山田太一作同名小説のドラマ化。1982年、2005年にもドラマ化されており、約20年の時を経て3度目のドラマ化となる。令和を生きる家族が、ある日突然昭和19年6月にタイムスリップし、過酷な戦時下を懸命に生き抜く姿を描くヒューマンドラマ。
キャラクター&キャスト
・田宮太一(大泉洋)
ペンネーム・宮田一太郎で主にテレビドラマの台本を執筆する脚本家。やや愚痴っぽい性格。かつては劇団に所属し、俳優を目指していたが芽が出ず、脚本家に転身して20年。家庭ではパートに夢中な妻と思春期の娘、やや反抗期の息子、そして認知症の症状が出始めたがすこぶる元気な母との5人暮らし。
・田宮ひかり(吉田羊)
太一の妻。家事や義母の介護で忙しくする一方、ドッグウェア専門店にパートで勤め、裁縫のほかデザインも任され、やりがいを感じている。太一には叱責したり、言いたいことも遠慮なく言うが、実は誰よりも理解し、寄り添っている。
・小島敏夫(堤真一)
太一の亡き父の戦友の甥。広告関係の会社に勤めていたが、早期退職して、現在はエキストラ事務所に所属。エキストラ出演するドラマの撮影現場に、息子の新也を連れて訪れたところ、太一たちと時同じくして、父子で昭和19年にタイムスリップしてしまう。
スタッフ
・原作
山田太一「終りに見た街」(小学館文庫刊)
・脚本
宮藤官九郎
・演出
片山修
・エグゼクティブプロデューサー
内山聖子(テレビ朝日)
・プロデューサー
中込卓也(テレビ朝日)
後藤達哉(テレビ朝日)
山形亮介(角川大映スタジオ)
和田昂士(角川大映スタジオ)