【ご当地アナウンサーの推しドラマ】石川テレビ放送

2022/08/26 17:05

全国の男性アナウンサーに推しドラマを聞く、【ご当地アナウンサーの推しドラマ】。第2回は、石川県「石川テレビ放送」から、久保田啓介アナウンサーが登場。
久保田アナウンサーの推しドラマや、石川テレビや金沢市、石川県の魅力を、写真とともにご紹介いたします。

推しドラマは、金沢にゆかりのある「半沢直樹」!

――入社4年目の久保田アナウンサーは、東京都新宿区のご出身だと伺いました。

「はい、アナウンサーを中心に就職活動を行う中で石川テレビからご縁をいただき、石川にやって来ました。実は、就職活動とは別で、大学2年生の時に2泊3日で石川に来たことがあるのです。1日目は金沢観光、2日目は白山市でスキーをしたのですが、その話を弊社の採用面接時にしたところ、『わざわざ他県から石川にスキーをしに来るなんて珍しい!』と、とても話が弾んだという良い思い出があります!」

――確かに、スキーをするために石川県を訪れるのは珍しいかもしれません。そして現在は、情報番組「石川さん情報Liveリフレッシュ」(月曜~金曜 前9:50~)を担当されており、数多くのロケで県内各地に足を運んでいらっしゃいます。その中で、石川や金沢のことを知っていったのでしょうか?

「はい、確実に番組出演のお陰で知識が増えました。あとは、入社1、2年目は報道記者を兼務しながら、『久保田のふれ愛さんぽ路』(’19年10月~’21年3月)という街を巡るコーナーを持たせてもらっていたのです。これらの番組のお陰で、『石川の方と人一倍触れ合っている!』という自負はありますね。あとは、石川テレビが“少数精鋭”で業務に取り組んでいるので、私がリポーターとディレクターを兼務することもあります。取材をするお店を決め、打ち合わせに行って…と、取材対象者の方の思いを肌で感じることができていることも大きいかもしれません」


――ということは、石川や金沢の方言にも、もう馴染みましたか?

「そうですね。石川に来る前までは『石川の方言って、何だろう?』と、あまり印象がありませんでしたが、今では『いいげん』(意味=大丈夫)という方言の虜です! 『すみません、○○をしてしまいました(涙)』などと先輩に話した時に、『いいげん! いいげん!』と言われた時に、ものすごく温かさを感じまして…(涙)。僕も4年目になるので、友人と話をしながら『なんでいや!』(意味=なんでだよ)と、とっさに出ることもあります(笑)」


――そして、久保田アナウンサーがどんな方なのか調べていたところ、なんと“物まね動画”に辿り着き、印象が180度変わりました(笑)。大人しい方なのかな、という印象を持っていたので…。

「幼い頃からテレビが好きだったこともあって、小学校ではいつも物まねをしていました。特別なオチがなくても周囲が笑ってくれるので、勝手に物まねをしてしまいますね。それは今も同じですが…(笑)」
  

  
――(笑)。ドラマ「JIN-仁-」の物まねもしていたと聞いたのですが、ほかに物まねのできる、いえいえ、推しのドラマなどはありますか?

「『半沢直樹』(’13年ほか、TBS系)です! あまり知られていないのですが、実は金沢が舞台の一つにもなっているのです。簡単にお話をすると、金沢市で町工場を経営していた父の敵を討つために銀行員になった半沢が、大和田という人物に倍返しをしていく、という物語です。その中で、大和田が半沢に、『金沢の地酒でね、“鳶姫”っていうんだ…』(大和田の物まね披露中)と言いながら、日本酒を勧めるシーンがありまして…」


――金沢が、「半沢直樹」のゆかりの地だったとは!?

