ザ・トラベルナース テレビ朝日系 毎週木曜 後9:00~9:54

岡田将生&中井貴一が看護師としてタッグ! 中園ミホが手掛ける新・痛快医療ドラマ

脚本家・中園ミホが新たに手掛ける痛快医療ドラマ。スーツケース一つを手に街を渡り歩き看護に従事する優れた資格を持ったフリーランスの看護師が、超高齢化社会で混沌とする日本の医療現場を改革していく。
岡田将生が主演を務め、優秀で意識の高い、一見感じの悪いトラベルナース・那須田歩を演じる。ある事情で日本に帰国した歩は、「天乃総合メディカルセンター」で働くことに。その病院で出会い、歩の相棒となる九鬼静に中井貴一が扮する。圧倒的スキルを持つ静は、普段は医師に盾突くことはないが、ここぞという場面では痛烈な一言で一刀両断する。そして、彼らに刺激を受け敢然と立ち上がる外科医・郡司真都役で菜々緒が出演する。

【キャラクター&キャスト】
・那須田 歩(岡田将生)
さすらいの看護師。カバンひとつを携え、フリーランスの看護師としてどこにでも行く。医師の指示で医療行為を行うことができるNP(=Nurse Practitioner)として、アメリカでスーパードクターの補助をしていた。日本では看護師の地位も低いため、本当は同制度が浸透している欧米で働いていたかったが…“ある人”に呼ばれ、パンデミックによる職場環境悪化で大量に看護師が辞めた「天乃総合メディカルセンター」で働くことになる。医療知識も十分にあり、仕事もできるが、意識とプライドがやけに高くて態度もデカい。言動もストレートすぎるわ、医師にも真っ向から楯突くわ…と、とにかく感じが悪い。しかし、患者を救いたいという思いは人一倍。もともとは医師になりたかったのだが…!?

・九鬼 静(中井貴一)
謎のスーパーナース。あちこちの救急病院で働いてきたミステリアスな男。歩を凌駕する圧倒的スキルを持っているが、「病気を診るのが医者、人を見るのがナース。患者様が元気になってくれさえすればいい」という矜持のもと、日本の病院が看護師に許可する範囲内で患者への処置を施す。物腰が柔らかく、女子力も高い。その一方、ここぞという場面では毒舌全開。何かにつけて青臭い歩のことも「馬鹿ナース」と一刀両断。しかも、恐ろしいほどの嘘つき! 病院側の理不尽な事情で生まれた“患者にとって望まれぬ状況”も、巧みな話術で軌道修正。患者を救うためなら、病院を破壊することも厭わない怖さがある。実は“大きな秘密”を抱えていて…!?

・郡司真都(菜々緒)
「天乃総合メディカルセンター」の外科医。以前は大学病院で働いていたが、派閥争いや出世戦争がイヤになり、シンプルに患者を救いたいという思いで総合病院に移った。しかし、そこでも目上の医者たちから「女だから…」と下に見られ、パワハラ&セクハラを受ける日々。ろくに意見も聞いてもらえなければ、オペもさせてもらえず、鬱々としながらも真面目に働いている。看護師はあくまで医師の補助だと思っていたが、歩や静のスキルに救われ、考えを改めていくことに…。外科医としての《真のプライド》を取り戻し、患者のための治療を実現するため毅然と戦いながら、少しずつ成長していく。

・金谷吉子(安達祐実)
「天乃総合メディカルセンター」の看護師。クールビューティーな中堅ナース。バツイチ。効率主義的なところがあり、仕事はできるが、何かにつけてネガティブ思考。笑顔も少なく、何を考えているかよく分からない。しかも、なぜか男嫌い。そのため当初は、那須田歩や九鬼静を否定的な態度で迎える。

