「大奥Season2」ファンミーティング詳細レポート!古川雄大や福士蒼汰ら6名の出演者が集結!

2023/12/08 20:08

 12月12日に最終回を迎えるドラマ10「大奥Season2」(NHK総合ほか)のトークイベント「『大奥Season2』ファンミーティング」が11月30日に東京・NHKホールで行われ、古川雄大さん、愛希れいかさん、瀧内公美さん、岸井ゆきのさん、志田彩良さん、福士蒼汰さんがステージに登壇しました。応募総数6341件、当選倍率は約4倍のイベントに集結したのは2226名の観客の皆さん。平日にも関わらず、全国各地から「大奥」ファンが駆け付けました!

 今回は12/9放送「『大奥Season2』ファンミーティング」に先駆けて、イベントの模様をレポートします! ネタバレが気になる方は放送後にご覧ください。
 


 

出演が決まった時や放送が始まった時の感想は?


 瀧山役の古川さんは「Season1がすごく盛り上がって、Season2への期待値がとても高くなっていたのを肌で感じて『大丈夫かな?』と不安でもあったんですが、責任感を感じながら身の引き締まる思いでした」と振り返り、演じた後には、「おかんとおとんが喜んでくれました(笑)。僕自身は友だちがあまり多い方ではないんですが、数少ない友達から反響がありました」と自虐ネタ(?)を盛り込みます。

 瀧山が支える第13代将軍・徳川家定役の愛希さんは「『大奥』の原作もSeason1も拝見していたので、びっくりしました。私で大丈夫かなと緊張感がすごく大きかったです」とオファーに驚いたそう。その後、ファンから「楽しみにしています」といわれてうれしかったと笑顔で話しました。

 家茂を支え、老中にまでなった阿部正弘役の瀧内さんは「Season1を見ていたのですごくうれしかったです。他局でドラマをやっていた時に、皆で『大奥』を見ていて。でも出るなんて言えないから、すごくうれしいと思いながら黙っていました」と他局でも人気だったことを明かします。

 男装して第14代将軍・徳川家茂に嫁いでくる和宮役の岸井さんは「『どの大奥?』って聞きました(笑)。NHKの『大奥』に出られるなんてすごくうれしかったですし、何より和宮という役を任せてもらえたことは、プレッシャーでもあり、とてもありがたいことだなと。すごく好きな役になりましたし、家茂とのシーンも毎回心に来るものがあったので、この役に出会えてよかったです」と役に出会えたことへ感謝も。

 
 和宮を迎え入れる家茂役の志田さんは「私も初めて出演のお話を聞いた時には『あの大奥ですか?』と聞き返してしまったくらい本当にびっくりして。後日、徳川家茂という役柄を聞いて、二度びっくりしました。まさか自分が将軍の役をやらせてもらえる日が来るなんて思ってもみなかったです」と驚きの連続だったといいます。

 そして、Season1で万里小路有功を演じ、Season2では胤篤(のちの天璋院)を務めた福士さんは「人一倍緊張して責任を感じました。有功を受け入れてくださった方が多かったので、『ここで終わった方がいいんちゃう?』という気持ちでいたけど、やりたい気持ちもあって。胤篤はお万の方の再来といわれるような魅力的な人物なので、『やらせていただけるのであれば、出たいな』と。有功と胤篤を演じる難しさと魅力の両方を感じていました」と2役を演じることについての思いを語りました。

 余談ながら、舞台で何度も共演しているにもかかわらず、古川さんと愛希さんは撮影中、ほとんどしゃべらなかったそうで、「お互いに役にのめり込むタイプだから」と話す古川さんに対し、「私のことをストイックとおっしゃってくださいましたけど、古川さんがストイックなんですよ」という愛希さん。一方、「古川さんとは集中力がいるシーンが多かったので、全然お話ができなかったんですけれど、正弘とはお菓子作りのシーンで仲良くなりました」と瀧内さんを見つめると、瀧内さんは「お菓子作り以外のシーンが過酷すぎて…」と愛希さんを見つめ返して目を潤ませます。そして涙を拭こうとする瀧内さんの手にはなぜかキラキラのつけ爪が付いた真っ白い手袋がはめられており、「これを絶対に着けてでなきゃいけないって言われて…」とウルウルしながらも笑っていたのでした。

