今夜、最終回を迎える「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」で、ディーン・フジオカさんが好演する主人公の娘・小比類巻星来を演じる鈴木凜子ちゃんにインタビュー!
ディーン・フジオカさんをはじめ、みなさんに遊んでもらえて楽しい撮影でした!
――凜子ちゃんは、ドラマの中では長い髪をひとつに結んでいましたが、今日はカワイイ編み込みスタイルですね。
「ママがやってくれました。ママはいつも凜子の髪を編み込んでくれて、上手なんです。凜子も気に入ってます!」
――凜子ちゃんにとって「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」は初めてレギュラー出演した連続ドラマだったと思います。いよいよ最終回を迎えますが、撮影は楽しかったですか?
「すごく楽しかったです。ディーン・フジオカさん、岸井ゆきのさん、石野真子さん、佐藤隆太さん、ユースケ・サンタマリアさんとか、みんなに遊んでもらったのもうれしかったです。ディーンさんには、最初の方に肩車をしてもらって、背が高いから凜子もすごく高くなったんだけど、ディーンさんは優しいから全然怖くなかったです。ディーンさんとはお仕事の話もしました。『カメラはあそこだよ』って教えてもらったり、『ここで待っててね』って説明してくれたりしました」
――岸井ゆきのさんや、ほかの皆さんとは何をしていましたか?
「岸井ゆきのさんは、いつも凜子の頭をなでなでしてくれるんです。チョコレートもいっぱいもらったので、食べたら奥歯が真っ黒になっちゃったから、監督さんに『口をくちゅくちゅしておいで』って言われました。チョコレートはなめなきゃねって言われたけど、なめるとベロがチョコレート色になっちゃうからと思って(笑)。ユースケさんと石野真子さんとは『グルグル巻き』のふたりあやとりをやって遊んだりしました。石野真子さんに『取っていいよ』って言ったら『グルグル巻き』ができちゃったんです(笑)。石野真子さんには石も見せてあげました」
――石、ですか!?
「凜子が前にピンクと白の石を持って行ったことがあるんだけど、それを石野真子さんが見てくれたんです。あと、佐藤隆太さんは、廊下で『アップルボンバー』をした時に倒れてくれて、一緒に遊んでもらいました」
――ピンクの石ってキレイで良いですね! 「アップルボンバー」は、凜子ちゃんがドラマで演じている星来ちゃんが好きな「科学戦士サイエンサー」の技ですね。
「佐藤隆太さんは、休憩時間もいつも遊んでくれるので、頭をお腹に『ボーン!』って1回だけやったことがあります!」
最終回はハラハラドキドキ! 小比類巻は娘の星来を助けられる?
――ドラマの最後の方では、星来ちゃんは誘拐されてしまいます。前回の放送では隠れ家に連れて行かれて、注射を打たれたりしましたね。ただ寝ているだけというお芝居も、難しかったのではないですか?
「注射を打つ前に手を拭かれるんですけど、すーっとなって笑っちゃうから、笑わないように体に力を入れました(笑)」
――最終回はどうなるのか、ハラハラドキドキの展開ですね。その後のSeason2はHuluで配信されますが、星来ちゃんの見どころを教えてもらえますか?
「星来は、最初から変わらない、みんなのことが大好きな女の子です。凜子と同じで元気いっぱいで、この後(Season2)もたくさん頑張ったので、全部見て欲しいです!」
――ところで、凜子ちゃんが女優さんを目指したきっかけは何だったのでしょう?
「テレビで、まるまるもりもり(『マルモのおきて』’11年、フジテレビ系)に(芦田)愛菜ちゃんが出てるのを見て、いいなぁと思って。凜子もこういうことをやりたいなと思って、ジョビィキッズに入りました。最近、愛菜ちゃんと同じCMに出たんですけど、とってもうれしかったです。愛菜ちゃんみたいにお仕事をするのが目標です」
――ほかにも好きな役者さんはいますか?
「佐藤隆太さん。すごく遊んでくれるから(笑)。星来ちゃんの部屋には、佐藤隆太さんが演じる三枝(益生)に似ているオカルト星人(『サイエンサー』に出てくるキャラクター)のクッションもあるんです。撮影の小道具だけど、シールが逆になってるから、クッションの後ろを前にすると、オカルト星人が横になっちゃうんです(笑)」
漢字はまだ習っていないけど、「鈴」の半分が書けます!
――ではここからは、凜子ちゃんのことについても聞いていきますね。凜子ちゃんは小学校1年生ですが、学校のお友達もドラマを見てくれていましたか?
「はい。見てくれていました」
――学校の勉強は何が楽しいですか?
「楽しいのは図工です。折り紙とか、好きに作ってもよくて、まだ動物とかは作れないから、変な形のを作りました。凜子は作ってる時が楽しくて、変な形のやつを5個も重ねたんです。あとは、ひらがなドリルが楽しいです。先生が花マルをつけてくれるんだけど、花丸に葉っぱもついて、いろんなところにチョウチョがあると、よくできたねっていうことなので、花マルをもらうとうれしいです」
――学校では、漢字も覚えましたか?
