第1回【10／9（月）後9:00～10:24】

12月24日午前0時、横浜。聖夜の訪れに人々は浮き足立ち、真夜中にもかかわらず、街は喧騒の真っただ中。きらびやかな光の陰に隠れるように、横浜・山下埠頭で銃殺事件が発生。容疑をかけられたのは記憶喪失の男・勝呂寺誠司（二宮和也）。警察に追われる逃亡犯になった誠司は、失われた記憶をたどりながら事件の糸口を探っていく一方、薄れゆく記憶の中には大切な人との約束があり…。

時を同じくして、頑固な孤高のシェフ・立葵時生（大沢たかお）は、クリスマスディナーの準備に追われていた。横浜・関内界隈で愛される三代続く老舗レストランで働く時生は、妻を亡くして以来、「もう二度と誰も愛することはないだろう」と孤独な人生を歩んできた。ただ一度だけ、一瞬の恋に落ちたことを除いては…。この日もクリスマスイブの予約は満席で朝から仕込み作業に追われていた時生だったが、突然店に見知らぬ男が侵入してきて…。

その頃、銃殺事件の現場に直行した、ローカルテレビ局・テレビ横浜の報道キャスター、倉内桔梗（中谷美紀）。その直前、自ら立ち上げた報道番組の打ち切りを突如告げられ、料理番組への異動を言い渡されていた。恋もプライベートも捨て、仕事に生きてきた桔梗に突きつけられた、残酷な現実。非情な通達に納得などできるはずもない桔梗が、腹をくくって“最後の事件”を追うことに。だがそんな彼女にもまた、心の中に忘れられない人がいた。

※第1回の詳しいあらすじはお待ちください。