本日、松本潤さんが主演を務める2023年放送の大河ドラマ「どうする家康」(NHK総合ほか)の新たな出演者が発表されました!
松本さんに加え、岡田准一さん、有村架純さん、ムロツヨシさん、野村萬斎さん、阿部寛さんの出演が既に発表されていた本作。今回は、家康が直面する数々の困難と向き合い、「どうする?」と共に考える、個性豊かな「チーム家康」をご紹介します。
松本さん演じる徳川家康の紹介と合わせて、和気あいあいとした会見の模様もお伝えしていきます!
徳川家康…松本潤 ※大河ドラマ初出演
今川家に仕える。後に岡崎城主として独立、三河統一を果たす。 関ケ原、江戸幕府なんてかなり先の話。ナイーブで頼りないプリンス。臆病でまだまだ優柔不断なところあり。相手の気持ちを思いやり、 意見をよく聞くが、時に頑固。オタク気質なところあり 。理想と現実の間でいつも悩み、背負いたくない重荷を背負い、歩みたくない道を歩んでいく。天才や猛将たちに食らいつく中、 次第に才能を覚醒させていく。
■松本さんコメント
この「どうする家康」を作っていく中で、戦国オールスターズといいますか、たくさんの武将の方が出てくると同時に、チーム家康がどんな人たちでどういう風に描かれるか、がポイントになってきます。いよいよ始まるな、と私も興奮しております。
家康と共に天下統一までの遠き道のりを歩む仲間たち
宴会芸が特技の家臣団のリーダー、酒井忠次(さかいただつぐ)…大森南朋
人質時代も常に家康を心配し、自分の意見を控え、家康を守ることだけを考えている。個性派家臣団のまとめ役。家康の叔父。時に宴会芸を始め、場を盛りあげる気遣いの人。
■大森さんコメント
久しぶりの大河ドラマ出演で、前回出演した「龍馬伝」(’10年)は、幕末の話だったこともあり、「戦国もいいな」なんて思っていた時でした。しかも、主演が松本くんですし、「僕はこっちの方がいいな(笑)」なんて冗談ですが、思っております(笑)。
チームNo.1の武闘派で最強のサムライ、本多忠勝(ほんだただかつ)…山田裕貴
生涯戦うこと57回、かすり傷一つも負わないといわれる戦国最強武将の一人。男気があり義を重んじ、筋の通らないことは大嫌い。女性にはものすごい奥手。
■山田さんコメント
愛知県に住んでいた頃、徳川美術館に行ったこともあるので、ご縁を感じるな、と思っています。戦国最強の侍を演じるということで、アクションだけに限らず、本多忠勝をどう表現できるのかという課題を感じながら、みなさんと楽しく作っていけたら嬉しいです。
徳川家臣団のクールな貴公子、榊原康政(さかきばらやすまさ)…杉野遥亮 ※大河ドラマ初出演
文武に優れた若き武将。名門榊原家の生まれだが、次男のため自由気ままに好きに生きていたところを、家康にその才能を見いだされる。マイペースで、ちょっとひねくれた性格。
■杉野さんコメント
時代劇ということで、所作などの難しいこと、慣れないことをどうしようかという悩みがあります。ですが、企画書を拝見して、すごくワクワクするなと感じましたし、キラキラした松本さんの主演作に参加できることを嬉しく思っています。
明るく頭の回転が速い美少年、井伊直政(いいなおまさ)…板垣李光人
女城主直虎によって大切に育てられた井伊家の御曹司で、家臣団の新戦力として活躍。頭の回転が速く、 女性によくモテる。誰に対しても不遜な物言いをするのでトラブルが絶えない。
■板垣さんコメント
「青天を衝け」(’21年)では、徳川昭武(松平昭徳)を演じさせてもらって、今回は徳川家康に仕える家臣ということで、すごく不思議な縁も感じています。「お邪魔していいのかな」という気持ちもありつつ、期待と楽しみな気持ちでいっぱいです。
徳川ラブで明るく熱い忠義者、鳥居元忠(とりいもとただ)…音尾琢真
鳥居家代々の家訓に従い、人質時代から家康に付き添い、生涯を通じて主君を守り続ける徳川一筋の忠義者。 普段は不器用で明るい男だが、戦場ではスイッチが入ったように活躍する。
■音尾さんコメント
「龍馬伝」に出演した時は、ずっと剣の稽古を大森さんとしていたので、またご一緒できて何よりです。今回は、「天下獲るぞ!」という感じを、松本さんと作っていけるのは非常に嬉しいですね。徳川ラブは、主に”指ハート”で伝えていけたらと思います(笑)。
自称・三河で一番の色男、大久保忠世(おおくぼただよ)…小手伸也
戦場では勇猛果敢な活躍を見せるが、最近、髪が薄くなるのを気にしている繊細な男。 身なりに気を配り、「色男」を自称する。面倒見のいいみんなの兄貴。
■小手さんコメント
忠世は義に厚く、殿への忠誠は決して揺らがない男なので、その精神に則り座長としての松本潤さんを信じてただ付き従うのみです! ただ、他の家臣団が曲者、いや個性的な方々ばかりなので、果たしてどうなるのか? 役柄説明を読んだだけでもツッコミどころ満載で、もはや僕自身が「どうする⁉」みたいな日々が予想されるので、皆様どうかお手柔らかに…何卒、よろしくお願い申し上げます。
苦しい時こそ頼りになる男、平岩親吉(ひらいわちかよし)…岡部大 ※大河ドラマ初出演
いつもスマイル、正直でまっすぐな楽しい男。 幼少より家康に付き添い、苦楽をともにする。敵の懐に入るのが得意で、どんな任務も笑顔で引き受ける。 苦しい時には特に重宝する男。
■岡部さんコメント
平岩親吉は、とても実直で献身的に仕え、家康からも本当に信頼されていた人だと感じました。自分なりにしっかりと、その関係性を表現できるように頑張ります。そして家臣団のムードメーカーとして、苦しい場面でも明るく家康を支えていきたいと思います!
