くさか里樹の同名コミック・シリーズを原案に、これからの日本の介護について考えるドラマ。介護に「夢」を持つ若き3人の介護士、恩田百太郎（浅利陽介）、神崎仁（渡部豪太）、小池桃代（瀧内公美）が「理想の介護」を目指し、介護のマニュアル化を進めるマンモス・ケア・グループと闘う。
デイケアで、特別養護老人ホームで、そして在宅介護の各現場で、若き3人の介護士は、家事、内職はじめ利用者さんの希望をかなえる「個別ケア」で「理想の介護」を目指す。ホストのヘルプから介護のヘルプマンへ。百太郎たちの介護物語が始まる。

【キャラクター＆キャスト】
・恩田百太郎（浅利陽介）
ホストクラブのヘルプから介護のヘルプマンへ。利用者さんの笑顔を見たいと、とかく「理想の介護」へ突っ走る！

・神崎仁（渡部豪太）
恩田百太郎の高校時代の同級生。ナンバーワン・ホストだったが、客の新居正美（かたせ梨乃）が認知症になったことで、介護の世界へ。マンモス・ケアで昇進を重ねるが、やがてその経営方針に疑問を持つように。

・小池桃代（瀧内公美）
特養「あいらんど」や「はーとらんど」の主任を務めるベテラン職員。介護への思いは人一倍熱く、周囲からの信頼も絶大。

・新居正美（かたせ梨乃）
社会福祉法人マンモス・ケアの元・理事長だったが、認知症となり、今はマンモス・ケアの介護を受ける身に。元気だったころに導入した「完全マニュアル介護」が自身の首を絞めることに……。しかし、新居の「会議！ 会議ィ～！」という口癖には、大きな「謎」が隠されていた。

・寺田事務長（小手伸也）
新居理事長（かたせ梨乃）退任後のマンモス・ケアの実権を握る。グループの利益を追求するため「完全マニュアル介護」を導入。

・松尾一郎（高橋長英）
特養「はーとらんど」入居者。家事や内職など入居者自らが主体的に特養の運営に関わる「個別ケア」を提唱、その導入を経営に働きかける。

・宮園マチコ（市毛良枝）
特養「はーとらんど」入居者。認知症。元美容師。女手ひとつで知樹（津田寛治）を育てた。松尾一郎をかつての恋人・タツさんと思い込んでいる。

・宮園知樹（津田寛治）
マチコのひとり息子。母が松尾一郎（高橋長英）を自分の恋人と思い込んでいることにいらだち、ふたりの仲を裂こうとする。

・恩田美都子（片岡礼子）
恩田百太郎の母。祖母サダ（大方斐沙子）とともに弁当屋「おんだ」を切り盛りしている。

・岡崎（藤本沙紀）
特養「はーとらんど」の介護職員。小池桃代（瀧内公美）の良き相棒……であるが故に、恩田百太郎（浅利陽介）と激しく反目し合うが、次第に介護の理想に目覚めるように。

・沢田千鶴子（左時枝）
元・高校教師。プライドが高く、自分を子ども扱いする介護をことごとく拒絶する…。

【スタッフ】
・原作
くさか里樹「ヘルプマン」