EXOのメンバーでもあるド・ギョンスなど韓国トップ俳優たちの素顔に迫る「Off the Grid 秘密の足跡」が、CS放送のMnetでついに日本初放送！
カメラの前に立ち、常に多くの人に注目される生活を送っている韓国トップ俳優たち。そんな彼らが、世間の視線から脱して癒しと一人の時間を求めるべく、自ら車を運転して人里離れた場所へ2泊3日の旅に出ます。
ストレスの多い日常から離れて全ての感情から解き放たれた時、彼らは何を思い、何を感じるのでしょうか？
3日間の足跡をカメラに収めたドキュメンタリー「Off the Grid 秘密の足跡」に出演するのは、ドラマ「梨泰院クラス」（’20年、JTBC）で人気を博した女優キム・ダミをはじめ、EXOのメンバーで俳優としても活躍しているド・ギョンス、実力派トップ女優ハン・ジミンほか、キム・ヒエ、チョ・ジヌン、ムン・ソリなど韓国を代表する俳優6人。
一人で自由な時間を過ごすスターの素顔はもちろん、映像美やBGM、本人のナレーションにも注目です！
そして今回、日本初放送を記念して開催された「スペシャルトークショー」の模様をインタビュー形式でお届けいたします。MCは、元祖K-POPアイドルでおなじみの藤原倫己さん、ゲストとして、韓国好きが高じてNHK「テレビでハングル講座」（’20年、’21年）で生徒役を務めたほど、韓国に目がない満島真之介さんが登場。満島さんが感じる、韓国作品や、「Off the Grid 秘密の足跡」の魅力に迫ります。
まるで自分も旅をしているかのように思える作品
「アンニョンハセヨ～」と、韓国語で登壇した満島さん。なんでも、満島さんが韓国に目覚めたきっかけは、今回の「Off the Grid 秘密の足跡」を放送するCSチャンネルのMnetなのだそう。「事務所の社長とマネジャーが韓国作品を好きでMnetに加入しており、録画した作品を見せてもらっているうちに、一気に興味が出てきて…。よく言う、完全なる沼！」と、Mnetとの縁を興奮気味に語ってくださいました。続けて、「その後、韓国語に興味を持ち始めて、映画やドラマ、バラエティー番組を見ていると、韓国の方の湧き出るパワーに親近感を感じて、『あれ？ 僕が生きる道はそこ（韓国）かな？』と勝手に思い、NHKのハングル講座（「テレビでハングル講座」）のプロデューサーさんに出演を直談判しました」と、本邦初公開（!?）な裏話も。さらに、「ハングル講座」に出演した2年間があったから、今回のような場所にも呼んでもらえたと喜びを噛みしめていらっしゃいました。
夢は、地元民のように漢江沿いをランニングし、コンビニで作ったラーメンを食べること！
そして、ここからは本題！ 「Off the Grid 秘密の足跡」について、インタビュー形式で満島さんの思いをお伝えいたします。
――全12回で、6人の俳優が2回ずつ登場する本作。第1回、第2回のゲストは、「梨泰院クラス」でチョ・イソを好演したキム・ダミさんです。
「センセーショナルで世界に衝撃を与えた『梨泰院クラス』のチョ・イソ役もですが、演じられる役によって表情がすごく変わる女優さんという印象ですね。整えていない姿を明かすことって、すごく勇気のいることだと思うのです。ただ、韓国のバラエティー番組などでは、整っていない姿を見せてくれることが多いですよね。これが視聴者との距離感が縮まる理由なのかな、と感じていました」
――先ほどのキム・ダミさんのほか、今回は、EXOのD.O.（ディオ）さんが、俳優ド・ギョンスとして出演されています。
「EXOの歌ももちろん知っていますし、ド・ギョンスさんの映画はほとんど見ています。お芝居が本当に素晴らしいですよね。EXOのD.O.から離れて、ド・ギョンスとして見た時も、本当に魅力的。映画『神と共に』（’19年）では、素朴さと目の奥にある怒りと悲しみを表現していて、『彼がいないと成り立たないくらい！』だと思って見ていました。個人的に、セリフを言う時の彼がすごく好きで、EXOとしてステージ上で見せる姿から一転、俳優としてカメラの前で孤独な少年、心優しい一人の青年を演じるギャップに萌えますね。だからこそ、今まで見たことのないギョンスの表情がとても気になります！」
