に数々の花火と天灯が舞い上がる。予定にない天灯に異変を感じた唐泛と隋州は、皇帝と民を守るため、汪植と共に次の計画を実行に移す。
第46回「空からの危機」【2022/1/18(火)放送】
汪植が皇帝を城から連れ出し歓意楼へと避難させている頃、宫中では唐泛の指示の下、ウユンたちが博浪の除去に成功していた。だが、そこへ兵を率いた万安が現れる。一方、花火の打ち上げ地でオシュ・テムルたちを退けた隋州の前にも万通が立ちふさがる。皇帝が避難した歓意楼もたちまち李子龍たちに包囲され、汪植は単身駆けつけた隋州に皇帝を委ね、時間稼ぎの囮として外へ向かうことに。汪植が敵に斬り伏せられるのを目の当たりにした唐泛は…。
第47回「渦巻く陰謀」【2022/1/19(水)放送】
唐泛と汪植は、謀反を企てる李子龍とは別に、重臣の万安や万通、尚明が政変を起こして朝政を牛耳ろうとしていることに気づく。だが、暗殺未遂で手配されている唐泛は身軽に動けず、単独行動を控えて情報収集を急ぐことに。苦労の末、互いの消息をつかんだ隋州と唐泛、汪植の3人は、着々と反撃の準備を進めていく。そして、ついに準備が整い各自が動き始める直前、唐泛は、冬児が全ての計画を李子龍の養女・青歌に漏らしてしまったことを知る。
最終回「成化十四年」【2022/1/20(木)放送】
計画が漏れたことを知った唐泛は、囚われた隋州の元へと向かう。唐泛から伝言を預かった冬児は、皇帝のいる法源寺へと走り、汪植もまた皇帝の元へ向かうため、賈逵らの力を借りて動き出す。その頃、李子龍たちは寺の門前で攻め込む機会を狙っていた。だが、物乞いの子供たちが口にする詩を聞いた青歌が彼らのあとを追うと、そこに待っていたのは唐泛だった。無念の死を遂げた父の仇を取るという青歌に、唐泛は詩に込められた真の意味を告げる。