阿部正弘と運命的な出会いを果たし、大奥総取締になる瀧山

 吉原で陰間として働いていた時に阿部正弘に見いだされ、大奥総取締となる瀧山は「自分で言うのもなんですが、かわいらしい人だと感じていました。かわいらしさをどう出していくかを監督と話しさせていただきました」と役作りについて答えながら「瀧山はすごく優秀な人。陰間で培ったコミュ力があるけど、ちょっと真っすぐすぎるんです。完璧なようで、ピースが一個足りていない感じが瀧山を演じるうえでの面白いところです」と人物像にも肉薄。

 お茶目な部分を出すために心掛けていたことを答えようとしていた古川さんに、福士さんが横から入って来て「僕が好きなところいいですか? 胤篤が『流水紋を着たい』と言った時の瀧山の『着れるか!』っていう顔で突っ込んでいるところが好きです」と突然の告白に「ありがとうございます。その後の第18回でも大げさに芝居をする瀧山の顔芸が披露されていますのでそこも探していただいて…」と注目ポイントをアピールしました。

 そして、瀧内さんから「陰間茶屋で会った時の瀧山がめちゃくちゃうつくしくて、ピッタリだった」と褒められた古川さんは、お礼を述べた後「『まあ、うつくしい』って言われなければいけないから、前日は何も食べなかったです。やせるために」というと瀧内さんや会場から「えー!?」と驚きの声が上がりました。すると、古川さんは「何も食べないはちょっと言い過ぎ…控えました」と大げさに話してしまったことを反省する場面も。

 また、岸井さんからは「瀧山は…正座ができなくて。芝居が終わったら即座にすっくと立ちあがるのが印象的で、突っ込まざるをえないくらいでお茶目だなと思っていました(笑)」と暴露され、思わず笑ってしまう古川さんでした。

実父の虐待に苦しむも、阿部正弘や瀧山との出会いで変わる家定

 第12代将軍・家慶(高嶋政伸)のいびつな寵愛を受けていた家定を演じるにあたり「生きる気力を失くしているところから始まるので、生気がないところから、いろんな出会いによって変わっていく過程を表現できたらと思って演じていました。そして、毒を盛られまくっているので(笑)、病弱なんです。気が緩むと声が大きくなってしまうので、元気良くならないように気を付けていました」と心掛けていたことを語ると、瀧内さんが「お芝居とても上手だなって。変化の表現の仕方がすごく細かくて、それがすごく好きでした」と言って、見つめ合う二人、それに対し、「告白みたいになってる」と福士さんはちゃちゃを入れながらも「涙の魔術師なんじゃないか」と絶賛。「テストから何度も何度も泣かれていて、集中力は尊敬します」と目の当たりにした二人のすごさを明らかにしました。
 

兄の代わりに家督を継ぎ、家定を支えた阿部正弘

 男性が要職に就くようになったとの中で兄の代わりに家督を継ぎ、家定をサポートし続けた正弘役の瀧内さんは初めての時代劇に「時代劇は普通のテンポで話していると何を言っているのか分からないんですよ。本当にゆっくり、何を伝えたいのか、言葉に慣れる練習をしました。元々早口なので、言いたいなというところを抑え、ゆっくり、目線にも気を付けながら演じていました」と苦労した点を語り、「井伊直弼(津田健次郎)にはっきり言うところは似ているかな」と自身との共通点も分析します。

 実は共演シーンはほとんどなかったという福士さんは「毎回会うたびにやつれた正弘だったので『いつもこの人、やつれているな』と(笑)。元気な阿部正弘はオンエアで見させてもらって安心しました」と笑いを誘っていました。
 

降嫁を拒否した弟の身代わりに男装して家茂に嫁いできた和宮

 愛されたい気持ちから行動している和宮を思うとつらいといい、役に寄り添う岸井さん。「家茂が『光です』と言ってくれるシーンがすごくいいシーンでした。本当に彩良ちゃんでよかったなって思っています」としみじみ。また、意外にも京ことばが難しかったそうで「関西弁はやったことがあったんですが、京ことばは初めてだったので、先生に早く来てもらってずっと京ことばを練習していました。でも、暗いシーンばかりが続いたりするので、悲しくなってきちゃうんですよ。だからわざと音だけ合うようにして楽しんで覚えていました(笑)」と覚えるために工夫をしていたといいます。

