有翡(ゆうひ)-Legend of Love-(原題:有翡) 第11回~第20回 衛星劇場 毎週水曜 後9:10~11:00
※2回連続放送

第11回「咲く花 枯れる花」【2022/2/16(水)後9時10分~ 放送】
ようやく謝允と合流し、県令の屋敷から逃げ出した周翡だが、枯栄手の気が体内で暴れて身動きが取れなくなってしまう。一方、段九娘は愛する李徵の死の原因が自らにあると悔やみ、因縁の敵である地煞の荘主たちを倒そうと1人で立ち向かっていた。そこへ「道徳経」の力で気を融合させることに成功した周翡が駆けつける。その戦いぶりを目の当たりにした段九娘は、周翡こそが枯栄手の継承者だと認め、ある決断を下すのだった。

第12回「厨房の尋ね人」【2022/2/16(水)後10時5分~ 放送】
周翡と謝允は華容を離れ衡山に到着する。町に唯一の客舎に身を寄せ段九娘が来るのを待っていると、別の客の話から、段九娘が沈天庶に殺されたことを知る。周翡が心を痛めていると、青龍主の配下の殷沛が来た。父親の敵を捜して何度もこの客舎を訪れていると言う。殷沛と手下の九龍叟の傍若無人な振る舞いに、周翡は怒り心頭に発する。一方、四十八寨へ向かう白先生と呉楚楚の所に、李当主の使いを名乗る男が現れ、楚楚を連れていこうとする。

第13回「前朝の皇帝」【2022/2/23(水)後9時10分~ 放送】
青龍主の旗を折り、香を消してしまった謝允。一方、李晟と沖霄は欲に取りつかれた沖霄の師弟、封無言に追われ八卦陣の中へと逃げ込んだ。間一髪の状況ながらも沖霄は陣の進み方を李晟に伝授する。三春客舍では青龍主 鄭羅生がまもなく来るため、誰もが守りの準備に追われていた。そんな中、周翡は呉楚楚から謝允のこれまでの人生を聞かされる。謝允の本当の名は蕭川。前朝の皇子として生まれたが赤ん坊の頃、反乱に遭い故国を失っていた。

第14回「若き日の過ち」【2022/2/23(水)後10時5分~ 放送】
地下道に潜む周翡たちに、紀雲沈は若き日の話を聞かせる。北刀の関鋒に師事していた紀雲沈は、名を上げて門派を再興させるため、山川剣の後継者である殷沛の父 殷聞嵐に戦いを挑んだのだった。挑戦を拒まれた紀雲沈は息子を人質にして殷聞嵐を呼び出す。しかし2人の戦いのさなか、殷家は何者かに襲われていた。紀雲沈を罵る殷沛に、謝允は真の敵を討つべきだと諭す。一行の前に青龍主が現れるが、謝允の口から出たのは驚くべき言葉だった。

第15回「南北刀をつなぐ者」【2022/3/2(水)後9時10分~ 放送】
洞窟では、呉楚楚が段九娘と周翡が手合わせしたときの記憶を頼りに枯栄手の技を描いていた。枯栄手を後世に残したいと考えたのだ。山の外から銅鑼の音が聞こえてきた。青龍主たちが迫っていると知った謝允は、皆に洞窟を出るよう勧めるが、紀雲沈は青龍主を殺すべきだと言い、「廃した武芸の能力を取り戻すまで、時間稼ぎをしてほしい」と周翡に協力を求める。そのうえで文闘という方法を使って北刀の断水纏絲を伝授したいともちかけた。

第16回「復活の時」【2022/3/2(水)後10時5分~ 放送】
周翡は紀雲沈から文闘で北刀の断水纏絲を伝授されていた。謝允たちは洞窟の入り口を塞ぎ見守っていたが青龍主の配下たちに居所を突き止められてしまう。やがて青龍主・鄭羅生が現れ、周翡と紀雲沈も目を開いた。北刀をも取り入れた周翡の進歩の早さに圧倒された鄭羅生は周翡を始末しようと攻撃する。鄭羅生はかつて殷聞嵐夫人の物であった護身衣、暮雲紗を身に着けていた。謝允は海天一色を話題にし、鄭羅生の動揺を誘う。

第17回「劇団の主」【2022/3/9(水)後9時10分~ 放送】
李晟の機転で谷天顕たちから逃れた呉楚楚は、そのまま李晟と四十八寨へ向かうことに。一方、周翡と謝允は衡陽に到着。ただ一人周翡を救うことができるという内力の持ち主・霓裳夫人の行方を捜して奔走する謝允だが、周翡の具合は悪くなるばかり。ようやく霓裳夫人を見つけるも、すげなく断られてしまう。同じ頃、地煞山荘の大荘主 沈天庶も衡陽に到着していた。沈天庶は霓裳夫人が率いる歌劇団・羽衣班を狙い、次々と配下を殺めていく。

第18回「二流の達人」【2022/3/9(水)後10時5分~ 放送】
周翡と謝允の後をつけて、霓裳夫人の居場所を捜し当てた沈天庶は、海天一色について夫人を問い詰める。夫人は羽衣班に危害が及ぶのを恐れ、海天一色は巨大な宝物であると明かす。霓裳夫人にもらった薬のおかげで回復した周翡は、訪れた茶楼で講談を聞いた。語られていたのは、南刀の継承者である侠女が活躍する武勇伝だった。その頃、衡陽の町を一人で散策する李妍も南刀李徴についての講談を聞き、自分は李徴の孫だと思わず叫んでしまう。

第19回「南刀の名に懸けて」【2022/3/16(水)後9時10分~ 放送】
李妍を南刀の継承者だと思い込む楊瑾だったが行脚幇の徐舵主に勘違いであると知らされ、本物の継承者である周翡を訪ねに羽衣班の滞在場所、樵雲居へと向かう。門前でにらみ合う羽衣班と行脚幇。徐舵主と楊瑾は李妍の腕輪を見せ、挑戦を受けるよう周翡に迫る。楊瑾は擎雲溝の主で断雁十三刀の使い手だった。周翡は挑発に乗ることなくその場を去るが、ひそかに楊瑾たちを追って李妍の居場所を探る。李妍は大事な人質としてもてなされていた。

第20回「勝負の行方」【2022/3/16(水)後10時5分~ 放送】
楊瑾に挑まれた勝負を受けようとする周翡。しかし彼女の弱った体を案ずる謝允は、断雁十三刀の速さと強さには太刀打ちできないと周翡を説得しようとする。それでも周翡は南刀の継承者として楊瑾に勝つために秘策を練っていた。勝負の日、周翡は霓裳夫人に刀を借りる。霓裳夫人の脳裏をよぎるのは、かつての好敵手 李徵と殷聞嵐の姿であった。一方、追っ手から逃れて四十八寨へ向かう李晟と呉楚楚は立ち寄った町で狼藉者に襲われる。