「まだ習ってないんですけど、月、火、水…この『す』の漢字だったら書けます。(紙に『金』の字を書いてく見せてくれて)」
――ああ、鈴木凜子ちゃんの「鈴」の半分!
「あと、これは『木』と『火』と(一生懸命書いて見せてくれました)」
学校の給食はカレーライスが好き。20分休みに折り紙でちっちゃい鶴を折ります
――学校で好きな給食も教えてもらえますか?
「カレーです。まだ最初の給食のときにしか出てきてないけど、同じのが出てくる可能性もあるみたいだから楽しみにしてます。前にうどんが出たとき、もう1回出てきたことがあるから。凜子はカレーは甘口が好きです。ママがおウチで買ってくれるのも甘口で、キャラクターのシールが付いてるんです。でもひとつしか入ってないから、すぐ使うと無駄遣いなので、まだ使ってないです。使っちゃうと、『あれ、なんだっけ? どこだっけ?』ってなっちゃうから、嫌だなぁと思って。なくさないように大事にしてます」
――学校で、流行っていることはありますか?
「休み時間は折り紙をしてます。1時間目、2時間目をやってから20分の休みがあって、3、4時間目をやってから給食を食べて、お昼休みが入って、5時間目をやってから、帰りの準備をするんですけど、最初の20分休みが好きなんです。折り紙で鶴は作れるようになったので、紙を4分の1にして、ちっちゃい鶴を作ってます。あとは、折り紙で作った風船が好き。これはママしかできないけど」
将来の夢は、ママと一緒に餃子屋さんをやることです!
――お母さんのお話が出たところで、凜子ちゃんのご家族のことも聞かせてください。凜子ちゃんのママとパパはどういう人ですか?
「ママもパパも凜子のことを応援してくれています。ママは凜子が好きな甘じょっぱい味を知ってて、うれしいです。パパは、前に凜子がピアノを(譜面より)どんどん早く弾いちゃってママに怒られた時、なぐさめてくれたのがうれしかったです」
――凜子ちゃんはピアノを習っているんですね。得意な曲はありますか?
「『くつ屋のおじさん』です。♪ソソ ソミドミ ソソ ソミドミ ファーファ ミーミ レレレ。ソソ ソミドミ ソソ ソミドミ ファーファ ミーミ レレド。レレ ソソ ドミソ ファファ ミミ レレ ド。レレ ソソ ドミソ ファファ ミミ レレ ド。繰り返しがあるんです。途中にブタの鼻の絵が描いてあるんだけど、『ブタの鼻』があると繰り返しっていう意味なんです」
――すごい、覚えてるんですね!! 凜子ちゃんは、甘じょっぱい味が好きということですが、食べ物は何が好きですか? ドラマの最終回では、星来ちゃんが好きなものとして、「ウサギのリンゴ」などが話に出てきましたね。
「凜子もウサギのリンゴが好きだし、あとは唐揚げが好きです。ママが『今日のご飯何にする?』って聞いてきたとき、私が『唐揚げ!』とか『骨付きのお肉!』とか言うとね、ママがその場で作ってくれるの。とってもおいしいです」
――お母さんと一緒にお料理を作ったりもしますか?
「餃子を作ります。たまにしか作らないけど、ママは餃子の皮も作るんです。お野菜を混ぜて、ニンジンでオレンジっぽいピンクにしてくれて、ブロッコリーで黄緑色にしてくれました。形は普通の餃子もあるけど、違う作り方もあって、皮に丸く具を入れて、水をつけて巻いたら、右と左の端っこをクルクルすると、飴ちゃんみたいな形の餃子になります!」
――楽しそうですね。では最後の質問です。将来は、どんな女優さんになりたいですか?
「餃子屋さん(即答!)」
――ぎょ、餃子屋さん!! あの、女優さんは?
「(芦田)愛菜ちゃんみたいな女優さんにもなりたいけど、ママと一緒に餃子屋さんになりたいです。ママはお料理が何でもできるし、力持ちなんです。瓶のフタとか、『これ締めて』とか言うと、ギュッて手でできるし、『これ切って』って言っても、グイっと手でできるから、終わると『マ~マ、ゴーリラ~』って言うんです(笑)」
――楽しいお母さんと一緒に餃子屋さん、そして女優さんの夢が叶うといいですね。ありがとうございました!
「ありがとうございました!」
■Profile
鈴木凜子(すずき・りこ)
2016年3月2日生まれ。神奈川県出身。2021年「漂着者」(テレビ朝日)でドラマ初出演。「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」(日本テレビ)にて初のドラマレギュラー出演。
「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~」放送情報
日本テレビ
毎週土曜日 後10:00~
「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~ Season2」番組情報
Hulu
6/25(土)Season1最終回放送終了後~独占配信スタート
取材・文/幸野敦子 写真/尾崎篤志