 京ことばといえばSeason1で福士さんも使っていたことから、「時代劇の京ことばは今のとも違うし、大変でした。(岸井さんも)ずっと練習をされていましたよね」と岸井さんに話を向けると「たまに福士さんにダメ出しされていました」と打ち明けると、それにこたえるように京ことばで「『ちゃう、ちゃう』ってね」と返す福士さんでした。

和宮を温かく受け入れ、将軍として政にも向き合う聡明な将軍・家茂

 公武合体政策で不本意な降嫁をした和宮を優しく迎える家茂を演じた志田さんは、「心の奇麗な方を演じていて私も心が洗われました。作品の中では描かれていないですが、家茂自身もこれまで和宮様のような友達感覚で話せる方がいなくて、その存在に救われていたんだろうと感じていました」と家茂の心情に思いを馳せる一方、「Season1を見ていた御鈴廊下を歩けるんだと思って、台本を読んですごくワクワクして、おうちでこっそり練習をしていました(笑)」というかわいい一面も。

やがて家茂の心遣いに心を開いていく和宮。「家茂は和宮が人生で言われたことがない言葉をずっとかけてくれるんです。『ほんま?』って疑うけど、それを超えて染み込んできてしまう言葉を言われるので、それは和宮にとっても私にとっても届く言葉ですてきだなと思いました」といい、家茂の言葉は岸井さん自身の心にも響いたそう。
 

お万の方を彷彿とさせる家定の正室・胤篤

 薩摩・島津家から送り込まれた胤篤でしたが、家定の心情を理解し、両想いとなる胤篤を演じた福士さんは「ドラマの中では描かれていないんですけれども、胤篤は自分らしく生きてきた人間なので、苦しい過去は持っていない明るい人間なんです。大奥の世界を壊していく存在でもあるし、胤篤の人生をどうやったら魅力的に描けるかと考えていました」と人物像を考えながら演じていたと話し、「有功は過去がめちゃくちゃあったんですけど、胤篤は全然違う印象で。胤篤という役が心の隙間を縫って溶かしていく役だったので、家定も愛希さん自身の心もどうしたら心を開けるかと考えました。さっきも言っていましたけど、なかなか心開かないんですよ。この二人は!」と愛希さんだけではなく、古川さんも指差し、二人に心を砕いていたと吐露すると、「え? 僕も?」と驚く古川さん。それを受けた福士さんは「なかなか開かないじゃないですか。事務所からも聞いていますよ(笑)」と暴露すると、会場からも相槌の代わりに拍手を送られていました。

 また、現場では岸井さんと福士さんがムードメーカーだったよう。岸井さんは福士さんから「初対面なのにスタジオで最初に、『ちっさ!』って言われてびっくりしちゃって」と衝撃を受けたというと、「思いのほか小さいから、小さいお方だなと…」と丁寧な表現をする福士さんに「そんな言い方じゃなかった!」と反論する岸井さん。そこへ同じ現場にいたという古川さんが「(岸井さんは)『初対面でいきなりそんなこという?』って突っ込んでいましたよね」と笑顔で話し、楽しい現場だったことが伝わってくるエピソードを披露します。

印象に残っているシーンをVTRで振り返り!

