ネットニュース記者の息子、テレビ局報道マンの父、新聞記者の祖父という、3世代がそれぞれ異なったメディアに携わっているマスコミ一家の和田家を舞台に、男だらけの家族が織り成す異色のホームドラマ。
主演は相葉雅紀が務め、コロナ禍で失業し、後輩のツテでネットニュース編集部の記者として新たに歩み始めた和田優を演じる。その父・秀平に佐々木蔵之介、祖父・寛に段田安則が扮する。
脚本はこれまで数々のホームドラマを手掛けてきた大石静が担当。和田家の食卓を主な舞台に、事件の大小を問わず、今何が問題なのか、マスコミとは何かを、それぞれのメディアの立場から意見を戦わせる、令和の家族の姿を描き出す。
【キャラクター&キャスト】
・和田優(相葉雅紀)
コロナ禍で14年勤めた会社が突然倒産。デリバリーサービスの配達員をしながら生活をする37歳。配達先でたまたま、20年以上ぶりに祖父・寛と再会を果たし、さらに父・秀平も居合わせたことから、3人で暮らすことになる。実は秀平は26年前に亡くなった母・りえの“再婚相手”。優が10歳のとき、「好きな人がいる」と告白され、母の幸せを願い、再婚を認めた。しかし再婚後、両親ともにテレビ局で働き多忙を極めていたため、家のこと全般は優が担うことに。その結果、たいていの家事はこなせるようになっていた。デリバリーの配達員を続けながら和田家で暮らし始めた矢先、大学の後輩のツテでネットニュース『Buzz Topic News(通称:バズとぴ)』編集部の記者として新たな道を歩むことになる。
・和田秀平(佐々木蔵之介)
優の父。血は繋がっていない。テレビ局に勤務し、報道番組『フロンティアニュース』の総合プロデューサーを務めている。27年前、先輩記者だった優の母・りえに恋をし、結婚。しかしほどなくして事故でりえを亡くしてしまう。大学卒業と就職を機に家を出、疎遠気味になっていた優と再び一緒に暮らすようになり、同じ“マスコミ”に携わる人間として価値観の議論を戦わせていく。
・和田寛(段田安則)
秀平の父で、優の義理の祖父。長く新聞記者を務め、大手新聞社の社長にまで登りつめる。しかし任期途中で部下の不祥事の責任を取り、辞任。現在は論説委員として週に一回コラムを寄稿している。妻を亡くして以来一人だが、女性の影が跡を絶たない。新聞記者としての矜持を今でも持ち続け、テレビマンの秀平、ネットニュース記者の優の取材、報道へのスタンスには常に苦言を呈している。
・和田りえ(小池栄子)
優の母親で、優が10歳のときに7歳年下の秀平と出会い再婚した。秀平と同じニュース番組を担当していたが、結婚を機に情報番組に異動。しかし翌年、優が11歳のときに取材中の事故で亡くなった。
・三ツ村翔星(正門良規)〈Aぇ! group/関西ジャニーズJr.〉
優と同じゼミの出身者で後輩。コロナ禍で定職を失った優を、ネットニュース『バズとぴ』のライターとして誘う。後輩から仕事上の上司になる。『バズとぴ』でビューを稼ぐために、優の記事にアドバイスをする。
・志麻さと美( 石川恋)
優が勤めるネットニュース『バズとぴ』編集部の同僚。愛想が悪く一見冷たそうに見えるが、優のことを気にかけている。
・印田吾郎(駒木根隆介)
優が勤めるネットニュース『バズとぴ』編集部の同僚。まだ新人記者である優のことを気にかけ、仕事を教えてくれる事務職の優しいおじさん。
・滝口剛(岡部たかし)
秀平が総合プロデューサーを務める報道番組『フロンティアニュース』のデスク。秀平の右腕として『フロンティアニュース』を支える。
・井上智子(宮澤美保)
秀平が総合プロデューサーを務める報道番組『フロンティアニュース』のディレクター。秀平に密かに思いを寄せている。
・幼少期の和田優(潤浩)
母子家庭で忙しい母・りえを支えるため、家事全般を担っていた。
【スタッフ】
・脚本
大石静
・監督
深川栄洋
・主題歌
Peach&Apricot「Watching Over You」(ワーナーミュージック・ジャパン)