第31回「秘密の言づて」【2022/8/3(水)放送】
滴珠は藁の中に隠れていたけが人を看病する。谷野(こくや)と名乗る若い男は山中で盗賊に遭遇し無理やり従わされたと言う。孫家では、しおらしげな態度ですっかり孫夫人に気に入られた桃夭が、孫遜の書房を漁っているところを見られてしまう。一方、伯遠が流刑になったと知った玉楼は、裏で糸を引く官吏がいるのではとにらむ。
第32回「あらわになる本性」【2022/8/4(木)放送】
負傷した月紅を心配して駆け寄った世傑は、冷たくあしらわれて本心を打ち明ける。それを見ていた桃夭は、恐るべき作戦を実行して月紅を陥れようとする。暮城では、谷野の身の上話を怪しむ俊豪が、滴珠に警戒するよう忠告し、疑われたと感じた谷野は飛び出す。狼が出る時間になっても戻らない谷野を捜しに滴珠は一人で山に入る。
第33回「一石三鳥の台本」【2022/8/5(金)放送】
急遽、体調を崩した玉楼の代理で世傑が貴太妃の葬儀を取り仕切ることになる。葬儀の最中、突然爆音が鳴り響き副葬品が盗まれる。責任を問われた世傑は捕まり、その調査は孫遜の政敵・京冠に任される。汚い手で世傑を陥れた京冠は、父親の孫遜にも責任があると罷免を要求。孫家の危機を察知した桃夭はさっそく保身に走るが…。
第34回「見えない敵」【2022/8/8(月)放送】
前日の事件を受け、婚礼はとりやめに。気丈に振る舞う滴珠だったが…。そんな中、封鎖された城門を無理やり突破しようとした谷野が捕まり、俊豪が連れて帰る。城外に向かった理由を問われ、滴珠のために花を摘みに行くつもりだったと答える谷野。弟のように思っていると言う滴珠に対し、婚礼までに君を奪うと谷野は宣言する。
第35回「生き別れた二人」【2022/8/9(火)放送】
玉楼の2番目の姉・有徳(ゆうとく)の婚家で夫の葬儀が行われる。姑の李(り)夫人が娘・李櫻(りおう)の刺繍の腕前を自慢していると、男が乱入してきて李櫻と深い仲だと騒ぎ…。一方、暮城では俊豪が援軍要請のため危険な旅に出ることになり、谷野に滴珠の安全を託す。谷野が街で自分に合図を送る男の後をついていくと、そこには意外な人物が待っていた。
第36回「新たな人生」【2022/8/10(水)放送】
有徳に殉死の命が下るも、少春が脈をとり懐妊の兆しを告げて、その場をしのぐ。兄嫁の有徳を邪魔に思う李櫻や義弟の李想(りしょう)は医者の診察を受けるべきと言い募るが、少春が李夫人を説得し事なきを得る。有徳は李想とその妻を呼び、科挙のための学校を探し席を用意したと伝えると、一転、義弟夫婦は態度を変えて有徳に感謝の意を伝える。
第37回「望み叶えたまえ」【2022/8/11(木)放送】
若き日の有徳が、望まない縁談話に泣いていると、かつて助けてくれた男が再び現れる。彼の言うとおりにまじないをすると、なぜか困りごとが次々と解決していく。家の外の世界へ連れ出され、初めて自由を知る有徳。孫遜が決めた李家との縁談から逃れ、男と駆け落ちすることを決心し、深夜の河原で落ち合う約束をするが…。
第38回「姉の秘密」【2022/8/12(金)放送】
玉楼が幼い頃に遠方に嫁いだ3番目の姉・有容(ゆうよう)が久々に孫家に帰ってくる。羽振りがよさそうで、景気のいい儲け話に月紅や鳳翹たちは乗り気だが、どこか不自然な様子なのを少春は見逃さない。何か事情がありそうだと察した少春の話を聞いて皆、前言を撤回し慎重な姿勢に転じる。そんな中、金閣がとんでもない騒動を引き起こす。
第39回「秘めた胸の内」【2022/8/15(月)放送】
有容の夫・方家鼎(ほうかてい)はその文章を見込まれて書記官にと誘われる。舞い上がる家鼎だったが、すぐに失意を抱く。そこへ有容が帰ってきて夫を励ますと…。ある夜、大きな爆発音がして孫家の皆は驚き外に出る。金閣が何かを爆発させたようで、孫遜は激怒。玉楼が兄の後を追うと金閣は一冊の本を見せながら熱い胸の内を語るのだった。
第40回「告白のとき」【2022/8/16(火)放送】
師匠は、30年前も今も助けはいらないと言い切る。思い出は心の奥にそのままに…と孫遜とも意見の一致をみる。その頃、逢源が手柄を立てて朝廷に返り咲き、再び京冠と組んで孫遜を失脚させようと策を練る。そして藩(はん)才人に、かつて皇長子が夭折したのは有貞が贈った服が原因だと言わせ、有貞に疑惑の目を向けさせる。