陳情令 第31回~第40回 TELASA  配信中

第31回「予期せぬ悲劇」
魏無羨のもとに藍忘機から書状が届く。金子軒と江厭離の息子、金凌の生誕満一月を祝う宴へ招待したいという内容だった。喜んだ魏無羨は自ら作った魔よけの腕輪を持参して、温寧と金麟台へ向かうため窮奇道を通るが、そこには金子勲が各家の子弟を率いて待ち伏せしていた。金子勲から千瘡百孔の呪いを解けと身に覚えのない因縁をつけられた魏無羨は、温寧を操って矢を放ってきた金子勲たちに対抗するが、止めに入った金子軒を温寧が殺してしまい…。

第32回「絶望の叫び」
金子軒の死に打ちひしがれる江厭離の姿を見て心を痛める魏無羨。一方、各世家は犠牲になった仙師を弔うべく不夜天で決起大会を敢行、温氏残党は骸がさらされ、温情と温寧もすでに殺され灰と化していた。そんな中、不夜天に魏無羨が現れ、ついに各世家の仙師たちと戦うことに。魏無羨は陳情を奏でるが、突然 笛の調べが変わり、仙師たちが傀儡となって襲い掛かる。異変を察して慌てる魏無羨だったが、その混乱の中に江厭離が現れ…。

第33回「16年後」
江厭離を失い自暴自棄となった魏無羨は、陰虎符をバラバラにして、藍忘機と江澄の目の前で不夜天の谷底へと姿を消す。それから16年後、莫玄羽として復活した魏無羨は藍忘機と再会、久しぶりに姑蘇藍氏の雲深不知処にとどまることに。だが莫家荘で捕らえた剣霊の力が強大なため、問霊を行った藍先生が負傷してしまう。剣霊が誰かの手で故意に莫家荘に放たれたと踏んだ魏無羨と藍忘機は、剣霊が指し示す北西の地・清河へと向かうが…。

第34回「懐かしき顔」
清河に到着した魏無羨と藍忘機。商人から郊外の行路嶺に人食い妖怪が出る霊堂があるという怪談を耳にする。2人が早速 霊堂に行くと、中には刀を入れた棺、壁には金凌が埋められていた。すると霊堂を出た二人の前に怪しい影が。魏無羨はその影を藍忘機に追わせ、自分は助け出した金凌を宿まで連れていくが、金凌の脚には悪詛痕という呪いがつけられていた。その後、逃げた金凌のあとを追い外に出た魏無羨だったが、そこに現れたのは江澄だった…。

第35回「刀霊の導き」
金凌に取りついた悪詛痕を自分の体に移した魏無羨。宿にいたのはかつての友人で、今は聶氏宗主の聶懐桑だった。行路嶺にある人食い霊堂の噂の真偽を聞いた魏無羨と藍忘機は、翌日 再び霊堂に入り、棺に入った刀を調べる。だがそこには唯一、前宗主 聶明玦の覇下だけが見当たらなかった。聶懐桑から聶明玦の身に起きた怪事を聞いた二人は、刀霊が聶明玦の骸のもとへ呼んでいると推測し、16年前に常氏が惨殺された櫟陽へ向かうが…。

第36回「知己の告白」
頭に刺顱釘を埋め込まれて何者かに操られていた温寧は、魏無羨のおかげで正気を取り戻す。すると突然、酔った藍忘機が現れ、魏無羨は藍忘機の行動に振り回されることに。ようやく宿に戻ると、そこには刀霊を奪おうとする仮面の男が。魏無羨と藍忘機は仮面の男を撃退し、翌日、刀霊の導きで蜀の東、義城に到着する。だが義城は濃い霧に覆われており、人の気配もしない不吉な町だった。その義城で2人は藍思追や金凌と遭遇し…。

第37回「操りし者」
戦曲のからくりを見抜かれた蘇渉。魏無羨から「乱魄抄」を見せられ、その場から逃げ出す。傀儡が襲ってくる中、魏無羨と藍忘機がおとりとなって全員を乱葬崗から脱出させ、一行は乱葬崗から近い蓮花塢へ身を寄せることに。その道中、温寧から身の上を尋ねられた藍思追は、温寧に既視感を覚える。その後、一行が蓮花塢に到着すると、それを待ち受けていたかのように2人の女が訪ねてくる。女たちの口からは驚愕の証言が…。

第38回「束の間の安息」
魏無羨は暁星塵の骸のもとへ導いた白瞳の娘の記憶に入り込む。10年前、失明したふりをして盗みを働いていた阿箐は、ある時 同じく失明した暁星塵に出会う。阿箐は暁星塵と旅をするようになるが、道中瀕死の男を発見、義城の義荘で治療してやることに。その瀕死の男こそお尋ね者となっていた薛洋だった。阿箐は薛洋を悪人だと疑うも、薛洋は正体を隠して目の見えぬ暁星塵と平穏な日々を送っていた。だが3年後、義城に宋嵐が訪れ…。

第39回「こぼれ落ちた飴」
義城での悲しい真実を知った魏無羨たち。薛洋は藍忘機の剣に倒れる。魏無羨と藍忘機は正気を取り戻した宋嵐にその場を託し、阿箐を埋葬する。宋嵐は薛洋にとどめを刺し、薛洋は薄れゆく意識の中、自ら命を断った暁星塵のことを思い返しながら死んでゆくのだった。義荘に戻った魏無羨と藍忘機は宋嵐を見送ったのち、刀霊が示す場所を探ってみると なんと首のない一体の骸が現れる。そして潭州に戻った2人は藍曦臣に骸が赤鋒尊だと伝え…。

第40回「首級(しるし)の行方」
蘭陵金氏の金麟台で開かれる清談会に現れた藍曦臣と藍忘機兄弟。そして魏無羨も仮面をつけて同行するが、莫玄羽だと誤解され会場内は騒然とする。実は莫玄羽は金光瑶の妻である秦愫に付きまとっていたというのだ。その夜、赤鋒尊の首級を捜すため術をかけた魏無羨が金光瑶の寝殿へと潜入する。寝殿では何者かの告発の文を受け取った秦愫が金光瑶のことを激しく責めていた。すると金光瑶は秦愫の動きを封じて奥の密室へと連れていき…。