ケチケチ倹約作戦で三河を守り抜く、鳥居忠吉(とりいただよし)…イッセー尾形
家康不在の岡崎城の留守を預かり、今川家の目を盗み、質素倹約で金銀食料を貯め込み、松平家再興を支えた長老。老齢のためか、時々、何を言っているのか、よくわからない。元忠の父。
■イッセー尾形さんコメント
戦乱のまっただ中にあって、質素倹約というちょっと時代とズレた信念を貫くジイさんを愛情を持って演じたいです。完全無欠からは程遠い男ですが、家康を後押しする気概は人一倍あると思います。そんなこんなで体当たりで取り組みたいと思っています!
激動期の家康を支えた二代将軍・秀忠の母、於愛の方(おあいのかた)…広瀬アリス ※大河ドラマ初出演
読書好きで極度の近眼。そのユーモラスな行動が、周囲に癒やしを与える。ガマンが続いていた家康の心に明かりを灯す、愛深き姫。実は夫を戦乱で亡くし、幼子を連れて側室となった苦労人。
■広瀬さんコメント
於愛の方については授業で習って知っていたのですが、私の地元とゆかりのある役で、とても縁を感じております。
忍者ではないが忍者の代表、服部半蔵/正成(はっとりはんぞう/まさしげ)…山田孝之
先祖が忍びの郷・伊賀出身なので、忍者とよく間違えられる。 本人は武士と思っている。そんな自分にプライドが持てず、人づきあいが苦手。命ぜられて伊賀忍者を使い、あれこれと詮索活動をするも時々失敗する。
■山田さんコメント
今回の出演者の中で一番難しい役だと思うのですが(笑)、忍者のような気がするけど、でも忍者じゃない…という絶妙な塩梅を、長年で培ってきたテクニック全てを注ぎ込んで演じたいです。普段から親交の深い松本さんとやっと共演できて嬉しいのですが、多分、彼の方が喜んでいると思います(笑)。
どんな難問も一刀両断のザ・交渉人、石川数正(いしかわかずまさ)…松重豊
酒井忠次同様の古参の家臣で、家康が最も信頼する常識人。カミソリのような切れ味鋭い頭脳の持ち主で、遠慮なく正論を進言する。外交役も務め、戦国武将と渡り合う度胸の持ち主。
■松重さんコメント
歴史番組に出演させていただいている身として、この石川はとても面白い人物です。後々、徳川から出て行って、秀吉の元に行ってしまう人なので、「この家臣団にいながらどうなってしまうのかな?」と、脚本を務める古沢(良太)さんの手にかかると面白い本になるんだろうな、と歴史好きとしてもとても興味深いです。
新着! ”チーム家康”発表会見リポート
――「チーム家康」が一堂に会するのは初めてということですが、顔を合わせてみていかがですか?
松本「いよいよ始まるな、という感じです。先ほどご挨拶した時に、南朋さんと音尾さんから今回の食事係を頼まれまして…(笑)。長丁場になりますし、みなさんにどれだけ美味しいものをプレゼントできるかということを考えて取り組みますので、私のギャラは全てそこにいきます(笑)。ただ本当に、”食”は大事だと思うので、スタッフの方も含めて、みなさんが楽しく過ごせるように、できる限りお世話をさせていただきます」
――バラエティー豊かな家臣たちが揃いましたが、一番頼りになりそうなのは誰ですか?
