陳情令 第41回~最終回 TELASA  配信中

第41回「両者の溝」
芳菲殿の密室で先代の聶宗主・赤鋒尊の首級を見つけた魏無羨、赤鋒尊の記憶に入り込む。赤鋒尊と金光瑶の因縁は、金光瑶がまだ孟瑶と名乗っていた頃、夜狩で子弟たちに侮辱されていたことに端を発す。その後、副将に抜擢された金光瑶だったが、総領を殺した件で聶氏を追放され、その後 藍曦臣も加えて義兄弟となるも赤鋒尊との溝は埋まらず、ついに赤鋒尊は金光瑶の罠にはめられ命を落とす。すべてを知った魏無羨は藍忘機と芳菲殿へ向かうが…。

第42回「清心音の謎」
金光瑶に隠し部屋を開くよう迫る魏無羨と藍忘機。衆人が見届ける中、突然 秦愫が短刀を奪い自害してしまう。憤った金光瑶は、仮面をかぶる莫玄羽らしき男が夷陵老祖であることを暴く。藍忘機は金凌に刺された魏無羨を連れてかろうじて金麟台を脱出、雲深不知処の静室にかくまうことに。藍曦臣から金光瑶が黒幕である根拠を問われた魏無羨は、赤鋒尊と共情した際に金光瑶が弾いていた清心音を吹いて聞かせる。しかしその旋律には違いがあり…。

第43回「重なり合う心」
金光瑶が赤鋒尊に聞かせた清心音に邪曲の旋律が組み込まれていたと踏んだ魏無羨と藍忘機、そして金光瑶の裏の顔に動揺を隠せない藍曦臣。その藍曦臣に魏無羨は藍忘機の体にある戒鞭の痕について問う。実は16年前、藍忘機は魏無羨をかばったとして叔父の藍啓仁から戒鞭300回と3年の面壁を科せられていた。そんな中、金光瑶が雲深不知処を訪れ乱葬崗に傀儡が現れたと告げる。魏無羨と藍忘機は密かに雲深不知処を離れ乱葬崗を目指すが…。

第44回「裏切り者の旋律」
蘭陵金氏の仙師だった綿綿に再会した魏無羨と藍忘機。その後、温寧も合流し乱葬崗に向かうが、乱葬崗の伏魔殿には金凌や藍思追ら各世家の子弟たちが何者かに捕らえられていた。すると各世家の宗主たちも到着、傀儡を操ったと魏無羨を問い詰めるが、そこへ傀儡の大群が現れ、奇妙なことに宗主らは霊力を失ってしまう。ひとまず伏魔殿の中で陣を張り傀儡を防ぐ中、魏無羨は蘇渉にある仮説を述べる。それは蘇渉の弾いていた戦曲に関わる内容だった…。

第45回「在りし日の面影」
戦曲のからくりを見抜かれた蘇渉。魏無羨から「乱魄抄」を見せられ、その場を逃げ出す。傀儡が襲ってくる中、魏無羨と藍忘機がおとりとなって全員を乱葬崗から脱出させ、一行は乱葬崗から近い蓮花塢へ身を寄せることに。その道中、温寧から身の上を尋ねられた思追は、温寧に既視感を覚え、温寧から草の玩具を渡されるのだった。その後、一行が蓮花塢に到着すると、それを待ち受けたかのように2人の女が訪ねてくる。女たちの口からは驚愕の証言が…。

第46回「金丹の真実」
金光瑶の恐ろしい事実を告げた妓女 思思と秦愫の元侍女 碧草。2人は何者かに金光瑶の悪事を暴くように仕向けられていた。声高に打倒金光瑶を叫ぶ各世家の仙師たちをあとに、魏無羨は藍忘機を連れて江氏の祠堂を訪れ、亡き江一族の位牌にお参りする。ところが藍忘機や温氏を守ったことで江氏を犠牲にしたと江澄が魏無羨を罵倒、霊力を消耗していた魏無羨はその場に倒れてしまう。すると温寧が現れ、江澄に魏無羨の剣“随便”を抜けと迫り…。

第47回「華麗なる弁舌」
雲萍にある金光瑶の私有地を訪れた魏無羨と藍忘機。そこは街中に建つ観音廟だった。2人は温寧を外に残し廟をのぞくと、中には金氏の子弟や霊力を奪われた藍曦臣の姿が。廟に侵入しようとした金凌を守ろうとした魏無羨。だが金光瑶に琴弦で首を絞められたため藍忘機も反撃を断念する。聶懐桑は蘇渉に捕らえられ、江澄も金光瑶の弁舌に動揺した隙に霊力を奪われてしまう。そんな中、金光瑶は急いである物を掘り起こさせ…。

第48回「暴かれた呪い」
江澄に金丹のことを問いただされた魏無羨は、過去には執着していないから忘れるよう江澄に伝え、魏無羨の思いに江澄もわだかまりを解いていく。一方ようやく目当ての品を掘り当てた金光瑶だったが、地中から毒が噴き出し手を負傷、箱を開けると入っていたのは首をつながれた赤鋒尊の骸だった。驚愕する金光瑶を必死で手当てする蘇渉。その裂けた衣からのぞいた千瘡百孔の痕を見た魏無羨たちは、当時 金子勲を呪った者が誰だったかを知る。

第49回「不義の果て」
追い詰められた金光瑶。藍曦臣から秦愫を娶り金光善を殺した理由を問われ、他に道はなかったと告げる。そして蘇渉を使って温寧が金子軒を殺すように仕向けたことも告白、魏無羨と金凌が動揺した隙に、金凌を人質に取るのだった。ところが金光瑶が金凌を連れて逃げようとしたその時、廟の入り口から赤鋒尊の得物“覇下”を持つ黒い気に包まれた人物が現れる。それは刀霊に取りつかれた温寧だった。温寧は魏無羨の制止も聞かず覇下を振り上げ…。

最終回「忘羨(ワンシエン)」
聶懐桑が叫んだ瞬間、とっさに金光瑶に剣を向けた藍曦臣。すさまじい怨念の力で廟が崩れ始め、魏無羨や藍忘機たちは外へ逃げるが、金光瑶は藍曦臣を外へ突き飛ばし一人 廟に残る。魏無羨は腕の傷が消えるのを確認し、莫玄羽の最後の仇敵が死んだことを知るのだった。一方の江澄はかつての自分と魏無羨の姿に思いをはせる。そして藍忘機と廟をあとにした魏無羨を藍思追と温寧が追いかけてくる。藍思追は魏無羨に幼い頃のおぼろげな記憶を告げ…。