ごくありふれた平穏な日常を暮らしていたテレビ脚本家・田宮太一(大泉洋)は「終戦80周年記念スペシャルドラマ」の脚本を無茶ぶりされ、断り切れずに渋々引き受けることに。戦争当時を知らない太一は膨大な資料を読みながら寝落ちしてしまう。衝撃音で目を覚ますと、自宅の外には森が一面に広がり、見たことのない光景が広がっていた。混乱する太一は外に確かめに行ったところ、そこが太平洋戦争真っただ中の昭和19年6月の世界であることを確信。太一たち家族はタイムスリップしていたのだ。
この受け入れがたい事実に太一一家が騒然としていると、太一の亡き父の戦友の甥・小島敏夫(堤真一)から電話がかかってくる。敏夫もまた、息子の小島新也(奥智哉)とタイムスリップしてしまったという。敏夫父子と合流した太一はやや安堵したのも束の間、すぐに戦時下の厳しい現実に直面していくことに。兵士に度々怪しまれる太一たちは、誤魔化しながら何とかその場を凌ぐが、戦争に突き進む日本で生き延びるために昭和19年の生活に順応していく。