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TVガイドみんなドラマ編集部
2022.10.11
🎤岩田剛典インタビュー「幸せの定義を考え直すきっかけに」
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10/8(土)にスタートする土曜ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」で、主人公・一橋桐子が頼りにしているパート先の上司・久遠樹を演じる岩田剛典さんにインタビュー!

一橋桐子が、余生として選んだのは“ムショ活”だった…。切なくて笑える終活青春グラフィティーでもあるこの作品で、松坂慶子さん演じる桐子のパート先の上司で、前科持ちというひとクセある役を演じる岩田さん。この久遠という人物の人間性や、ドラマのテーマに掛けて岩田さんの人生にまつわる思いを伺いました。

人生は浮き沈みがあるからこそ、「継続は力なり」が一番大切

――まず初めに、今作のオファーが来た時のお気持ちをお聞かせください。

「トリッキーなストーリーだと思ったと同時に、脚本の面白さに引かれました。しかも、松坂慶子さんが主役を演じられるというので、ぜひ参加したいと思いました」


――具体的に、脚本のどういう部分に面白さを感じたのでしょうか?

「親友を亡くした高齢の方が、残りの余生をどのように過ごすのか。また、限られた人生における幸せのあり方について描かれているところでしょうか。今作のテーマは、日本の社会問題でもあると思います。高齢化社会の中で、それぞれの幸せをどのように見いだしていくのか。登場人物の複雑な絡み合いで、これらを表現していくのだなと感じました」

――主人公の桐子と、彼女を演じている松坂さんの印象について教えてください。

「桐子は、最初は優柔不断で弱気な人物だなと思いました。ただ、人との出会いや事件を繰り返す中で、意志を強く持ち始めて行動に移せるようになるというように、成長も感じられると思います。彼女に不思議な魅力があるので周囲の人たちは放っておけない、特殊なスキルはないけど、マンガの主人公のようで味方が増えていく。そんな桐子を松坂さんがナチュラルに演じられているので、撮影初日からすごく息の合うシーンを作ることができました。やはり、大先輩とご一緒できるシーンが多いのは、嬉しいですね。松坂さんご自身、日頃から体を鍛えていらっしゃるそうで、撮影現場ではジムの話もしました(笑)。尊敬しかないですし、弱音を吐いていられないなと(汗)」

――これから放送が始まりますが、既に撮影を終えられたと伺いました。

「あっという間、かつ暑い中での撮影でしたので、無事に撮り終えてホッとしています。やはり、松坂さんとのお芝居が楽しかったです。松坂さんの持つ、包み込むような温かさというか、大船に乗ったつもりで挑ませてもらった作品でした」


――岩田さんが演じる久遠は、かなりワイルドな風貌ですが、どんな人物なのでしょうか。

「まず、ビジュアルは普段の僕と全然違いますし、役柄もこれまで演じてきたものとも異なるので、新鮮に感じていただけるのではないでしょうか。久遠は、“犯罪計画のアドバイザー”的な立場で、桐子に大きな影響を与えるので、演じがいのある役でした。見た目がワイルドで刑務所に入っていた過去などは、ちょっと特殊ですが、インテリな面があったり人付き合いが不器用だったり…と人間味があります。ドラマでは、(久遠の)素性が分からないところから始まりますが、物語が進むにつれて桐子に対して心を開いていき、彼自身の人間性も見えてくると思います。撮影が台本の順番通りではなかったからこそ、久遠が変わるきっかけのシーンは特に集中し、意識しながら(彼の人物像を)変えたりしていました」

――ちなみに、70歳の桐子と共感するところはありますか?

「70歳になった時のことはまだ想像できませんが、それぞれの年代で生きるモチベーション、生活のモチベーションって変わると思います。僕自身、10代の頃と今では違うので…。“今を生きる”というと格好つけた言い方になりますが、今の一瞬を紡いでいくことが、未来に繋がるという気持ちで生活しています。70歳ぐらいになった時、自分のやりたいこともある程度やり切って、いろんな景色を見て多くの人と出会って、これからは何を残していくか…。この作品を通して、『人のために生きていることが、幸せに繋がるのかな』とも感じました」


――では、そんな本作の見どころを教えていただけますでしょうか。

「現代の日本社会が抱えるような、人それぞれの悩みや苦しみをコミカルに描いているので、“幸せの定義”を考え直すことができるのではないでしょうか。基本はコメディーですから、登場人物の濃いキャラクターを楽しんでいただける作品です。第1話をご覧いただくと『どんな結末になるんだろう』と、その後も毎週楽しみに見ていただけると思います」

ブレない軸や思いが、最終的に自分を支えてくれる

―― ありがとうございます。ここからは、ドラマのテーマに沿って、岩田さんご自身について伺います。今作は桐子が希望を失った状態で物語がスタートしますが、岩田さんはモチベーションを維持、高めるために何かされていますか?

