陳情令 第11回~第20回 TELASA  配信中

第11回「手負いの雲紋」
清河聶氏をあとにした魏無羨と江澄は蓮花塢へと戻ってくるが、すでに雲夢には岐山温氏から訓学へ子弟をよこすようお達しが届いていた。訓学に向かうことになった魏無羨と江澄をねぎらう江宗主だったが、妻の虞紫鳶は夫と魏無羨に対して不満をぶつける。一方の姑蘇では温若寒の長男 温旭が兵を率いて雲深不知処を襲撃していた。藍啓仁は宗主の藍曦臣を何とか逃がすが自らは負傷、駆けつけた藍忘機は叔父たちと寒潭洞に逃げ込むが…。

第12回「粛清の始まり」
岐山温氏の訓学に参加した各世家の面々だったが、監督する温晁から剣を没収されてしまう。温氏の家訓を暗唱するという屈辱的な課題を強いられる中、魏無羨だけは負けじと何かにつけて対抗するが、温晁を激怒させ猛獣のいる牢に投獄されてしまう。そんな魏無羨を案じた温寧はこっそり温情の薬を与えるのだった。そんな折、暮渓山で邪祟が出没したとの報告を受けた温晁は、丸腰の魏無羨や藍忘機ら門派の子弟を連行して慕渓山へと向かう。

第13回「二人だけの夜」
温晁に連行され暮渓山の洞窟へと向かう魏無羨たち。藍忘機の脚の傷を案じた魏無羨は、温情に頼み藍忘機を休ませる気遣いを見せる。そして一行は洞窟へたどり着くが、洞窟の奥には大きな池が広がっており、池の中には凶暴な妖獣が待ち構えていた。先に逃げ出した温晁は、縄を切り配下に命じて洞窟の入り口を塞いでしまう。残された門派の子弟たちは江澄が見つけた穴からかろうじて脱出するが、おとりになった魏無羨と藍忘機は洞窟に残され…。

第14回「暗黒の剣」
洞窟に取り残された魏無羨と藍忘機。妖獣の正体は、かつて薛重亥に操られていた屠戮玄武で、何かの力により洞窟に封印されていた。魏無羨は屠戮玄武の甲羅内で強い怨念を放つ剣を発見。藍忘機との連携で見事に屠戮玄武を倒すが、そのまま意識を失ってしまう。魏無羨が目を覚ますと江澄や金子軒に救われており、藍忘機は暮渓山を後にしていた。その後、雲夢に戻った魏無羨だったが、江宗主が江澄を叱責したことで虞夫人と言い争いになり…。

第15回「母の思い」
小さな仙門の平陽姚氏が雲夢に助けを求めにやってくる。岐山温氏の魔の手からかろうじて逃れたのだった。江宗主は姚宗主を金氏のいる蘭陵へ届けるため、魏無羨と江澄に留守を任せる。だが江宗主の留守中、王霊嬌が配下を従え雲夢へと乗り込み、温晁に不敬を働いた罰として魏無羨の手首を斬るよう虞夫人に命ずる。雲夢を温氏の拠点である監察寮にすると知った虞夫人は逆に王霊嬌へと襲い掛かるが、そこへ化丹手の温逐流が現れて…。

第16回「無情の殺戮(さつりく)」
紫電に縛られた魏無羨、江澄、江厭離を運ぶ舟が雲夢から遠ざかっていく中、蓮花塢で孤軍奮闘していた虞夫人のもとへようやく江楓眠が到着、果敢に戦うも最後は温逐流の手にかかり、蓮花塢は全滅してしまう。失意の中、宿で身を隠す魏無羨たちだったが、温氏の追っ手はすぐそこまで迫っていた。ところが魏無羨が目を離した隙に江澄が姿を消してしまう。江澄が復讐のために蓮花塢に戻ったと踏んだ魏無羨は、江厭離を宿に残し雲夢へ向かう。

第17回「失意と決断」
温晁に占領された蓮花塢から、捕らわれていた江澄を救った温寧。魏無羨や江厭離を連れ夷陵にある監察寮でかくまうことに。温情の懸命な治療と魏無羨たちの献身的な看病により江澄はようやく目を覚ますが、なんと江澄は温逐流の手にかかり金丹を失っていた。絶望する江澄を前に、魏無羨は温情に医学書を集めてほしいと頼み込む。果たして魏無羨は江澄の金丹を復活させる方法を見つけるが、その方法を聞いた温情は激しく反対する。

第18回「ずっと三人で」
魏無羨たちと別れ暁星塵と歴遊していた宋嵐。師匠のいる白雪閣に戻ると、待ち伏せしていた薛洋に襲われ目を負傷してしまうが、倒れていたところを偶然にも魏無羨に救われる。その頃、各地では温氏を倒すべく各世家が立ち上がっていた。一方、生きる気力を失っていた江澄だったが、魏無羨から抱山散人が金丹を再生できるという話を聞き希望を持つ。視力が復活した宋嵐に江厭離を託した魏無羨は、江澄を抱山散人の元へと向かわせ…。

第19回「乱葬崗(らんそうこう)」
江澄のために身を犠牲にした魏無羨。ふもとで江澄を待ち続けるが運悪く温晁たちの一行に遭遇してしまう。痛めつけられてもひるまない魏無羨を温晁は乱葬崗に捨て去る。乱葬崗で魏無羨を待ち構えていたのは渦巻く闇と強い怨念を放つ剣だった。そして魏無羨が消えて3か月後、藍忘機は江澄と岐山温氏の教化司を襲撃、赤鋒尊も温旭を討ち射日の征戦は確実に温氏を追い詰めていた。その頃、温晁と夷陵に滞在していた王霊嬌は毎晩悪夢にうなされており…。

第20回「邪を呼ぶ笛の音」
夷陵の監察寮に攻め入った藍忘機と江澄。だがそこで見た光景は怪死を遂げた温氏の配下たちと首を吊って自害していた王霊嬌、そして邪を招くように何者かの手によって書き足されていた護符だった。一体 誰の仕業なのか、藍忘機と江澄はそんな疑問を抱きながら逃げた温晁と温逐流の行方を追い、ようやく隠れ家の宿を突き止める。すると温晁たちの前に笛の音と共に怨霊が姿を現す。その怨霊を操っていたのは失踪していた魏無羨だった。