第1回「もう一人の盗賊改」【2022/1/14(金)放送】
江戸の取り締まり強化のため、式部(國村隼)に加え、式部の信頼する藤巻(榎木孝明)が2人目の火付盗賊改長官に選ばれた。盗賊「雲霧一党」の頭・仁左衛門(中井貴一)は、それを知り不敵に笑う。その頃、大奥総取締の滝山(ともさかりえ)、若年寄の三好(筧利夫)、御用商人の西海屋(大地康雄)の3者は利権関係を形成していた。仁左衛門はまず、西海屋に盗みの狙いを定める。
第2回「大奥の隠し金」【2022/1/21(金)放送】
仁左衛門(中井貴一)は大奥の隠し金に狙いを定める。10年前に大奥へ送り込んだ紗江(秋元才加)は今や滝山(ともさかりえ)の懐刀。仁左衛門は一党からさらにもう一人、梅(優希美青)も大奥に入れる。一方、藤巻(榎木孝明)が無実の罪を着せられ切腹。その裏には、若年寄・三好(筧利夫)の存在があった。後任には滝山の強引な推挙により広敷用人・山川(早乙女太一)が就く。
第3回「老兵、散る」【2022/1/28(金)放送】
新たな火盗改長官の山川(早乙女太一)は仁左衛門(中井貴一)捕獲に執念を見せていた。山川の手下・儀兵衛(酒匂芳)らにより、大奥の梅(優希美青)と雲霧一党の七松(大東駿介)のつなぎ役をする治平(山本亘)が捕まる。治平はひどい拷問を受けたが、一党について口を割らずに息絶える。
第4回「豪商の意地」【2022/2/4(金)放送】
西海屋(大地康雄)の呉服屋と酒問屋を仁左衛門(中井貴一)率いる雲霧一党に襲われ、面目が潰れた山川(早乙女太一)。その失態に気をもむ滝山(ともさかりえ)は梅(優希美青)に疑念を持つが、紗江(秋元才加)が窮地を救う。一方、仁左衛門は山川に対する滝山の執着を気に掛けつつも、西海屋をたたき潰す算段を急ぐ。それに気付いた式部(國村隼)は、山川に共闘を申し出る。
第5回「いもうと」【2022/2/11(金)放送】
滝山(ともさかりえ)が山川(早乙女太一)の姉と突き止めた若年寄の三好(筧利夫)は、総取締が引き継いできた大奥の隠し金を滝山にせびり始める。仁左衛門(中井貴一)は三好を追い詰めるため、三好の仲間の豪商・桔梗屋(浅野和之)に狙いを定めていた。一方、七松(大東駿介)は大奥に潜入した妹の梅(優希美青)と会い、結果的に梅を見捨てた幼い頃のことをわびるが…。
第6回「罠と若年寄」【2022/2/18(金)放送】
熊五郎(手塚とおる)や紗江(秋元才加)の働きで、仁左衛門(中井貴一)は滝山(ともさかりえ)と山川(早乙女太一)が姉弟だと知る。同じ頃、滝山は山川に自分達が姉弟であることを伝え、山川だけは守り抜く決意を語る。山川も仁左衛門を捕まえて手柄を上げ、御家再興を果たすことを誓っていた。一方、式部(國村隼)は仁左衛門の最終的な狙いが、大奥の隠し金であることに気付く。
第7回「大奥の抜け道」【2022/2/25(金)放送】
式部(國村隼)は、切腹を命じられた三好(筧利夫)と違い、山川(早乙女太一)が責任を問われないことに疑念を抱き、単身、滝山(ともさかりえ)に面会を求める。危機を感じた滝山は、大奥の隠し金をこっそり持ち出すため、桔梗屋(浅野和之)に協力を頼む。それは、隠し金を狙ってはいても大奥に忍び込むことはできない仁左衛門(中井貴一)にとって、思うつぼだった。
最終回「旅路」【2022/3/4(金)放送】
大奥から身を引いた滝山(ともさかりえ)は、火付盗賊改の任を解かれた山川(早乙女太一)のため、常福寺に移した大奥の隠し金を守り抜こうとする。仁左衛門(中井貴一)はそれを奪う計画を進めていた。仁左衛門の策に気付いた式部(國村隼)や、桔梗屋(浅野和之)にそそのかされて滝山の命を狙う儀兵衛(酒向芳)を含め、皆が常福寺に集結する中、雲霧一党の盗みが始まる。