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TVガイドみんなドラマ編集部
2021.12.27
🎤永山瑛太インタビュー「龍馬さんの力をお借りして演じたので、不安はありましたが、怖いものはありませんでした」――正月時代劇『幕末相棒伝』主演に聞く!(1)
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幕末、大政奉還目前の京を舞台に、敵同士の坂本龍馬と土方歳三が、将軍暗殺未遂事件の真相を探るため手を組み、西郷隆盛や桂小五郎、岩倉具視ら幕末の人物たちを相手に探索を繰り広げる物語「幕末相棒伝」が1月3日に放送されます。ときに対立しながらも協力し合って真犯人を追い、やがてお互いに認め合っていく“相棒”を演じた坂本龍馬役・永山瑛太さんと土方歳三役・向井理さんのお二人に、物語の見どころや互いの印象を伺いました!

こういう坂本龍馬像もあるんだな、と。それを自分が演じることで新たに生まれるものもありました

──まず、坂本龍馬を演じられての率直な思いをお聞かせください。

「最初にお話を頂いた時、俳優にとって坂本龍馬を演じることに対しての重圧というか不安みたいなものは正直ありましたが、とにかく自分なりの解釈のもと、楽しく明るく元気に自分が坂本龍馬を演じることができたらいいなと思いました。命がけで日本を変えようとした人物を演じるわけなので、屈しない心を最後まで持ち続けようと思いながら、現場の皆さんの手助けと、そして監督の先導のもと、最後までどうにか乗り切ることができたなという感触ですね」

──演じる上での不安というのは、具体的にはどのようなものだったのでしょうか?

「どんな作品でも不安はつきまとうものなんですけど、その不安が大きければ大きいほどバネのような、負荷がかかればかかるほど跳ね返す力が強くなるといいますか、なので演じる上では計算はあまりしないでおこうとは思っていたんですけど、やっぱりどうしても不安みたいなものはあるんですよね。そこで監督がすごく背中を押してくれた部分と、しっかりと僕のことを精神的にケアしてくださったので、どんどん自信に変えていきたいなというつもりでやっていました」


──土橋章宏さんによる脚本を読まれての第一印象は?

「坂本龍馬と土方歳三が一緒に行動するというような設定は今までに聞いたことがないですし、たくさんの記録や史実がある中で、どういうふうにその設定の面白さを表現していけるのかをまず思いました。また、出会ってから少しずつ龍馬と土方が信頼していくさまというか、距離がどんどん近づいていく部分の具体的な描写が脚本にはなく、そこは自由に演じていいよと、どこか役者に託されているような気持ちになりました。なのであまり決めつけずに、現場で感じた思いを大事に演じましたが、それができたのは、この脚本だったからだなという気がします」

──コメディー時代劇の名手といわれる土橋さんならではの龍馬も描かれているように思います。

「台本に書かれているコメディー要素がある部分は、最初に読んだ時から面白くて、そういう坂本龍馬像もあるんだなと思いました。そういったシーンを自分が演じていく中で、このドラマの坂本龍馬だったらこういう言動をするんじゃないかとか、新たに生まれてくるものがあるんですよね。誰もが知っている日本の幕末のヒーローを演じる上でのプレッシャーも、もちろんありました。でも、永山瑛太が演じる坂本龍馬っていうのはこういう人物ですというのを、自分自身が本当に楽しんでいれば、視聴者の方も楽しんでいただけるんじゃないかと信じて、元気に明るく、シンプルな感情に基づいて演じられたと思います」

アクションというものに対して、どんな要求にも応えられるような肉体を常に準備しておかなくてはいけない

──監督の堀切園健太郎さんとは、どのような対話をされましたか?

「監督からは、思いっきりやってほしいと言われました。その結果、どんな坂本龍馬になったかというのは、見てくださった方それぞれが感じてもらえれば良いと思います。ただ、演者としては自分の中で衝動として起きてくるものを大事にしたいと思うんです。今までたくさんの方が演じられてきた龍馬さんのイメージや史実を、一回ゼロにして、“永山瑛太の坂本龍馬、それは一体何なのか?”というところを大事にしたいなと。やっぱりそういう気概を持っていないと偉大な龍馬さんに跳ね飛ばされるぞという思いでした。あと、コミカルな場面だから笑いを求める芝居をするということではなくて、一生懸命演じることによって笑っていただいたり、真剣に何かを人に伝えようと懸命に演じていれば、必ず視聴者の方に伝わるものがあるということを信じたいです。『我が成す事は我のみぞ知る』という龍馬さんの言葉があるんですけれども、この言葉は最後まで自分の核となったものですね。もちろん揺らぐことはあるんだけど、軸はぶらさないというか、絶対にその核の部分は曲げないぞというつもりで、本当に一生懸命集中して演じ続けたという感じですかね」