――本番組のテーマは、逃避行。もしも、満島さんが2泊3日で逃避行するなら…？
「韓国！ 実は僕、行ったことがなくて…（汗）。それなのに、こんなに語っているのですが、行ったことがないからこそ憧れも強いです。これまでさまざまな韓国の作品を通して、いろいろな地方を見てきましたが、ソウルさえ行ったこともない…。僕の夢は、住んでいる雰囲気を醸し出しながら、漢江（ソウルの中心部を北西方向に流れる河川）沿いをランニングすること。その後に、近くのコンビニでラーメンを買って、ベンチで食べたいですね（笑）」
――いいですね！ ちなみに、韓国と日本のお芝居でココが違うな、など違いを感じることはありますか？
「すごくあると思います。恐らく皆さんも感じているから、韓国の作品を見るのではないでしょうか。セリフが美しい、登場人物一人一人をしっかり描いてくれるので、共感したり、感情移入できる部分を、より見つけられると思います。告白シーンも美しければ、キスシーンもキュンキュンしちゃうじゃないですか♡ 僕は、恋愛ドラマに出演したことがないに等しいので皆さんと同じ目線なのですが（笑）、そのシーンを作るまでの努力がものすごいな、と。ロマンチックさも全面に出してきますよね。キザなセリフや行動も、前段階から背景をしっかり描いているので、その作品や恋愛に自分も参加している気分になります。ただ、もしも僕が韓国の恋愛作品に出演できたとしても、僕は恋愛する側ではなくて、恋愛する主人公のお友達役だと思います（笑）」
――（笑）。それでは最後に、「Off the Grid 秘密の足跡」の見どころをお願いします！
「韓国の風景、色や音に触れていると、『日本も原色に囲まれた美しい国だな』と発見する部分もあると思います。韓国の音を聞いて親近感を覚える一方、韓国の建物を見て日本との違いに気付く。両者の近い部分と遠い部分に気付くと、まるで自分も旅をしているかのような感覚になれると思います。朝に見ても、一日の終わりに見ても、その日が良い一日だったと思える作品。あとは、原題「잠적（cham-jŏ）」の意味を知った上で見ていただけたら嬉しいです。（日本語で潜伏という意味）テレビに出ている方たちの心情、もちろんアイドル、役者、国によって異なりますが、感じていることは皆さんそんなに変わらないのかもしれないな、って。そして、この作品を見た後に、俳優さんの出演作品も見たくなりますし、ドラマや映画を見た時に感じ方も変わってくると思います。『Off the Grid 秘密の足跡』だけでは終わらず、それこそ旅のようにほかへと繋がっていく番組ですね。この作品を見た上で、『梨泰院クラス』、ギョンスの違う作品や、EXOのステージを見ると、より親近感が湧くと思います！」
■Profile
満島真之介（みつしま・しんのすけ）
1989年5月30日生まれ。沖縄県出身。’10年に、舞台「おそるべき親たち」で俳優デビューを果たし、’12年の映画「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」で数々の賞を受賞。近年は、映画「キングダム」シリーズ（’19年、’22年）、「アキラとあきら」（’22年）、ＮＨＫ大河ドラマ「いだてん～東京オリムピック噺～」（’19年）、「青天を衝け」（’20年）、「ナンバMG5」（’22年、フジテレビ）、「新・信長公記～クラスメイトは戦国武将～」（’22年、読売テレビ）、ウェブドラマ「全裸監督」シリーズ（’19年、’21年）などに出演。ほか、「テレビでハングル講座」（NHK）では、’20年度、’21年度の生徒役を務めた。
「Off the Grid 秘密の足跡」番組情報
Mnet
10／21（金）スタート 毎週金曜 後9:00～
※リピートあり
※Mnet Smart＋では、本放送後配信開始
写真提供／Mnet