 出演者が印象に残っているシーンをVTRとともに振り返るコーナーでは、病気の正弘に、馬に乗れるほど元気になった姿の家定がシーンが選ばれ、瀧内さんは「自分の気持ちを最後に伝えることができて、幸せなシーンでした」と回顧すると、愛希さんは「このシーンを見ると本当に泣いてしまうので、見ないようにしているんです。大切な人を失うのは家定にとって初めてのことなので、それがどれくらいつらい事だろうと思うだけで…。カットがかかっても涙が出るくらいつらいシーンでした」と目に涙を浮かべていました。

 
 古川さんも「二人の背景にグッときていて、完成を見て号泣しました」と語り、しんみりとした空気になっていたのですが、「皮膚科で点滴をしながら見たんですけど、エネルギーを入れたのに出ちゃった。全部流れちゃうんじゃないかと思うくらい、号泣したシーンでした。すばらしいシーンでした」と真面目に話すと、会場は大爆笑の渦に。「天然なんですよね!」との瀧内さんの発言に対して拍手が起きていました。

 また、家茂が和宮の過去を知るシーンを選んだ志田さんは「台本を何度読んでも和宮様のことを思うと泣いてしまったのですが、現場に行ったら、ど緊張してしまって」と明かすも「岸井さんが演じる和宮様に助けられてできました」と感謝を述べます。また、岸井さんも「胸がいっぱいになるんですけど、和宮としては泣いてはいけないので」と涙をこらえて演技をしていたといい、「今でも思い出すと胸がきゅっとなります。すごく長いシーンで、一連でやらせてもらったからこそ、思いがのり、印象深いシーンになりました」と振り返りました。

 そして、家定が胤篤に「好きだ」と思いを告げるシーンをセレクトした福士さんは「家定公が抱えていたことを少しずつ胤篤に吐き出してくれて、このように伝えてくれて。自分の中にも心に残っているシーンですし、原作を読んだ時も心に残っていたので、緊張感はあったんですけど、奇麗だなと思っていました。素晴らしいお芝居を受けて気持ち良かったです」と選んだ理由を語ります。さらに「寝殿のシーンも結構好きで。胤篤が郷中教育のことを薩摩ことばで話すと、家定公もつられて『もす』、『もす』って使うところが『かわいいな』と思ったし、寝そべりながら話すシーンがなんか『いいやん』と思って好きなシーンですね」とお気に入りの場面を思い出してニッコリ。

 瀧内さんも「大好きなんですよ。誰よりも家定公が幸せになってほしい思いを伝えて死ぬので、このシーンは涙が出ちゃう」と正弘の気持ちに寄り添いながらコメントし、「脚本が秀逸なんですよ。どこの要素を入れていくか、演者が演じやすいように書いてあって、伝えたい言葉がしっかり詰まっているので、本当に演じやすい台本でした」と森下佳子さんの台本を絶賛していました。

 最後に登場したのは、徳川治済(仲間由紀恵)の狂気シーン。瀧内さんが「もう恐ろしすぎて(笑)。子どもをあんな感じで踏んづけるなんて、衝撃的で。本当に忘れられない。仲間さんの迫力も…。恐ろしかったです」というと、岸井さんも「私たちは医療編の台本をいただいていないので、子どもを踏んづけているのを見て二度見しました。『うそでしょ!?』ってなって(笑)。どのシーンも恐怖でした。『思ったより退屈』って言っていたところも、『まだ退屈してるの?』と視聴者として楽しんだシーンでした」と声に出してしまうほどだったといいます。

医療編、幕末編で演じてみたい&興味深い登場人物とは?

 勝海舟(味方良介)を選んだのは、古川さん「皆さん、すみません。これから登場してくる人物なんですよね。僕がやったことがないというのが一番の理由で、すごく頭が切れて豪快で頭の良さと言葉で戦って切り開いていくのがかっこいい」と魅力を話します。その後、味方さんととても仲がいいそうですねと問われた古川さんは「まあ、普通です」と回答すると、会場から笑いが。その後、古川さんが何度も「普通」を連呼するたびに、場内は笑いで包まれていました。

 愛希さんと瀧内さんが印象に残った人物として取り上げたのは青沼(村雨辰剛)。愛希さんは「原作を読んでいても青沼の真っすぐさが胸に響いて、テレビの前で私もありがとうございましたという気持ちでいっぱいでした」というと、瀧内さんも「こんなに不条理なことがあるんだ」と思いながら、青沼のすばらしさに心を奪われた様子。

