第1回【1/5(日)】
ファッションフォト業界のトップフォトグラファーとして活躍している立花海咲(倉科カナ)は近頃、視力の低下を気にしていた。もともと軽度な色弱の自覚のあった海咲は、かかりつけの眼科の勧めで大学病院で精密検査を受けると、そこで思いもよらない疾患を告げられる。そんな中、上京以来一度も会っていない妹から会いたいという便りが届く。仕事を休むことになった海咲は、18年ぶりに故郷・天草へ。しかし、そこで海咲は、嫌悪感を抱き続けてきた継父・多一郎(渡辺謙)に遭遇し、過去の苦い記憶が蘇る。二度と戻るまいと決めていた故郷と、会いたくないと思っていた男との遭遇に、ますます気持ちの沈んでいく海咲だったが、高校時代の親友・晶太郎(毎熊克哉)との再会をきっかけに折れかけていた気持ちに光が差し始めていく。