──走ったり乱闘したり大ジャンプしたりなど、体を張ったシーンも多かったですね。

「基本的に僕は、撮影で怪我をして使い物にならないような状態になっても、それは本望だとどこかで思っていて、いつも命がけでやっています。ちょっと格好つけて言っていますけど(笑)。でも小さい頃から見ているジャッキー・チェンさんの影響もありますし、やっぱりアクションというものに対して、どんな要求にも応えられるような肉体を常に準備しておかなくてはいけないと思うんですよね。だから龍馬さんを演じる上で、何も怖くなかったっていうのは正直あったんです。高い所から飛ぶとか、炎天下の中で走って逃げるシーンだとか。砂利や石がたくさんあって足がものすごく痛かったんですけど、何回も走って走って、最後まで倒れずに走り抜くという根性を監督に見せられたので、それが画面に映っていたらいいなと、命がけでやりました」

──坂本龍馬を演じることによって生まれた覚悟、といったものでしょうか。

「そうですね。このドラマは2日の間に起こった話なんですけれど、龍馬さんはそのたった2日間の中でどんなふうに命がけで生きているか、ということを描いた作品でもあると思っていて。だから、僕が『足が痛い』とか『暑い』とか言っているような、そんな生ぬるいことではいけないと思っていました。命がけで生きる龍馬さんの力を借りながら演じたので、もちろん初めのころ少し不安というものはありましたが、途中からは怖いものはなかったですね」

向井くんって本当にどっしり安定していて、器の大きい人。僕はまだまだいろんな意味で不安定なんです

──土方歳三役として共演された、向井理さんの印象についてお伺いしたいです。

「向井くんとは2度目の共演なのですが、ここまで深くお芝居をやるのは初めてでした。最初の顔合わせの時から、もう土方になっているのか、普段の向井理くんがこういう人なのか、どこかベールに包まれているような、少し近寄りがたいオーラを放っていたので、そこの距離感みたいなものが今回の作品にとってはすごく効いたんじゃないでしょうか。もちろん待ち時間などは多少の世間話はするんですけど、やっぱり一定の距離感を保ちながら、お互いがお互いの役を全うしていくというような二人の関係性であって。でも僕が坂本龍馬を演じる上で、いろんな所に飛び込んだり突っ込んだりしてしまうような言動に対しての、しっかりとした受けの芝居をしてくれたので、すごく僕は安心して龍馬を思いっきり振り切って演じることができた感じですね」

──久しぶりの共演で、あらめて今回、刺激を受けたことは?

「向井くんって安定しているんですよね。見た目も中身もそうですし、僕はまだまだいろんな意味で不安定なので、なんか本当に器の大きい人だなと。無理しないというか、マイペースな感じがすごく印象的でしたね」


──土方と坂本は今でいう同学年で、向井さんと永山さんも同い年ですよね。当時の二人の空気感を想像したりは?

「例えば京の町中から郊外の岩倉邸に向かっている時とか、長距離を二人でずっと歩いているんですけど、ドラマではただ歩いている場面なんかカットされるわけじゃないですか。実際はもう何時間という山道とか険しい道を男二人で歩いているわけですよね。なんかそういうところに二人ならではのドラマがあったんじゃないかな、という気がします。そんな何気ないシーンでも、龍馬と土方ならではの空気感みたいなものが出せればと、僕らなりのアイデアを出して演じてみた場面があるので、それをご覧いただければ、と思います」

──劇中で『ニッポンの夜明けが来るぜよ』と有名なセリフを叫ぶシーンがあります。どのような思いをもって撮影に臨まれましたか?

「どうしても今は誰かが何かに対して叩いたりだとか、否定したりということが多いような気がしていて。本当の日本の夜明けっていうのは、僕の解釈ですけど、人々に光とか希望みたいなものを教えてくれる先導者が必要なんじゃないかなと。その光や希望を信じる人がどんどん増えていって、今の日本全体が明るくなっていけばいいな、という思いを込めました」

──最後に、2022年に向けてトライしたいことや抱負があれば教えてください。

「2021年はわりと目まぐるしくて、初めて監督をやらせていただいたり、カメラマンとして写真集を出させていただいたりと、俳優とは別の仕事を経験するチャンスがあって、自分のやりたいことにいろいろチャレンジできた、すごく充実した1年でした。2022年は、一つ一つの作品に対する気持ちもそうですし、人に対してもそうですし、じっくり焦らず丁寧にやっていきたいな、と。自分自身は空っぽの器みたいなものなんです。役を演じるときにやっと色が変われるという気がしていて。そこをもっと楽しめればいいかなと思います。なので、2022年はもう一回原点に戻って、俳優・永山瑛太としての確固たるなにかを自分の中で作っていきたいな、という気持ちです」


――ありがとうございました!
 

永山瑛太(ながやま えいた)

1982年12月13日生まれ。東京都出身。2001年、「さよなら、小津先生」(フジテレビ系)で俳優デビュー。2003年の「WATER BOYS」(フジテレビ系)で注目を浴び、以降数々の作品に出演。20年1月、瑛太から現在の名前に改名。近年の主な出演ドラマは「ハローハリネズミ」、「リコカツ」(ともにTBS系)、大河ドラマ「西郷どん」(NHK)など。

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正月時代劇「幕末相棒伝」

NHK総合 2022年1/3(月) 後9:00~10:29

 
撮影 蓮尾美智子
文  TVガイドみんなドラマ編集部
 
 

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