 さらに岸井さんは平賀源内(鈴木杏)を演じてみたいそうで「平賀源内自体も好きだったんですけど、この作品では「『ありがとう』って言われるのが一番好きさ」というセリフが最後まで心に残っていて、最後青沼が「ありがとうございます」というところにつながっていく。発明家でもあり人に影響を与える源内を鈴木さんがとてもすばらしい演技でやられていて、いろんなものを背負って生きてきた人だけど、ああいうはつらつとした明るさではじきとばすのはすてきだなと思ったので平賀源内にしました」と告白しました。

 そして志田さんが選んだのは徳川治済。名前を聞くだけで会場から笑いが起きていましたが、志田さんは「いろいろなトラウマを視聴者の皆様に与えた人物なのではないかと思います。特にカステラ。皆さんもカステラが出てくるたびに『これは大丈夫なのか?』と思ってしまうほど、印象的に残っていると思うんです。良くも悪くも印象に残る役柄で、いつか役者としていろんな引き出しを増やして成長できたときに演じてみたいです。自分だったらとにかく楽しそうに演じたいですね。ニコニコで演じたいです」と笑いながら答えます。

 最後に答えた福士さんは黒木(玉置玲央)を指名。「黒木の生き方がいいなと思って。実直で真っすぐで青沼と一緒にいることで生き方や考え方を変えて。最後の雨に打たれるシーンは、原作を読んでいた時も『これはすごいシーンだな』と思っていたので、実際にそのシーンをすてきに撮っていただいて、無茶苦茶うれしかったですし、黒木という役は天璋院にとっても今後も大事になってくるキャラクターなので、そういう意味も含めて選びました」とコメント。
 加えて、瀧山も演じたい人物だといい、「(瀧山の)黒い流水紋。あれ着たかったな~。黒木もそうですけど、裏で支える人間の格好良さがいいですよね」というと古川さんが「ありがとうございます」とお礼を述べた後に「この人もちょっと足りないところがあって…」と発言したことから、福士さんが「僕ですか?役ですか?」と思わず聞いてしまう場面も。古川さんは慌てて「役です。天璋院もちょっと足りないところもあるし、瀧山も足りないところがあるので、それを二人で補っていけばいいバディーになれるのかなと感じました」と補足しました。

衣装や小道具の魅力を解き明かす

 瀧山と胤篤が着ていた裃(かみしも)の流水紋はすべて手書きだといい、「この流水紋は3,4回くらい直しが入っています。その方々の苦労を間近で見ているので、その思いを背負って着ていました。ただ、自分で見ることができないのでOAで見て素晴らしいなと感じました」と制作者の苦労を明かします。

 一方、福士さんは「大奥の衣装展で見て、すごくすてきだなと思いました。(先日放送された大奥の)『100カメ』を見ても、そのこだわりを感じて。衣装さん、美術さんがすごく丁寧に作ってくださっているので、そんなかで自分たちがここに入れるのは幸せだなと思います」とスタッフに改めて感謝していました。

 そのほか、家茂と和宮が食べる花びら餅について、岸井さんは「花びら餅を知らなかったんです。京都の方に聞いても三が日にしか出ていないといわれて。手作りしてくださって、おいしかったです」と振り返ると志田さんも「花びら餅は私も初めて知りました。甘く煮たごぼうってどうなんだろうと思ったけど、風味がすごくおいしくて、また食べたいなと思うくらいおいしかったです」とその味に感激したそうです。

 次に登場したのは、瀧内さんがドラマで使用した火事装束。実物が登場し「懐かしい! うれしい!」と喜ぶ瀧内さん。「10キロくらいあって、ものすごく重いんですよ。火事装束なんて着ることなんて人生でないから、すっごくうれしくて写真をたくさん撮って、いやー楽しかったな。本来は武士しか着用できないものなので。すごいんですよ、本当に」と破顔一笑。そこへ「白い手袋しているから『なんでも鑑定団』みたい」と福士さんが笑いながらいうと、場内も笑いに包まれました。

 最後に「大奥」の作品の魅力を出演者全員が熱く語り、イベントは幕を閉じました。

 

【番組情報】

「大奥Season2」ファンミーティング
NHK総合
12月9日
土曜 午後5:30~6:00

ドラマ10「大奥Season2」(最終回)
NHK総合・NHK BSプレミアム4K
火曜 午後10:00~11:00ほか



取材・文/KH