「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士が常識を覆す、逆転パラドックスエンターテインメント「アンチヒーロー」の公式メモリアルブックが遂に発売されました! その中から、出演者陣にドラマの魅力や制作秘話を語って頂いたインタビューを抜粋し6回にわたってお届け。第1弾は、ドラマの主人公・明墨正樹を演じた長谷川博己のスペシャルインタビューをお届けします。
(本稿は発売中の「日曜劇場『アンチヒーロー』公式メモリアルブック」内の一部記事を抜粋、再構成したものです)
確固たる自信を持たないと、この明墨というキャラクターは演じられませんでした
――撮影を振り返っての感想、印象的なシーンを教えてください。
「印象に残っているのは最初の法廷のシーンですね。『どこまでやるか』『ここまでやっていいのか』というのを探りながら撮っていました。法廷でのセリフの言い方や動きにも、ある程度決まりがあるんでしょうけど、そういう決まりみたいなものを飛び越えて壊さないと、この後に明墨を演じる幅が狭くなってしまうと思ったからです。かといってリアリティが無さすぎるのも嫌だったので、撮影しながら、プロデューサーや監督の感触、現場の雰囲気を見て『これはやってもよさそうだな』『なんか面白くなってるな』と感じながらやってみたり。感覚的な部分なので人に聞くこともあまりできなくて、 毎回孤独になっていました。みんなの感覚はどんな感じかなっていうのを見ながらやっていたので、今でも印象に残っています。なかなか面白かったですよ。なかには僕の勘違いもあるでしょうけど(笑)」
――番組の反響はいかがでしたか?
「いつも周りの反響がよくて、皆さん、すごく楽しんでくれていてよかったです。ただ、反響を受けてやるのも大事ですが、自分が決めたことはポリシーを持ってやらなきゃいけないっていうことは感じていました。それが批判されようとも、その部分も受け入れて、確固たる自信を持たないと、この明墨というキャラクターは演じられませんでした」
――野村萬斎さん演じる伊達原泰輔の印象を教えてください。
「なんというか、異界の人でしたね……! 現実から虚構にズバっと引きずり込むといいますか。伊達原と対峙するのと、見ているのとでは全然違いました。同時に伊達原ほどではないかもしれませんが、明墨にも異界に踏み込んでいる部分があると感じています」
――事務所の仲間といえば、緊張感のあるシーンが続く中、愛犬・ミルと一緒にいる場面が視聴者の和みになっていたと思います。ミルとのシーンで印象的な場面はありますか?
「撮影が進むにつれてミルが慣れてくると、僕が説明セリフを言う場面で監督が僕の側にミルを配置するようになったんですよ。こっちはセリフのことでいっぱいいっぱいになっているときに『ちょっと撫でてください』って(笑)。ミルの餌を持ちながら演技をする場面でも、本番中はミルが餌を狙ってしまうので、隠しながら演じたり。苦労といえば苦労したのかもしれないです。その自由度や存在感という意味で、ミルには役者として勝てなかったですね(笑)。でもミルがいてくれて本当に助かりました。やっぱり動物の存在って萌えポイントというか、すごくバランスがよくなるんですよね。シリアス過ぎないので、見やすさも生まれたんじゃないかなと思っています」
――話が進むにつれて明墨の人間性が明かされていきます。長谷川さんは、明墨の人間性の部分をどう捉えて演じていたのでしょうか。
「まだ深いところで全然掴めていない感じはあります。素のように見えていながらも、実際は違うかもしれない。涙すらも素の明墨ではないかもしれない。最後まで一筋縄ではいかない男です」
(インタビューの完全版は、現在発売中の「日曜劇場『アンチヒーロー』公式メモリアルブック」をご覧ください!)
■Profile
長谷川博己(はせがわ・ひろき)
’77年3月7日生まれ。東京都出身。’08年に「四つの嘘」でドラマデビュー。「鈴木先生」でドラマ初主演(’11)、映画「鈴木先生」(’13)、「シン・ゴジラ」(’16)で主演。ほかドラマでは「小さな巨人」(’17)、連続テレビ小説「まんぷく」(’18)、大河ドラマ「麒麟がくる」(’20)、映画「はい、泳げません」(’22)、「リボルバー・リリー」(’23)など多数の作品で主演を務める。
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日曜劇場「アンチヒーロー」公式メモリアルブック
定価:2,200円(本体2,000円)
発行:東京ニュース通信社
【主な内容】
●メモリアル・フォト集
●出演者グラビア&インタビュー
長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、野村萬斎
●人物関係図
●全10話ストーリーガイド
●人物プロフィール
●事件ノート
●制作陣座談会
プロデューサー・飯田和孝×脚本・山本奈奈、李 正美、宮本勇人、福田哲平
●Music Interview
主題歌:milet、劇伴音楽:梶浦由記
●初公開!番組割本
~最終回クライマックスシーンを割本で「読む」
●深掘り!ドラマの美術デザイン
●撮影オフショット
Blu-ray&DVD BOXが、2024年10月30日(水)発売!
「アンチヒーロー」Blu-ray&DVD BOX
Blu-ray BOX:4枚組 32,340円(税込)
DVD BOX:6枚組 26,400円(税込)
発売元:TBS・TBSグロウディア
販売元:TCエンタテインメント
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【映像特典】
スポット集 ほか
【封入特典】
ブックレット
【TBSオリジナル特典】
マフラータオル(TBSショッピングで購入の場合のみ)
※内容・名称は予告なく変更となる場合がございます。
※仕様変更に伴い特典が付かない場合がございます。