小学館・週刊少年サンデーにて連載中のオダトモヒトの同名漫画を、増田貴久と池田エライザの共演で連続ドラマ化。人付き合いが苦手で、相手の顔を見て話すことが思うようにできない“コミュ症”の古見硝子(池田)が、入学した高校でごく普通の男子生徒・只野仁人(増田)に声を掛けられたことから友達になり、自身の苦悩としなやかに向き合っていく癒やしの物語。
2人の同級生役で吉川愛、筧美和子、溝端淳平らが出演。脚本は「スカーレット」(同局)などを手掛けた水橋文美江が担当し、総合演出は「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)などでメガホンを取った瑠東東一郎が務める。
【キャラクター&キャスト】
・只野仁人(増田貴久)
何事も「フツーに」をモットーにする高校生。「空気を読むことが得意」と自認しており、人の長所を見つける天才。男女の機微には疎いが、人間観察力は担任教師も舌を巻くほど高い。
・古見硝子(池田エライザ)
只野くんと机を並べることになったクラスメイト。校内のマドンナ的存在だが、人付き合いがとても苦手で、「どうやって話しかけよう」などと考えがち。本人は、それを克服して友達と高校生活を楽しみたいと強く思っており、それがなかなか出来ないことを人知れず悩んでいる。
・万場木留美子(吉川愛)
派手なヤマンバメークとギャル語のために周囲から浮いているマンバギャル。一見活発で気が強そうに見えるが、孤独によるストレスで体調が優れない。「本当は誰かと一緒にご飯が食べたい」という本音が言えず、昼休みになると1人で教室を出て行ってしまう。
・長名なじみ(ゆうたろう)
只野の幼なじみ。驚異的なコミュニケーション能力を有する。只野の記憶では男子だったが、高校で再会するとなぜか女子の制服を着ていて、性別ははっきりしない。実は、古見とも小学校時代からの顔なじみ。
・阿瀬志吹(筧美和子)
只野くんや古見さんのクラスメイト。人一倍汗っかきという悩みがあり、常に大量の制汗スプレーを吹きかけている。汗っかきな体質を気にしていることから、深い人付き合いを避けながら生活している。
・潔清子(大西礼芳)
只野くんや古見さんのクラスメイト。極度の潔癖症。生徒会の会長選挙に立候補することになり、古見さんも応援を買って出るが、古見さんの人気を利用したくないからと申し出を断る。阿瀬さんとは小中学校の同級生だったが、潔癖症が原因で阿瀬さんにひどい言葉をかけてしまい疎遠になっている。
・片居誠(溝端淳平)
登校初日に只野くんに異常なまでの執着を持つことになる同学年の男子生徒。大きな体格に金髪のオールバック。見た目は極めてイカついが、それは不登校になってしまった中学時代の経験を踏まえ、周囲にナメられない方法として本人がたどりついた切ない鎧(よろい)だった。
【スタッフ】
・原作
オダトモヒト
・脚本
水橋文美江
・主題歌
aiko「あたしたち」
・語り
高橋克実