光る君へ NHK総合ほか 1/7(日)スタート 毎週日曜 後8:00~8:45

千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた紫式部の人生を、吉高由里子主演でつづる

平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を、吉高由里子主演、大石静脚本で描く。

千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書き上げた女性・紫式部。
時は、平安時代。宮仕えなど女性もキャリアを磨いていた一方で、学問は女性には不要とされていた。そんな中、秘めた情熱と自らの知性や感性、たぐいまれな想像力、一人の男性・藤原道長への想いから、壮大で精ちな恋愛物語「源氏物語」を書き上げた紫式部。

自らの才能と努力で、変わりゆく世を生き抜いた彼女の愛の物語を、主演の吉高由里子、道長を演じる柄本佑ほか、豪華俳優陣の共演で紡いでいく。

キャラクター&キャスト

・紫式部/まひろ(吉高由里子)
平安時代、10世紀後半に京に生を受ける。藤原家の生まれだが裕福ではなく、父のもとで幼いころから文学の才能を発揮し、想像力と好奇心を育む。幼い頃に藤原道長と知り合い、引かれ合うも身分差に阻まれる。後に結婚するも死別し、一人娘を育てながら、のちに『源氏物語』として知られる長編小説を書き始める。書きつづった『源氏物語』は、道長のバックアップを受け、天皇や貴族の間で大ベストセラーとなる。

・藤原道長(柄本佑)
平安の貴族社会で、最高の権力者として名を遺した男性。名門、藤原北家に生まれ、兄の道隆、道兼の陰で目立たないが、どこか光るもののある青年貴族に成長。やがて、若くして政権の中心に躍り出る。まひろ(紫式部)とは幼いころに出会い、のちに「源氏物語」の執筆をバックアップし、后となった娘に学問を授けさせるために宮中に出仕させる。生涯離れることのできないソウルメイトとして、まひろと繋がる。

・藤原為時(岸谷五朗)
紫式部(まひろ)の父。藤原一門であるが、下級の貴族。裕福な生活とは縁遠かった。和歌や漢籍に通じる文人であり、まひろに文学の素養を授ける。

・ちやは(国仲涼子)
紫式部(まひろ)の母。不器用な夫を支え、豊かとはいえない暮らしの中でも、幼いまひろや弟の太郎を、愛情深く育てる優しい女性。

・藤原惟規(高杉真宙)
紫式部(まひろ)の弟で、幼名は太郎。勉学が苦手で、文学の才がある姉としょっちゅう比較されている。のんびり、ひょうひょうとした性格。

・藤原兼家(段田安則)
道長の父。藤原氏の中でも、名門中の名門。権力を得て政治のトップに躍り出ようと画策する。いずれは天皇の外祖父となり、栄華を息子らに継がせようと作戦を練る。

・時姫(三石琴乃)
道長の母。兼家の嫡妻。出世街道を突き進む夫を支えつつ、とりわけ三兄弟の行く末を思い、見守っている。

・藤原道隆(井浦新)
道長の長兄。兼家の嫡男。才色ともに優れており、上品さ、明るさをも兼ね備えた、申し分のない跡継ぎ。権力を弟たちではなく、息子に継がせようと試みる。

・藤原道兼(玉置玲央)
道長の次兄。兄の道隆にすべてがかなわず、父の愛情に飢えている。その苛立ちの矛先が道長に向くことも。紫式部(まひろ)との間には、ある因縁が。

・藤原詮子(吉田羊)
道長の姉。円融天皇に入内し、父の望みどおり皇子をもうける。その懐仁親王(のちの一条天皇)を溺愛、成人しても常に寄り添い、次第に宮廷での勢力を増していく。

・高階貴子(板谷由夏)
道隆の嫡妻。宮仕えの経験があり、はきはきした知的な女性。道隆のあとを継ぐ息子たち、そして天皇への入内が見込まれる娘・定子の教育に力を入れる。

・清少納言(ファーストサマーウイカ)
歌人・清原元輔の娘。才気煥発(かんぱつ)。一条天皇に入内した定子のもとに女房として出仕し、心からの忠誠を尽くす。『枕草子』は紫式部や道長にも影響を与えることに。

・安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)
陰陽師・陰陽寮に属する天文博士。並外れた占いの才能を持ち、常人にはない力があると畏怖される存在。天皇や貴族の生活はもちろん、政局にも大きな影響を及ぼす。

スタッフ

・語り
伊東敏恵アナウンサー
・作
大石静
・演出
中島由貴、佐々木善春、中泉 慧、黛りんたろうほか

その他

・「まだ間に合う!『光る君へ』」 2/12(月) 前9:25~9:55(NHK総合)