九州縹緲録(ひょうびょうろく)~宿命を継ぐ者~ 第41回~第50回 チャンネル銀河 歴史ドラマ・サスペンス・日本のうた 毎週月曜~金曜 後11:00~深0:00

第41回「連合軍の選択」【2021/12/16(木)放送】
翼天瞻(よく・てんせん)は羽然(う・ぜん)の父、羽皇(うこう)殺しの汚名を着せられた経緯を語る。その頃、傷兵営では傷兵たちが邪悪な毒虫にむしばまれ、赤牙(せきが)と化していた。やむなく傷兵を焼き殺す白毅(はく・き)にいたたまれない阿蘇勒(アスラ)。一夜明け、連合軍は赤牙に包囲されていた。その中に雷碧城(らい・へきじょう)の姿を見つけた阿蘇勒は不吉な予感に気を失う。そんな阿蘇勒を気遣う白舟月(はく・しゅうげつ)。

第42回「死闘の末に」【2021/12/17(金)放送】
目を覚まさない阿蘇勒(アスラ)を前に、生きてまた会えることを願う姫野(き・や)。自分が毒虫を操る赤牙大陣の陣主だと知った阿蘇勒は一人で雷碧城(らい・へきじょう)のもとへ向かう。死闘を繰り広げる阿蘇勒に息衍(そく・えん)も加勢する。雷鳴がとどろく中、阿蘇勒は雷碧城に突進していく。その頃、いち早く帝都入りしていた百里景洪(ひゃくり・けいこう)は長公主にある提案を持ちかける。

第43回「荒れ果てた祖国」【2021/12/20(月)放送】
国師の宮羽衣(きゅう・うい)から青(せい)州の危機を告げられた百里景洪(ひゃくり・けいこう)は援軍を送ると告げる。涙ぐむ宮羽衣。青州に着いた羽然(う・ぜん)と翼天瞻(よく・てんせん)は荒れ果てた神殿跡に愕然とする。その頃、白舟月(はく・しゅうげつ)は母との再会を果たしていた。幼い日の思い出を語る2人。そんな中、目覚めた阿蘇勒(アスラ)は過去の記憶を取り戻していた。一方、羽然は新しい羽皇、博敏克(ボーミンカ)に捕らえられて…。

第44回「新たな旅立ち」【2021/12/21(火)放送】
百里景洪(ひゃくり・けいこう)の指示で阿蘇勒(アスラ)を帝都に連れ帰ると言う百里寧卿(ひゃくり・ねいけい)。白舟月(はく・しゅうげつ)は阿蘇勒の代わりに人質として下唐(かとう)に赴くことに。そうとは知らない阿蘇勒(アスラ)は必ず迎えに行くという言葉を舟月に残して、青(せい)州へと旅立つ。帝都では方伯に就いた百里景洪が着々と足場を固める。その頃、青州に宮羽衣(きゅう・うい)が到着していた。不敵な笑みを浮かべて迎える博敏克(ボーミンカ)。

第45回「祖国を救う者は」【2021/12/22(水)放送】
姫野(き・や)が青(せい)州にやって来る。うれしくて飛びつく羽然(う・ぜん)。博敏克(ボーミンカ)は宮羽衣(きゅう・うい)に自分が羽皇を殺した反逆者だと告げる。博敏克は自分を殺すという舞姫、姫武神の登場を恐れ、翼天瞻(よく・てんせん)は姫武神こそ青州を救うと待ちわびていた。2人とも羽然が姫武神だと信じていた。羽然の前にやってきた宮羽衣は博敏克と結婚すると告げ、羽然を驚かせる。

第46回「権力争いの果て」【2021/12/23(木)放送】
姫武神を恐れる博敏克(ボーミンカ)は羽然(う・ぜん)と同じ頃に生まれた少女を次々に殺していた。姫野(き・や)は羽然が何であれ共に歩むと決心する。神殿で舞う羽然。だが変化はなかった。宮羽衣(きゅう・うい)は羽然を青(せい)州から出そうとするが、羽然には青州でやるべきことがあった。姫野と翼天瞻(よく・てんせん)のおかげで逃げ延びる羽然。だが翼天瞻は力尽き、宮羽衣は博敏克の命を狙って…。

第47回「後継者の決意」【2021/12/24(金)放送】
羽然の前にひざまずく人々。駆けつけた阿蘇勒(アスラ)は姫野(き・や)と一緒に青(せい)州を去ろうと誘うが、羽然は姫武神として青州にとどまると言う。その背には青く輝く双翼があった。阿蘇勒は白舟月(はく・しゅうげつ)のいる南淮(なんわい)に向かう。その頃、青陽(せいよう)の北都(ほくと)城では大君が落馬し重傷を負っていた。回復するまで代理を務めるという比莫干(ビーモーガン)に周囲は不快感を露わにする。

第48回「生き残る道」【2021/12/27(月)放送】
下唐(かとう)に戻った阿蘇勒(アスラ)は百里景洪(ひゃくり・けいこう)から父の死を知らされる。景洪は青陽(せいよう)の世子として、兄が奪った王位を取り戻せと命じるが、阿蘇勒は応じない。次に景洪は白舟月(はく・しゅうげつ)に息子と結婚し皇帝の座に就けと強要。拒否する舟月に景洪は青陽王の死に言及し、利用価値のなくなった阿蘇勒を殺すと脅す。景洪の提案を受け入れるしかない舟月。

第49回「混乱の地をあとに」【2021/12/28(火)放送】
百里景洪(ひゃくり・けいこう)の要求に応じない阿蘇勒(アスラ)は処刑台に送られる。だが処刑直前、姫野(き・や)が颯爽と駆けつける。孤立無援の姫野を歯牙にもかけない景洪だったが、さらに鉄浮屠(てつふと)と白舟月(はく・しゅうげつ)が現れるとにわかに慌てだす。混乱の中、形勢が不利であると判断した拓跋山月(たくばつ・さんげつ)は景洪に襲いかかり、自分が景洪に代わって計画を成し遂げると言いだす。

第50回「草原への帰郷」【2021/12/29(水)放送】
青陽(せいよう)に戻った阿蘇勒(アスラ)。だが故郷は朔北(さくほく)への対応と王座をめぐって混乱していた。その上、死んだと思っていた蘇瑪(スマ)が今は兄で大君の正室と知り、寂しさを隠せない。賢者、沙翰(シャーハン)から自分の体に流れる青銅の血について知らされた阿蘇勒は忌まわしい運命に身震いしつつも受け入れる。その頃、朔北の狼主(ろうしゅ)は雷碧城(らい・へきじょう)とともに青陽を狙っていた。