わたしの一番最悪なともだち NHK総合 毎週月曜~木曜 後10:45~11:00

蒔田彩珠が連ドラ初主演、“幼なじみの仮面”をかぶった女性の物語

就職活動に連敗中の主人公が、いつもスポットライトを浴びていた幼なじみの同級生の個性を自分のものとして偽り就職。3年後、その幼なじみと再会し、浅からぬ縁の2人は互いを許し合えるのかを描く青春ドラマ。

連続ドラマ初主演の蒔田彩珠が、自分を偽り幼なじみの人生を拝借する笠松ほたるを演じ、ほたるがその仮面をかぶることになる同級生・鍵谷美晴に髙石あかりが扮する。脚本は若手作家・兵藤るりが務め、何者にもなり切れていない若者の複雑な心情を鮮やかに表現する。

【キャラクター&キャスト】

・笠松ほたる(蒔田彩珠)
就職がなかなか決まらず、ついには一方的に意識してしまっている幼なじみ・美晴の人物像を自分のものとして偽ってしまう。足が速いわけでも、勉強ができるわけでも、話が面白いわけでもない。だからといって、地味で目立たないというわけでもない。

・鍵谷美晴(髙石あかり)
ほたるとは小中高大と一緒の学校に通う腐れ縁。周りが一番求めていることを独特の発想で表現していく。大学のダンスサークルの中心メンバー。ほたるの前に、なぜか幾度となく現れる存在。

・長野慎吾(倉悠貴)
主人公が気を許せる貴重な大学の同級生。 演劇部で一人芝居に打ち込み、早々に留年が決まっている。ほたるの悩みを同じ目線で受けとめてくれる「いい人」。最近、マッチングアプリを始め、相手に気に入ってもらうために、少しだけ?自分を盛っている。自称「天才」料理人である。

・桜井沙瑛(サーヤ〈ラランド〉)
主人公の相談に乗ってくれるバイト先の店長。カフェで働くほたるたち「36度5分」のメンバーを、店長として見守る姉御的存在。就活で苦労しているほたるに、自分が付き合っているヒモ男の愚痴を交えて、アドバイスをしてくれる。満月の夜に奇跡が起きることを信じているロマンチスト。

・城島和佳奈(久間田琳加)
主人公を一方的に意識してしまっている同じ会社を受ける就活生。ほたると共に大手化粧品メーカー・日粧堂を受験する。内定がなかなか決まらず、焦っている。そんなとき就活中に出会ったほたるのことをかっこいいと思い、憧れの念を抱くようになる。実は、人に言えないことを隠していて…。

・石川光莉(井頭愛海)
主人公がお互いの悩みを共感しあえるバイト先の親友。ほたるがバイトをしているカフェの仲良し4人組「36度5分」の一人。 ほたるとは同じ年齢で同じタイミングでバイトを始めた縁もあり、お互いが安心できる存在。気になる異性の前でマスクを外し素顔を見せるのをためらい、ほたるに相談する。

・笠松純子(紺野まひる)
就活で苦労している娘を見守る、主人公の母親。ホームセンターのパートとして働いている。一定の距離を保ちながら、 ほたるのことを気にかけているが、ほたるとの会話はいつも少しかみ合わない。あの手この手でほたるを元気づけようとしてくるチャーミングな性格。下戸である。

・笠松健次郎(マギー)
就活で苦労している娘を見守る、主人公の父親。公務員として地元の市役所で働いている。無理して頑張る生活よりは、自分の周辺のささやかなことに幸せを感じるタイプ。家で大事にカブトムシを育てている。就職が決まらない娘のことを心底心配しているが、その様子は出さない。下戸である。

・東聡美(市川実日子)
主人公と同じ目線で話し合えるメンター的な存在。ほたると美晴の行きつけのクリーニング店の店主。昆虫好きで、最近、美晴に紹介されたゲームにはまっている様子であるが、詳しい生態は不明。実家のクリーニング店を切り盛りしている。ほたると美晴の関係に興味を示す。

【スタッフ】

・作、脚本
兵藤るり
・原案、脚本協力
吹野剛史