中村アン主演の完全オリジナル脚本の心理サスペンス。16年前、主人公・桐生葵（中村アン）の住む町で起きた殺人事件。その犯人として父が逮捕されてしまった事によって、葵の人生は大きく狂わされる。そして現在、父の無実を証明するため刑事となった葵は再び事件の起きた町に戻ると新たな事件に遭遇する。過去と現在の事件は交錯し、「ある存在」によって一つに繋がり、隠された真相が明らかになっていく。

キャラクター＆キャスト

・桐生葵（中村アン）
望野警察署・捜査第一係・刑事。旧姓は速水。愚直に事件と向き合い、星（＝被疑者）を挙げてきた一匹狼的存在。行動第一で、感覚的に頭のキレるタイプ。刑事としての行動力・強さを持ちながら、”心に傷を負う者に寄り添う力”を併せ持つ。母を早くに亡くし、幼少期から父の康男と二人暮らしだった。16年前の連続殺人事件のショックで“事件直前の一部の記憶”を失っている。

・香坂 慧（横山裕）
望野警察署・捜査第一係・刑事。葵のバディ。論理的に物事を組み立てる、頭のキレるタイプ。常に先読みし、ベストな選択肢を提示し続けることで、周りから一目置かれている。大学院で、犯罪心理学を専攻し、プロファイリングに精通している。望野署に異動する5年前までは、警視庁本部で勤務していた。バディとなった葵の目的を疑い、同時に元上司である有村刑事部長から、葵を監視するよう命を受ける。

・不破 翔（細田善彦）
葵の幼馴染みで同級生。ミステリー好き。高校時代は映像研究部で、映画のシナリオ執筆を手掛ける。葵とは互いに想いを寄せていたが、妹の玲が殺害され、さらに葵の父親が容疑者として逮捕されると、怒りと共にショックを受け、町を離れる。

・尾藤 恵（佐津川愛美）
父親の誠が社長を務める大手 IT セキュリティ会社”BITO コーポレーション”の広報部に勤務。葵の高校時代の同級生で、映像研究部に所属。町の発展を願う彼女にとって、16年前の事件は風化させたいという思いが強く、友人でありながらも葵のことを複雑な思いで迎える。

・天草 勇樹（森永悠希）
タクシー運転手。葵の高校時代の同級生で、映像研究部に所属。写真好きで、カメラマンを担当していた。大学卒業後は写真家を夢見て海外を放浪したが、プロになることに挫折し、数年ほど前に故郷に戻ってきた。仲間思いで、葵が16年前の事件を追っていることを知り、協力する。

スタッフ

・脚本
小峯裕之
本田隆朗
富安美尋

・監督
山本大輔
今和紀
吉川祐太

・チーフプロデューサー
中間利彦

・プロデューサー
多鹿雄策
奥村麻美子

・主題歌
野田愛実「butterfly effect」（avex trax）