第51回「絶え間ない争い」【2021/12/30(木)放送】
王座をめぐって内紛が続く青陽(せいよう)部。そこに現れた朔北(さくほく)狼主(ろうしゅ)の息子、黄金(おうごん)王は強引に和議を迫る。その頃、帝都では姫野(き・や)が、捕らわれていた息衍(そく・えん)を助け出していた。姫野に天駆(てんく)の未来をゆだねる息衍。使者として朔北にやって来た阿蘇勒(アスラ)は狼主からの無理難題になす術がない。そこに雷碧城(らい・へきじょう)が姿を見せる。戦いを決意する阿蘇勒。
第52回「出陣の時」【2021/12/31(金)放送】
阿蘇勒(アスラ)は下唐(かとう)で学んだ兵法で朔北(さくほく)に戦いを挑もうとしていた。青銅の血で狼主(ろうしゅ)の息の根を止めるという阿蘇勒。そんな阿蘇勒の覚悟に叔父の九(きゅう)王も敬意を表する。出陣前夜、蘇瑪(スマ)が訪ねて来る。阿蘇勒を案じる蘇瑪。翌朝、阿蘇勒の行く手に白狼団が立ち塞がる。狼主をめがけて一気に突き進む阿蘇勒。そこに立ちはだかる雷碧城(らい・へきじょう)。
第53回「乱世を生きる」【2022/1/3(月)放送】
満身創痍の阿蘇勒(アスラ)。朔北(さくほく)は北都(ほくと)城に迫っていた。大君は蘇瑪(スマ)を逃がそうとするが、城門の前で弟の旭達罕(シューダーハン)に見つかってしまう。大君の座を奪おうとする旭達罕。その頃、白毅(はく・き)と白舟月(はく・しゅうげつ)は帝都に来ていた。再会を果たした息衍(そく・えん)と白毅は戦いに挑む覚悟を決める。姫野(き・や)もまた先鋒となる覚悟を持っていた。そんな姫野を切なく見つめる舟月。
第54回「祖父のもとへ」【2022/1/4(火)放送】
青陽(せいよう)はもはや風前の灯火だった。阿蘇勒(アスラ)は最後の手段として、暴血のせいで幽閉された祖父、欽達翰(チンダーハン)王を解放しに向かう。だが同行した沙翰(シャーハン)は雷碧城(らい・へきじょう)に襲われ、阿蘇勒は狼主(ろうしゅ)に捕らえられてしまう。欽達翰王と同じ牢に繋がれた阿蘇勒。祖父を殺せと命じる狼主だが阿蘇勒は拒絶する。その頃、帝都では白舟月(はく・しゅうげつ)が天啓(てんけい)城に入っていた。
第55回「それぞれの運命」【2022/1/5(水)放送】
ついに雷碧城(らい・へきじょう)を討った阿蘇勒(アスラ)。だが狼主(ろうしゅ)から青陽(せいよう)の密偵が蘇瑪(スマ)だったと聞かされ、衝撃を隠せない。その蘇瑪は阿蘇勒を救うため、旭達罕(シューダーハン)に危険な取引を持ち掛けていた。だが劣等感に苛まれてきた旭達罕は受け入れない。天啓(てんけい)では、止める白毅(はく・き)を振り切り、白舟月(はく・しゅうげつ)が皇帝の座に就くことに。天駆(てんく)武士団は護国軍として返り咲く。
最終回「草原の主」【2022/1/6(木)放送】
宴の席で襲われた旭達罕(シューダーハン)は辰月(しんげつ)の力を借りて生き延びる。だが辰月を討った阿蘇勒(アスラ)を前に、ついに倒れてしまう。朔北(さくほく)人に囲まれた北都(ほくと)城で、阿蘇勒は東大陸(とうたいりく)で出会った2人の友を思い出していた。そして遠く離れた地にいる白舟月(はく・しゅうげつ)を想い、涙を流す。人々を集めた阿蘇勒は死んだ英雄たちを称え、青陽(せいよう)のために戦いに挑む決意をする。