「息抜きは大事にしています。こうした(芸能の)お仕事で、目まぐるしく過ごさせてもらっているので、リフレッシュする時間がないとバランスが取れないということを感じています。外の空気を吸ってみたり、お酒を飲んでみたり…、そういったリフレッシュの時間は大切にするようにしています」


――桐子は「犯罪計画を企てる」という大きなことを始めますが、岩田さんが最近始めた大きなことがあったら教えてください。

「昨年、11年目にしてソロ名義でアーティストデビューをしました。だいぶ遅まきながら、新しいことにチャレンジする姿勢を提示する活動になっていると思います。数年前の僕に、『まさか歌うことになるとは』と伝えたいですね(笑)。素敵なアーティストの皆さんがいる中で、『僕に何ができるのか?』と思った時に、僕が今まで歩いてきた道のりは僕しか語れないので、そういう思いを歌詞にして世に発信できたらな、と思いました。実際に経験すると、『僕はこんなことをもっと発信したかったんだな』と、自分の内面を知ったような気がしています。そういう意味でも、自分への刺激にもなりました」

――ソロデビューは、何かきっかけがあったのでしょうか?

「長年応援してくださっているファンの方々への恩返し、という意味合いがありました。歌を届けることで元気になってもらえたり、ライブやイベントでファンの皆さんと集まる空間を作ることが、大きなことだと感じているので…。今作で初めて僕のことを知る方もたくさんいらっしゃると思いますし、より僕を知っていただく方法として、ソロという場を作りたかったという思いもありました。今回、ソロ活動という意味でも一歩踏み出したことで、『やってみないと気づかないことってあるんだな』と実感しましたし、より何かを求めていく自分に出会えたほか、気づきもありました」

――今回演じる久遠はパチンコ店のパートリーダーですが、リーダーに必要なものって…?

「圧倒的に人望です。能力はそんなに高くなくていいと思っています。それを支えるのは周りの役目であって、リーダーは人望。人望がないと誰も付いていかないですから。あとは決断力。良い決断であれ、悪い決断であれ、決断ができない人は、リーダーには向いていないと思います」


――人望と決断力、まさに! そして、もう一つ久遠の話を。彼には、必死に勉強してきた過去があり、岩田さんも幼い頃から熱心に勉強されてきたと伺いました。今、何かに向かって勉強をされている方に一言いただけますか?

「費やした時間や労力が、自分の成長や成績の上昇に繋がると思っているので、『継続は力なり』という言葉に尽きるのかな。勉強が嫌だと感じることも誰にでもありますが、後の人生でつらいことがあった時、その経験が自分の支えとなることもあると思います。人生に何度かしかない大勝負だと思って、歯を食いしばってみてください。ただ、息抜きも大切。張り詰めすぎないように、うまくバランスを取りながら頑張ってもらえたらと思います」

――息抜き…、人生においても大切な言葉ですよね。

「人生は浮き沈みがありますよね。この先も良いことだけではないですし、良くないことも含めて人生だと思っています。ただ、アイデアや努力で、良い時期をどれだけキープできるかということも重要だと思っているので、実は『継続は力なり』が一番大切で、かつ大変だと、この業界に入ってから強く感じています。良い時期を維持できるように、努力を続けていきたいです」


――そんな岩田さんが、この業界で学んだこと、気づいたことは何でしょうか?

「“時代”を相手にする職業だと思っているので、同じ内容や質のものでも、出るタイミングが異なれば同じ結果には結び付かなかったりします。だからこそ、時代に合わせなければいけないですし、問題ないだろうと思って出したものでも、自分の想像よりも評価が下回って返ってくることも多々あるので、予想しにくい部分もありますよね。ただブレない軸や思いを持っていることが、最終的に自分自身を支えてくれると感じているので、そういう情熱は持ち続けていたいです」


――岩田さんにとっての今の軸は?

「ここまで来られたのは本当に奇跡のようなことで、せめてもの恩返しとして、僕を信じて応援してきてくれた方々に悲しい思いをしてもらいたくはない、と思っています。そういう思いを、アーティストとしてこれからも届けたいですし、俳優としては、見る人の心を動かす、きっかけの一つを生み出すことができていたら嬉しいです。この世界に憧れて入り、夢をもらっていた側から夢を与える側の立場になった一人として、責任を持ってやり遂げたいと思っています。決して、好感度を上げたいわけじゃないですよ!(笑)」





■Prolife
岩田剛典(いわた・たかのり)
1989年3月6日生まれ。愛知県出身。’10年に、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのメンバーとなり、’14年にはEXILEに加入。他方、ドラマ「ろくでなしBLUES」(’11年、日本テレビ系)で俳優活動をスタートさせ、’16年に映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」、’17年にドラマ「世にも奇妙な物語’17秋の特別編『運命探知機』」(フジテレビ系)で、それぞれ初主演を果たす。昨年には、シングル「korekara」でソロデビューし、今年の10月12日には、自身のソロアルバム「The Chocolate Box」をリリースするほか、初ソロツアー「Takanori Iwata LIVE TOUR 2022 “THE CHOCOLATE BOX”」の年内開催も決定している。

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■放送情報
一橋桐子の犯罪日記
NHK総合 10/8(土)スタート 毎週土曜 後10:00~(全5回)

素材提供/NHK
文/TVガイドみんなドラマ編集部

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