警視庁アウトサイダー テレビ朝日系 毎週木曜 後9:00~後9:54

西島秀俊が元マル暴刑事に! 濱田岳&上白石萌歌と巨悪に立ち向かう

加藤実秋の同名小説を、西島秀俊の主演で連続ドラマ化。見た目が極道の元マル暴刑事・架川英児(西島)が、一見非の打ちどころがないが大きな秘密を抱えたエース刑事と、安定した就職先として警察を選んだ新米刑事と手を組み、互いを利用しながら難事件を解決していく。
あるトラブルから所轄に左遷され、本庁への返り咲きを望む英児。そんな彼に秘密を察知され、密約を交わして協力することになる蓮見光輔を濱田岳、実は父親が警視庁副総監だが、成り行きで刑事になってしまった新人・水木直央を上白石萌歌が演じる。それぞれが背負っていた過去が明らかになるにつれ、物語はやがて壮大な復讐劇へと展開する。

【キャラクター&キャスト】
・架川英児(西島秀俊)
桜町中央署刑事課の警部補。警視庁組織犯罪対策部、いわゆる“マル暴”の刑事だったが、あるトラブルに巻き込まれ、所轄の刑事課に左遷された。サングラスにダブルのスーツを着こなし、見た目は極道そのものだが、血を見るのが苦手。時には組織のルールを破りグレーな手段に出ることもあるが、人情に厚く世話焼きな面もある。本庁への復帰を強く望み、そのために光輔と手を組む。

・蓮見光輔(濱田岳)
桜町中央署刑事課のエース。頭が切れ、冷静沈着で推察力も高い上に人当たりも柔らかい、まさに非の打ちどころのない刑事。刑事になった背景には誰にも言えない大きな秘密があり、本来の人格をひた隠すため、常に穏やかな笑みを携えている。英児に秘密を感づかれ、彼の上層部への点数稼ぎに協力するという交換条件をのみ、タッグを組むことになる。英児と直央を操る、司令塔的な存在。

・水木直央(上白石萌歌)
桜町中央署刑事課の新人刑事。もともとは事務職志望で、安定した公務員になりたくて入庁したため、刑事課の仕事には乗り気でない。遠慮なくものを言い、裏表がなく、感情だだ漏れで憎めないタイプ。幼少期に両親が離婚し、母と2人暮らし。実父は警視庁副総監だが、周囲には伏せられている。英児や光輔と捜査に臨むうち、刑事としての使命が芽生える。

・仁科素子(優香)
桜町中央署鑑識係のエキスパート。警部補。無口で他人とあまり関わりを持とうとしない、一匹おおかみ。協調性はゼロだが、鑑識としての腕は超一流。職人かたぎで集中力が高く、常に的確な仕事をする。英児に弱みを握られているのか、何かにつけて呼び出され、グレーな仕事をさせられる。

・藤原要(柳葉敏郎)
警視庁組織犯罪対策部・暴力団対策課の警部。英児の元上司で、あるトラブルに巻き込まれ辞職に追い込まれそうになった英児を、所轄への左遷で収めてくれた恩人。長年、組織犯罪撲滅に尽力してきており、英児が絶対的な信頼を寄せる人物。面倒見がよく温厚な人柄だが、人間としての“すごみ”がにじみ出ているせいか、やんちゃな暴力団員も彼の前ではおとなしくなる。

・有働弘樹(片岡愛之助)
警視庁副総監。直央の父。警察官だった直央の母・真由とは長野県警時代に結婚するも、直央が幼い頃に離婚。今も直央に愛情を注ぐ子煩悩。過去に同僚を暴力団員に殺されかけたことがあり、以来、組織犯罪撲滅という思想に取りつかれるように。同じ志を持つ衆議院議員の雄一のことを全力で支援している。

・小山内雄一(斎藤工)
与党所属の衆議院議員。2代続く国会議員の家に生まれ、祖父も父も警察官僚から代議士となった“警察族”。東大法学部を卒業し警察庁に入庁。地元・長野県警の組織犯罪対策課で経験を積んだ後、政界に進出した。反社会勢力の撲滅をスローガンに掲げる若手のホープで、カリスマ的な魅力を持つ。英児が左遷されるきっかけとなったトラブル、ひいては光輔が隠し続ける恐ろしい秘密にも深く関わっているらしい。

【スタッフ】
・原作
加藤実秋「警視庁アウトサイダー」シリーズ(角川文庫)
・脚本
髙橋泉
・主題歌
山下達郎 「LOVE’S ON FIRE」(WARNER MUSIC JAPAN)※アルバム「Ray Of Hope」収録曲