米倉涼子演じる“異色・孤高・反骨の天才外科医”大門未知子が、一切の妥協を許さず突き進む姿を描いた医療ドラマの第7シリーズ。最新作では、100年に一度のパンデミックで新局面を迎えた日本最高峰の大学病院・東帝大学病院を舞台に、未知子が新たな戦いへと身を投じていく。
その戦いで未知子の最強の敵となる、内科部長兼院長代理の蜂須賀隆太郎を演じるのは野村萬斎。蜂須賀は元外科医で超完璧主義者。東帝大が感染治療と内科を最優先する方針を採る中、薬治療とケミカルサージェリーを軸にした内科主導の組織変革をもくろむ。そして未知子のオペの技術をも、内科の実験的先進医療の道具として利用しようとする。
【キャラクター&キャスト】
・大門未知子(米倉涼子)
大学病院の医局に属さず、「神原名医紹介所」に所属しながら病院を渡り歩くフリーランスの外科医。医師免許不要の雑用は一切引き受けず、院内の権力闘争にも無関心。報酬は桁違いに高いが、外科医としての腕は超一流。趣味・特技が手術で、手術以外のことにはもっぱら弱い。船医、軍医まで経験したといううわさもあり、意外なところに人脈を持っている。以前、後腹膜肉腫を患い余命3カ月と診断されたが、奇跡の生還を果たした。
・蜂須賀隆太郎(野村萬斎)
東帝大学病院の内科部長兼院長代理。完璧主義者。もともとは外科医だったが、100%のオペができない自分を許せず、内科医に転科した。100年に一度のパンデミックによって院内で発言力を増し、内科部長に躍進。「医療現場の進化」を求め、内科主導の組織変革をもくろむ。常にクールで、自分に歯向かうものは切り捨てる男。未知子のオペの腕を、内科の実験的先進医療の道具として利用しようとする。
・城之内博美(内田有紀)
「神原名医紹介所」に所属するフリーランスの麻酔科医。シングルマザー。帝都医科大学付属第三病院に勤務していた頃に未知子と出会い、フリーに転身。未知子とは軽口をたたき合いつつ、公私ともに信頼関係を築いている。かつて局所進行膵がんを患い、一度は死を覚悟したが、未知子により命を救われた。
・加地秀樹(勝村政信)
東帝大学病院の外科副部長。“腹腔鏡の魔術師”と呼ばれるほど腕がいいが、金には汚い。肩書や権力よりも金を選んだため、同期よりも出世は遅い。未知子の手術に協力したせいで帝都医科大学付属病院の高松第24分院に左遷されるなど、数々の迷惑を被ってきたため、未知子を“デーモン”と呼んで疫病神扱いする。
・大間正子(今田美桜)
東帝大学病院の看護師。幼い弟たちを養うため、青森の実家に仕送りをしており、新人時代は内緒で他病院の夜勤やガールズバーのアルバイトもしていた。だが、尊敬する「日本看護師連合会」の名誉会長・三原雅恵の手術を手伝った際、未知子からも認められ、仕事を看護師一本に絞ることを決意。看護師としてさらなる高みを目指す頑張り屋。
・神原晶(岸部一徳)
「神原名医紹介所」の所長。未知子が師匠と慕う存在。元外科医だが、過去に医師免許をはく奪されているなど、謎の多い男。大学病院の内情にも詳しく、営業に余念がない。趣味は麻雀。過去に手術適応外の重病に侵されるも、未知子のオペによって命を救われた。
・海老名敬(遠藤憲一)
東帝大学病院の外科部長。蛭間をはじめ権力者たちにひたすら尽くす、卓越した“御意力”を持つ。蛭間に解雇処分を受けたが、今も蛭間への絶対服従は不動。その一方で、真摯に病気と向き合う未知子に土壇場で共感してしまい、策略を台なしにすることが多々ある、憎めない存在。
・蛭間重勝(西田敏行)
東帝大学病院の外科分院長。表向きは温和だが、逆らう者はバッサリと切り捨てる冷血漢。未知子に対して、積年の恨みを抱いている。医療界のトップに君臨するのが夢。一時は東帝大学病院病院長の座をボストンハーバード医科大学のマッカトニー教授に奪われた上に、解雇されてしまったが、その後も虎視眈々と病院長復帰の機会を狙い続け、外科分院長として東帝大学病院に返り咲く。
【スタッフ】
・脚本
中園ミホ
・主題歌
Ado「阿修羅ちゃん」(Virgin Music)