成化十四年~都に咲く秘密~ 第21回~第30回 チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた 毎週月曜~金曜 後1:00~2:00

第21回「元聡(げんそう)の奪還」【2021/12/9(木)放送】
吉安の事件を解決した隋州が朝廷から褒美をもらうことに嫉妬した錦衣衛の指揮使・万通(ばんつう)は、隋州の部下・薛凌に怒りの矛先を向けようとする。薛凌を守るため、隋州は全ての功績は万通に帰すと明言する。機嫌を直した万通は、重臣の子息が誘拐された事件の捜査を隋州に指示する。その頃、都で発生した誘拐事件が宮中でも大きな騒ぎとなり、汪植も成化帝から徹底的に調べるよう命じられる。表では隋州、裏では汪植と二手に分かれて捜査が進むが…。

第22回「盗まれた鶏缸(けいこう)杯」【2021/12/10(金)放送】
唐泛は鉛入りの官銀について探るため、馬林の懐柔策に乗った振りを続けていたが、馬林は一向に尻尾を出そうとしない。そこで、馬林を信用させるために、唐泛はある策を立てる。一方、都では、汪植が国庫補填の金銭を調達するために質に入れていた鶏缸(けいこう)杯が、何者かに盗まれてしまう。汪植は、やむを得ず偽物を携えて万貴妃のもとへ。だが、宴席で本物の茶杯を取りだした皇太后が、貴妃を問い詰める。2つの茶杯を手に取った皇帝は…。

第23回「黒幕の正体」【2021/12/13(月)放送】
唐泛が雲和の富豪・馬林と懇意にしているとの知らせを受けた汪植は、真相を探るべく自身の護衛・賈逵(かき)を雲和に送り込む。その頃、馬林は都からやってきた謎の商人・李子龍(りしりゅう)を唐泛に引き合わせようと宴席を設けていた。賑やかに酒を酌み交わしながら、互いに腹を探り合う3人。狡猾な李子龍は唐泛の真意を見抜き、馬林に唐泛の殺害を迫る。一方、唐泛の身を案じた隋州は、次の手を打とうとしていたが、唐泛は気にも留めず、黒幕の正体を暴こうとする。

第24回「命懸けの帰京」【2021/12/14(火)放送】
唐泛たちの留守中、隋州の屋敷に賊が侵入し、唐泛の姉・唐瑜は息子の澄を抱いて身を隠しながら眠れぬ一夜を明かす。一方、雲和で無事に官銀の一件を解決した唐泛は、勅命を受けて隋州たちと共に帰途につく。唐泛の身を気にかける一行は用心しながら険しい悪路を進むが、橋の崩壊や襲撃に遭い、二手に分かれて都へ向かうことに。唐泛に扮したドゥルラは、隋州やウユンプラガと共に馬を走らせるが、待ち伏せていた暗殺者たちに襲われ…。

第25回「猛毒」【2021/12/15(水)放送】
都では正体不明の2人組が錦衣衛に扮したうえ、隋州と名乗り朝臣たちから金銭を奪うという悪事を働いていた。被害者のひとりから話を聞いた汪植は、賈逵に裏を探るように命じる。そんな中、唐泛の身代わりとなって毒矢を受けたドゥルラが、昏睡状態となってしまう。西廠の丁容(ていよう)が矢尻の毒を調べた結果、何種もの毒素が複雑に絡んでいるため、すぐには解毒薬が作れないという。ひとまずドゥルラの熱を冷ますため、隋州が氷を調達に行くのだが…。

第26回「隋州と偽の錦衣衛」【2021/12/16(木)放送】
北鎮撫司での取り調べを受けた隋州は、放免後、偶然自身の名を騙りゆすりを繰り返していた2人組と知り合う。彼が本物の隋州だと知らない2人は、隋州を仲間にしようと誘うが…。その頃、毒矢を受けたドゥルラを救うため、唐泛は自らの手を矢尻で傷つけ、解毒薬を探そうとしていた。だが、数々の湯薬を試しても効果はなく、体は衰弱する一方だった。そんな中、李子龍が都にいるとの情報を入手した汪植は、歓意楼で彼との交渉に臨む。

第27回「謎の武器」【2021/12/17(金)放送】
矢の毒に苦しむ唐泛とドゥルラを少しでも延命させようと、隋州は宮中の氷室から氷を調達し、急ぎ帰路に就く。道中、錦衣衛の兵に行く手を阻まれる隋州だったが、李兄弟が現れて兵たちを撃退、連行される寸前に難を逃れる。身の危険を感じた隋州は、己の潔白を証明することを決意する。一方、汪植は李子龍の使用した武器が3年前の大惨事と関連があると突き止めたものの、捜査は難航していた。そのことを皇帝に隠していた汪植だったが…。

第28回「届かぬ哀歌」【2021/12/20(月)放送】
李飛・李游を捕らえるために賊として潜入した隋州。2人は仲間を集め、銭荘で強盗を行う計画を立てていた。昔は辺境を守る兵士だったという賊たちの身の上話を聞き、隋州は彼らを救いたいとの思いを強くする。強盗決行の日、現場には薛凌たち錦衣衛が張り込んでいた。ところが何かあると察知した万通により捕縛作戦は失敗し、隋州はやむなく賊たちと共に逃走することに。賊たちは歓意楼に逃げ込み人質をとるが、なんとそこには汪植が…。

第29回「火攻め」【2021/12/21(火)放送】
薛凌(せつりょう)が歓意楼の火攻めを命じられて困り果てていたところに唐泛が現れ、自ら賊の説得を買って出る。歓意楼の中へ入った唐泛は、隋州や汪植らと共に機転を利かせて賊たちを制圧するのだが、体内の毒が回った唐泛は、吐血して倒れてしまう。その籠城事件から1週間後、皇室の氷室を管理している孫達(そんたつ)が隋州を訪ねて来た。孫達から氷の盗難事件を捜査するよう依頼された隋州と唐泛は、現場検証を終え、闇市の売人を突き止めようとするが…。

第30回「皇室の氷」【2021/12/22(水)放送】
皇家の氷室から消えた氷について、捜査することになった唐泛と隋州。唐泛は歓意楼の女将に扮して、氷売りの金三(きんさん)に会う。商いの交渉を装って話を聞き出した2人は、金三とその仲間たちが氷室の氷泥棒だと確信するが、証拠は掴めずにいた。さらに、彼らが盗んだ氷を売るのは、貧しい民たちを助けるためだと知る。一方、汪植は李子龍の行方を捜していたが、一向に消息をつかめずにいた。その頃、都に潜む李子龍のもとを1人の密偵が報告に訪れる。