松本「やはり、徳川家臣の中でも特にベテランのお二人、南朋さんと松重さんじゃないでしょうか。芝居の面でもたくさん支えていただけたらと思っています」
大森「できるように頑張ります。その覚悟で、本日、馳せ参じて参りましたので(笑)。先輩(松重さん)も、よろしくお願いします」
松重「食事係が松本さんって決まったら、後はもう楽だよね(笑)。食事を中心に人は集まってくるから、食べながら和気あいあいとできるので、大丈夫じゃないですか?」
――「チーム家康」を演じるみなさんが、家康に対して持っているイメージなどあれば教えてください。
大森「頭のいい方ですよね」
山田(裕)「『鳴くまで待とうホトトギス』というくらいなので、辛抱強い方なのかなと」
杉野「敵わないな、と思いますね。頭の良さや懐の深さも含めて、そう感じます」
板垣「血気盛んな人が多い時代でも、すごく先のことまで読めていた方なんだろうなという印象です」
音尾「僕の中で徳川家康は、松本潤そのものです(笑)。眉毛の太さからしても…、(松本さんを見て)あれ? 徳川さん?(笑)」
広瀬「誰もが知っている人物、ですね」
山田(孝)「歴史に詳しくないので、今回、松本さん演じる家康が『徳川家康』だと思って、これから生きていきたいと思います」
松重「260年という長きにわたる政権を作り上げたことが、今でいうSDGs、サスティナブルの先駆けですよね。もちろん、一人の力ではないと思いますが、周囲を束ねて組織を作り上げていった威力のある人物として、一番興味があります」
――この家臣たちを束ねる家康を、松本さんはどのように演じていきたいと思っていますか?
松本「”タヌキおやじ”と言われているイメージを持っていましたが、それだけではなく『時代に翻弄された”か弱きプリンス”が仲間たちの力を借りて、戦国時代をいかに生き延びて江戸という大きな時代を作っていくのか』という部分をしっかり描けたらと思います。視聴者のみなさんに、『こんなチームあったらいいな』と思ってもらえるようなチーム作りを心掛けていきます。戦国オールスターズと共に、どういう風に乗り越えていくのか、楽しみならが演じたいですね」
――先ほどのお話で、松本さんが食事係とのことですが、食事の大切さを感じられての提案ですか?
松本「そうですね、胃袋を掴んでおくとチーム感は作りやすいかな、と思うので(笑)。実は先ほど、『殿、腹減りました!』というようなことを冗談で言われたので(笑)、その話になった感じです。食事係は、基本的に僕が担当しますが、みなさん当番制で回って来ると思います!」
――そんな食事係の松本さんにリクエストしたい食べ物など、チーム家康の皆さんのご意見をお聞かせください。
松本「そうですね、これ、大事ですね! やっぱりみなさんの好みを聞いておいた方が、スタートダッシュできるのでぜひ、教えてください(笑)」
松重「これ、どういう会見?(笑) カレーかな?(笑)」
山田(孝)「好き嫌いなく何でも食べるのですが、『この世の中、四つ足の肉を食べ過ぎじゃないか?』ということを殿に提案して、バランス重視で」
広瀬「揚げ物が食べたいです。カツでも、天ぷらでも…あと麺類と、お米も好きです。とにかく美味しいものが食べたいですね」
音尾「私は北海道(出身)なので、ジンギスカンをぜひ。ジンギスカン鍋に乗せた状態でのケータリングでお願いします。”松本潤”ならできると思いますので(笑)」
板垣「僕は、ラーメンと餃子があれば嬉しいです」
杉野「すっごく愛情のこもった野菜。なかなか食べる機会も少ないので…」
山田(裕)「野菜とキノコとお魚、マグロとかいいですね。あとは、お肉とお米と…」
大森「うなぎがいいですね」
松本「ありがとうございます。献立を考えさせていただきます!」
――ちなみに、杉野さんと広瀬さんは大河ドラマ初出演となりますが、意気込みや役への思いを聞かせていただけますか?
杉野「すごく緊張しています。でも、台本を読んだり、皆さんとお会いすることで、楽しみという気持ちの方が大きくなりました。所作や馬の稽古など、ストイックに挑ませていただきます。あまり詳しくないですが、『榊原康政は本当は小心者だったりするのかな? 裏表があって面白い人だったりするのかな?』と想像しています」
広瀬「役者をしている上で、大河ドラマや朝ドラに出演したいという憧れがあったので、素直に嬉しかったです。顔が濃いので『時代劇はご縁がないのかな?』なんて思っていたのですが、『於愛の方は、自分にすごく合った役なのかな』と、これから勉強して、愛情を持って全身全霊で演じていきます」
――最後に、静岡県民にとって徳川家康は非常に親しみやすい人物もあるので、松本さん、そして静岡県出身の広瀬さんから、地元のみなさんにメッセージをお願いします。
広瀬「東海地方が必ず盛り上がる作品なので、すごく光栄に感じております。この後、地元のみんなに連絡します(笑)」
松本「僕の親友が先日、浜松城に行ったそうで、駅前でさえも盛り上がりがすごかったと聞きました。僕たちはまだ撮影前で、地元の方にお会いできていないですが、非常に盛り上がっていると聞いてとても嬉しく思っています。同時に、みなさんの愛する徳川家康という人物をしっかり演じなければいけない、と感じています」
――ありがとうございました!!
「どうする家康」放送情報
NHK総合ほか
23年スタート