大岡越前6 第1回~最終回 NHK BSプレミアム 毎週金曜 後8:00~8:45

第1回「消えた三万両」【2022/5/13(金)放送】
品川宿に将軍・吉宗(椎名桔平)の弟だと名乗る中川正軒なる人物が現れ、ご落いん騒動が起きる。忠相(東山紀之)や幕閣たちが警戒する中、江戸城内に町人たちを招き入れて行う「町入能」の人出に紛れ、御金蔵から三万両が盗まれてしまった。能の仕切りを任されていた忠相はその責任を問われ、一命を賭して取り戻すよう左近将監(田村亮)に命じられる。その盗賊団の一味と正軒の間には、あるつながりがあった……。

第2回「盗まれた十手」【2022/5/20(金)放送】
ある夜、新米同心・大介(室龍太)が酔いつぶれた隙に十手を盗まれた。忠相(東山紀之)が謹慎を申し渡すが、市中ではその十手を悪用して金をだましとる事件が多発する。そんな中、作左ヱ門(寺田農)が偶然、十手を持った若者・磯次を見とがめるが逃げられてしまう。一方、お忍びで町に出ていた吉宗(椎名桔平)は、口の利けない若い娘・おくにに遭遇する。磯次は妹のおくにをぜげんの若者・巳之助から守ろうとあえいでいた。

第3回「越前の首」【2022/5/27(金)放送】
旅籠(はたご)で隠居が殺され、忠相(東山紀之)らの探索の結果、小間物屋の彦兵ヱ(秋野太作)が浮上。善良だと評判の男で、本人もはじめは否定をするが、なぜか一転、罪を認めて牢に入る。そんな中、その息子・彦六(伊嵜充則)が、下手人は他にいるはずだと忠相に直訴。下手人を見つけたら忠相の首をもらうと宣言し、忠相も同意して周囲を驚かせる。一方、北町奉行の伊生(高橋光臣)は度重なる辻斬りに頭を悩ませていた。

第4回「三十両の親心」【2022/6/3(金)放送】
現代の詐欺師に当たる騙り(かたり)屋の一味が江戸を騒がせていた。忠相(東山紀之)の息子・求次郎(石田星空)が知り合った市之助という少年の母・多喜は、ある男から「将軍様ご推奨」の学問所に三十両あれば入所できると誘われ、浪人である夫・簑島に刀を金に換えろと迫って口論になる。そんな中、忠相は刺客に命を狙われ、通りがかった簑島の助太刀で撃退する。何者かが忠相に深い恨みを抱いていた。

第5回「奇策、鴨のお裁き」【2022/6/10(金)放送】
お忍びで町に出た吉宗(椎名桔平)が裸馬に乗って遠出をしてしまい、忠相(東山紀之)らはその探索に追われる。吉宗は、将軍の鷹狩りの場である目黒にたどり着き、かつての恋人によく似たおまさ(剛力彩芽)と出会う。彼女の父で名主の常右衛門(大地康雄)は、鷹狩りのため役人から課される苦役に悩まされていた。一方、役人の荒木(出合正幸)がおまさに横恋慕して…。

第6回「守銭奴の荒療治」【2022/6/17(金)放送】
強欲な金貸し・金兵衛を「守銭奴」と中傷する落書が江戸中で話題となる。養生所の伊織(勝村政信)がその目に余る「強突く張りの病」を治そうとする中、忠相(東山紀之)が一計を案じ、新三郎(寺脇康文)が用心棒に扮して金兵衛に近づく。中傷の嵐はやがて店が襲撃を受けるほどの騒ぎになり、息子の清助は心を痛めるが、金兵衛は全く懲りる様子がない。そんなある夜、店の蔵に賊が入り、金を守ろうとした金兵衛が斬られてしまう。

第7回「母子の真実」【2022/6/24(金)放送】
忠相(東山紀之)と伊生(高橋光臣)の両町奉行は、残忍な手口で大店を襲う盗賊一味を探索する。一味を率いるのは、かつて義賊として知られた「村雨の吉兵衛」一派の若頭だった升蔵(宮川一朗太)と判明。だが、以前の手口とはあまりにも違っていた。そんな中、女手一つで娘を育てる真面目な行商人・おるい(宮本真希)の前に升蔵が現れる。2人の間には因縁があった。

最終回「疫病退散! 江戸の危機」【2022/7/1(金)放送】
新三郎(寺脇康文)が幕府の鎖国政策について将軍・吉宗(椎名桔平)を糾弾する文書を目安箱に投じようとし、忠相(東山紀之)と伊織(勝村政信)が懸命になだめる中、おたけらの長屋で住人が次々と発熱。当時は命取りにもなった「はしか」であることがわかり、あっという間に江戸中で流行してしまう。奉行所の面々も感染抑止に奔走し、新三郎と伊織は養生所で感染者の治療に当たるが、熱さましが足りず犠牲者が後を絶たない。一方江戸城では、吉宗が新三郎の文書を読み激怒していた。