・向坂麻美(恒松祐里)
「天乃総合メディカルセンター」の看護師。心優しい、へたれナース。患者が弱ると泣き、九鬼静の処置に感動しては泣き…と、人間味あふれる女子。また、非常に勉強熱心だが、技術も経験値も一人前と呼ぶにはほど遠く、焦っている。遠距離恋愛中の彼氏がいて、結婚も視野に入れているが…。

・天乃太郎(泉澤祐希)
「天乃総合メディカルセンター」の内科医。院長・天乃隆之介の長男。父には頭が上がらず、言いなり状態。暇さえあればナースステーションに入り浸り、愚痴を聞いてもらっている。跡取り息子であるという自負もあって、選民意識も高いが、プレッシャーに弱く、甘ったれたところが多々ある。

・弘中スミレ(宮本茉由)
「天乃総合メディカルセンター」の准看護師。医師か金持ちの患者と早く結婚して看護師を辞めたいと考えており、ロックオンした相手にはすぐさま色目攻撃。日々婚活に励んでいるが、なかなか上手くいかない。そんな彼女も、かつては看護師として高みを目指していたようだが…!?

・森口福美(野呂佳代)
「天乃総合メディカルセンター」の看護師。井戸端会議と間食が大好き。院内での噂話はいち早く聞きつけ、井戸端会議のネタに上げる。人懐っこくて、コミュニケーション能力が高い。

・土井たま子(池谷のぶえ)
「天乃総合メディカルセンター」の看護師寮「ナースハウス」の寮母。朗らかで、お節介焼き。寮で暮らすナースたちから愛されている。占いは得意だが、寮母として欠かせない料理は下手…。

・古谷亘(吉田ウーロン太)
「天乃総合メディカルセンター」の外科医。外科部長・神崎弘行の忠実な部下。自分の診断に絶対的な自信を持つ。また、金に汚い。看護師や女性を見下し、看護師の名前を覚えようともしない。

・新田明(前原瑞樹)
「天乃総合メディカルセンター」の外科医。外科部長・神崎弘行と先輩外科医・古谷亘の腰巾着。何かにつけて2人の顔色をうかがい、彼らの背後から強気の発言を被せる。

・神崎弘行(柳葉敏郎)
「天乃総合メディカルセンター」の看板ドクターである外科部長。世間からも「ゴッドハンド」と崇められるスター外科医。以前は大学病院にいたが、高額な報酬で引き抜かれた。リベラルでスマートな雰囲気をまとっているが、計算高くプライドも高い。看護師はもちろん、ほかの医師たちのことも見下している。

・西千晶(浅田美代子)
「天乃総合メディカルセンター」の事務長。病院の金庫番。経営面で院長・天乃隆之介の右腕となり、VIP患者の優先など、さまざまな策を講じる。VIP患者からのクレームなど、何か問題が起きるたび、看護部長・愛川塔子を槍玉に挙げて叱りつける。実は院長とは“ワケあり”で…!?

・愛川塔子(寺島しのぶ)
「天乃総合メディカルセンター」の看護部長。責任感が強く、熱心な指導で何人ものナースを育て、何人ものナースに逃げられてきた。医師を敬い、医師の言うことは絶対とし、3歩下がった看護を心がける。看護師が辞めたり、患者からクレームが入るなど、問題が発生するたび、院長・天乃隆之介に平謝りする日々。その半面、職位や職場の体質を改善したいと心の中では思っているが…!?

・天乃隆之介(松平健)
「天乃総合メディカルセンター」の院長。経営第一主義で、経営のためなら情け容赦のない男。ところが、天乃のトップダウンでVIP患者を優先させるなどしているうちに、かつては民間の人気病院であった「天乃総合メディカルセンター」の懐事情は逆に悪化。そんな中、自らのお墨付きで、九鬼静を雇うが、実は彼との間にはある因縁が…! 優秀な那須田歩にもただならぬ興味を示すが…!?

【スタッフ】
・脚本
中園ミホ「ドクターX」
・演出
金井紘、片山修、山田勇人
・主題歌
DISH//「五明後日(ごあさって)」