「そうなんです! そのシーンが記憶にあったので、『“鳶姫”ってどんなお酒だろう?』と、金沢に来て以来ずっと思っていたのですが、実はこの『鳶姫』は架空のお酒でして…。ただ、架空のお酒と言いましたが、石川県の有名な地酒『加賀鳶』(金沢市/写真)と『菊姫』(白山市)に由来しているのだそうです。これを知ってさらに、石川との“縁”を感じましたね」

故郷になった場所。それが、ここ金沢であり石川

――“鳶姫”から金沢、石川の魅力に気づく人が増えたらいいですよね。 

「本当に魅力的な場所ですから…。言うなれば、金沢には“全部ある”! 香林坊などの繁華街があれば、長町武家屋敷跡をはじめ城下町の風情が残る文化や伝統工芸も根強く残っています。さらに、医王山、卯辰山などの山があって、つまり、山がある=温泉もあります。ここ(石川テレビ本社)から車で30~40分ほどの場所にある湯涌温泉は、金沢の奥座敷です。そして、海があるので海鮮もおいしい! いやぁ、片手では入り切らないほどいろんな魅力があります」

――そんな金沢、石川の魅力を紹介している「石川さん情報Live リフレッシュ」は、共演者の方々がとても仲良し(写真上)だな、と久保田アナウンサーのInstagramから伝わってきます。

「アナウンサー以外に、タレントの越村江莉さんが出演されているのですが、江莉さん自ら、石川のいろいろな場所に連れて行ってくれるのです。僕にとって大先輩である江莉さんですが、いい意味で気を遣わずに接することができていますし、そういう関係性が番組の面白さにも繋がっているのかな、と。もちろん、アナウンサー同志でも仕事終わりや休日にお茶をしたり、ドライブに行くこともあります」


――アナウンサーの皆さんと休日にもお茶を!? そして2枚目の写真をよく見ると、「百万石まつり」の紋様が後ろに見えますが…。

「これは、お仕事の後にみんなで一息、ついていた時のものです(笑)。石川テレビでは毎年、『百万石まつり』を生中継で放送しているのですが、新型コロナウイルスの影響で一昨年、昨年は開催中止になりました(昨年は異例で、55分の特別番組を放送しました)。3年ぶりの開催となった今年(6月4日(土)開催)、弊社でも3年ぶりに生中継の特番を放送するということで、同僚と下見に行った時に撮りました。僕にとっても初めての経験で、準備などは大変でしたが、金沢の文化や、前田利家が礎を築いた加賀百万石で繋がってきた金沢の人々の思い、矜持を感じられる貴重な経験でした。金沢がこれだけ魅力的な場所、ということに対する答え合わせができた瞬間でしたね」


「“故郷になった場所”です。初めての一人暮らしも、初めての社会人も、アナウンサーとしてデビューしたのも、全て石川県金沢市。地元・東京から金澤に戻って来た時も、この地に降りた時に聞こえる方言が、本当に落ち着く…。石川県、金沢市に来てよかったな、と心の底から思っています」



■Profile
久保田啓介(くぼた・けいすけ)

1996年6月13日生まれ、東京都出身。’19年、石川テレビ放送に入社。担当番組は、「石川さん情報Live リフレッシュ」(毎週月曜▶金曜 前9:50~)、「リフレッシュ ぷらす」(毎週土曜 後4:30~)など。趣味はスポーツ観戦、読書、お喋りで、中でも物まねが大好きで得意。ディラン・マッケイから始まった物まねのレパートリーは、今や80以上! 目指すは、エンターテイナーでもあるアナウンサー。Instagramも日々、発信!

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石川テレビ放送のキャラクター・石川さんの九谷豆皿と、金沢鋳物の石川さんアクセサリーチャームセットを、抽選で1名様にプレゼントいたします。石川の伝統が詰まった、素敵な2品です!
  
※現在は終了しております。

金沢鋳物の石川さんアクセサリーチャーム
「石川さん情報Live リフレッシュ」の番組企画から生まれたグッズ。製作したのは、創業1714 年、石川県・金沢市の「金森合金」。300年にも及ぶ歴史を積み重ねてきた同社が誇る伝統的な“砂型鋳造”という製造法で、ロケット部品素材を供給する職人が一つ一つ手作りしたもの。石川の”ものづくり文化”を残したいという思いが形となったコラボ商品。

金森合金
アルミ・銅合金製品の鋳造と製作を行う金沢の老舗企業。’19年には、銅とアルミの特性を生かしたライフスタイルブランド「KAMAHACHI」が誕生。機能性とデザイン性に優れた「KAMAHACHI」の製品が、食・住空間に彩りをプラスする。

  
取材・賞品協力/石川テレビ放送株式会社