全国無料放送のBS11にて、絶賛放送中の人気中国時代劇「贅婿[ぜいせい]~ムコ殿は天才策士~」から、短期連載&プレゼントキャンペーンがスタート!
中国時代劇「慶余年~麒麟児、現る~」(’19年)のキャスト陣が集結したことでも話題の本作から、コラム「贅婿コラム」とストーリーにまつわるクイズ「贅婿検定」を出題。
贅婿コラム第1回「贅婿に、芸人グオ・チーリンあり」
中国時代劇といえばイケメン至上主義! 主人公イケメン、ヒロインの相手役イケメンがお約束かと思っていたら、いきなり飛んできた変化球「贅婿」! 現代から古代中国の武王朝に転生した主人公・寧毅(ニン・イー)は、「キャー♡」と黄色い声援が飛び交って仕方ない“いわゆるモテモテ”とは異なる上に、周囲からは「愚鈍で役立たず!」と言われてしまう婿殿で、超底辺からのスタート! でも、第10回あたりまで見た方ならきっと賛同してくれるでしょう。「男は顔じゃない!」というか、「寧毅、イケメンに見えるよね!?」と。
冷静に考えて、これが“イケて”見えるっていろいろ脳内補整されちゃっている気もしますが、それくらい、寧毅は男も女もほれちゃうイイ男! 偉ぶらず、飄々としているけど、正義感は強く、実はケンカも強い(へ~、意外!)。彼が借金のかたに婿入りした蘇檀児(スー・タンアル)は、家業である布の商売を愛し、真摯に取り組む勝気な女商人。しかし、“女だてらに”と商売敵や身内からさえも熱意を否定され、商売を邪魔されてしまう。男女平等と尊重の思想を持つ寧毅が(これは中身が現代人だからとは限らない)、優れた商売のノウハウで彼女のピンチを次々と救い、商売を回していく。見ていて気持ちいいことこの上なし!(やられたらやり返す、倍返しだ! あれ? どこかで聞いたことあるぞ…。)
デキる女商人とはいえ、お嬢様育ちで周りが見えなくなってしまうことのある蘇檀児も、商売のための“契約結婚”と思い、最初は完全に見下していた寧毅に、次第に惹かれていく。ピュアな二人の関係を心から応援したくなるのも、寧毅がイケメンすぎないから(汗)!?
とはいえ、気になってしまった寧毅。そんな彼を演じているのが、郭麒麟(グオ・チーリン)。彼の本職はなんと、“相声(話術や芸で笑わせる、日本でいう漫才)”という中国の伝統的な話芸をするお笑い芸人。なるほどのセリフ回しというか、体のキレというか…。身長170cmと決して大柄とはいえない体型、婿ならではの(?)ちんまりした居住まい、ハムスターに見えてくる小動物的魅力を発揮しています。
もちろんブサカワ(でいいですよね?)な彼がステキ! 結婚するならこんな人! と思えてしまうのは、このドラマが面白いから。テンポの良いやり取り、愉快痛快な展開。ロマンスメインじゃなくてもこんなに楽しい中国時代劇ってほかにある?
はい、あります! 「慶余年~麒麟児、現る~」(’19年)も、現代から古代に転生した主人公が、巧みに王朝の謎を暴いていく陰謀劇(グオ・チーリンも出演!)。それから、「成化十四年~都に咲く秘密~」(’20年)も、事件の謎を追う青年二人のデコボコなやりとりが楽しい!
ということで、キラキラで甘々のロマンスもいいけど、マイナスからの痛快逆転劇でエネルギーをチャージできちゃう「贅婿」、オススメです。(人生、減点より加点方式の方がいいって言いますから!)
■Profile
グオ・チーリン(郭麒麟)
’96年2月8日、中国・天津市生まれ。芸人が多く所属する事務所・徳雲社の経営者かつ、相声で数々の賞を受賞した超大物漫才師・郭徳網(グオ・ダーガン)を父に持つ。’11年に中学校を中退して、芸の道に進んで以降、お笑い番組やバラエティーなどで活躍。その後、「慶余年」の出演で話題になり、第8回バンクーバー・アジア映画祭で人気賞を、第16回中米映画祭で新人賞を受賞し、俳優としての地位を確立した。本作「贅婿」では、アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード(Asian Academy Creative Award/AAA’s)で、最優秀主演男優賞にノミネート。Instagramもチェック。
「第1回贅婿検定」~これまでの物語を振り返り!~
「第1回贅婿検定」の出題範囲は、物語の第1回~第12回。ドラマを見た人も、これから見る人も気軽に楽しめるミニクイズです。答えの番号をメモして、プレゼントキャンペーンに応募してください!
Q1:「暮雲紗(ぼうんしゃ)」を売るため、寧毅が仕掛けた割引イベントは?
➀爆買い ②青田買い ③シェア買い
Q2:繁盛のため、寧毅がお店横の空き地に作ったのは?
➀キッズルーム ②駐車場 ③トイレ
Q3:寧毅がフランチャイズを始めたのは何の店?
➀ピーマン ②ピータン ③ピーナッツ
「贅婿[ぜいせい]~ムコ殿は天才策士~」放送情報
BS11 イレブン
毎週月曜~金曜 前10:00~
文/熊坂多恵