美しい彼 第1回~最終回 MBSテレビほか 毎週木曜 深0:59~1:29

第1回【2021/11/18(木)放送】
うまく言葉が伝えられない「吃音症」に悩んでいた、高校3年の平良一成(萩原利久)は、幼い頃から周囲に馴染めず友達がいない。両親が買ってくれたカメラで、何気ない日常を写しては、自分の人生に半ば諦めを感じていた。
そして迎えた、高校最後のクラス替え。いつも以上に緊張してしまった平良は、自己紹介で自分の名前が言えなくなってしまうが、絶妙なタイミングで同じクラスの清居奏(八木勇征)が入ってきたことにより、クラスの空気が一変。偶然にも清居に助けられる。クラスの最底辺の平良は清居たちのグループのパシリにされてしまうが、平良はそれ苦と思うどころかむしろ嬉しく思っていて―。
実は、清居を一目みた瞬間から平良は強烈に恋に堕ちていたのだった。クラスの中心人物の清居は内緒である夢を追っていたが、平良に気づかれてしまい「2人だけの秘密」ができる。それに浮かれる平良だったが、この感情はいったい何なのか、自分でも分からなくなっていた。 純粋でまっすぐな“初恋”がはじまりを告げる。
「目が離せない。なんて……なんて……美しいんだろう。」

第2回【2021/11/25(木)放送】
清居(八木勇征)への気持ちが「恋」だと気づいた平良(萩原利久)。もうすぐ夏休みとなり、会えなくなってしまう…そんな寂しさを感じていた矢先、清居と城田(坪根悠仁)や三木(櫻井健人)らが平良の家に来ることに。そして「2人だけの秘密」を守っているか清居に問われた平良は、部屋で2人きりという状況に、ドキドキが止まらない。一方、城田の提案でクラス女子たちと庭で花火をすることになり、案の定パシリにされ買い出しに走る平良だったが、そこに現れたのはまさかの清居で…。ひょんなことから2人きりの、熱く甘酸っぱい、夢のような時間を過ごすことになり―。
「イケメンだろうが美女だろうが関係ない。誰を見ても、清居以外にアンテナは反応しない。こんな気持ちは清居にだけだ。」

第3回【2021/12/2(木)放送】
夏休みが終わり、清居(八木勇征)のコンテスト当日を迎えた。平良(萩原利久)はクラスメイトたちと応援に行った帰りに、いつものファミレスで打ち上げを行うことに。
しかし、コンテストの結果を受けて、学校ではある変化が起こっていた。清居は城田(坪根悠仁)たちに空気のように扱われはじめ、しまいに教室のヒエラルキーが変わる“ある事件”が勃発する。
そして、ついにやってきた高校最後の日…。会えるのが最後になるかもしれないと、自分の瞳に、胸にキングを焼き付けたい平良に、清居との最後の時間、衝撃の展開が待ち受けていた。
「清居くんは……俺にとっての一番だ。誰とも比べられない。特別だ。」

第4回【2021/12/9(木)放送】
大学で写真サークルに入った平良(萩原利久)は、小山和希(高野洸)と出会う。小山のおかげで、平良に対する侮蔑や揶揄はすっかり消え、平穏な大学生活を送っていたが、高校卒業以降、憧れのキング・清居(八木勇征)と会えない日々に、平良は虚しさを抱えていた。
ある日、テレビに映る清居に、平良が釘付けになっていた様子に気づいた小山は、とあるサプライズを決行。自分の誕生日に、小山の兄・洋平(栗山航)が演出する舞台を見に行こうと提案したのだった。その舞台に出演していたのはなんと、清居で―。久々に再会を果たす2人だったが、平良はより一層胸が苦しくなっていた。
入間(染谷俊之)らキラキラした俳優仲間に囲まれ、絶対に手が届くはずがない清居を、このまま追いかけ続けていいのだろうか…。
「穏やかな学生生活、理解してくれる友だち…。清居は嵐のように、せっかく実った果実のすべてをもぎとっていく」

第5回【2021/12/16(木)放送】
「好きだ」という台詞に清居(八木勇征)は苦戦していた。舞台を演出する洋平(栗山航)や入間(染谷俊之)に指摘され、今まで「好き」と気持ちを伝えたことがなかったことに気づく。思い出されるのは、高校時代…。自己紹介で立ち尽くす平良(萩原利久)を見て一秒で価値無しのジャッジを下したが、まるで清居しか世界に存在していないような、真っすぐな瞳に吸い込まれていた。
そして、自分の為に全身全霊で捨て身になる平良の姿を見て、いつの間にか特別な感情が湧いていたことに気づく―。高校卒業以来、平良との接点はなくなってしまったが、偶然、洋平(栗山航)の弟・和希(高野洸)の「彼氏」だという写真に、平良が写っているのを見てしまう。笑顔の平良…。
そして2人を舞台に招待することになり、平良と清居は卒業式ぶりに再会を果たす。
「忘れられるわけない。こんな奴。俺は平良のことが―。」

最終回【2021/12/23(木)放送】
「好きだ」と、平良(萩原利久)を抱きしめる小山(高野洸)。そして、その状況を見てしまった清居(八木勇征)は、平良の家を飛び出してしまう。追いかけた方がよいことは分かっていたが、平良はただ立ち尽くすことしかできなかった。
一方、小山は舞台稽古をする清居のところに訪れ、平良に告白したことを伝える。そして、洋平(栗山航)に呼び出された平良は急遽、助っ人として舞台の照明を任されることになり、あの日以来に清居と再会するのだった。すれ違い続けてきた2人が選ぶ未来とは―。
「好きだ、清居。本当に、綺麗だ……大好きだ」