探偵ロマンス NHK総合 毎週土曜 後10:00~10:50

濱田岳&草刈正雄がバディを組んで探偵に! 知られざる江戸川乱歩誕生秘話を描く

脚本家・坪田文が書き下ろす、大正時代の帝都を舞台にした虚実交錯するロマンス活劇。若き日の江戸川乱歩が初老の名探偵とバディを組んで探偵稼業に乗り出し、やがて乱歩作品おなじみのキャラクターが躍動する物語を生み出すまでを描く。
後に江戸川乱歩となる、まだ何者でもない貧乏暮らしの若者・平井太郎を濱田岳、太郎と出会い“怪盗”との大いなる対決へと向かう名探偵・白井三郎を草刈正雄が演じる。太郎の文通相手・村山隆子に石橋静河、太郎の友人・郷田初之助に泉澤祐希、太郎を見下す新聞記者・梅澤潤二に森本慎太郎が扮するほか、秘密倶楽部の主人・蓬蘭美摩子役で松本若菜、上海帰りの貿易商・住良木平吉役で尾上菊之助が出演する。

【キャラクター&キャスト】
・平井太郎(濱田岳)
海外の推理小説家に憧れるもいまだ何者でもなく、職を転々とする貧乏暮らしの青年。名探偵・白井三郎と出会い、探偵稼業に乗り出す。後に日本を代表する推理小説家・江戸川乱歩となる。

・村山隆子(石橋静河)
鳥羽の小学校教師。太郎が親愛を寄せる文通相手で、新しく小説を書いたらいつも送り、彼女の感想を心待ちにしている。

・郷田初之助(泉澤祐希)
鳥羽の造船所時代に出会った友人。太郎を追って上京し、下宿先に押しかけて来た居候で、押し入れの寝床が気に入っている。病弱で、生家は貧しかったため、読み書きが出来ない。

・梅澤潤二(森本慎太郎)〈SixTONES〉
帝都新聞の記者。世間を沸かせる特ダネを求め、名探偵・白井三郎の行方を追っている。新聞社にやって来た太郎の小説を酷評したことから犬猿の仲に。

・お百(世古口凌)
A公園のオペラ館で人気を博している舞台『華炎城の舞姫』のヒロインを務める蠱惑的(こわくてき)な踊り子。その舞台に魅了された太郎は、お百にほれ込んでいく。

・廻戸早苗(杏花)
怪盗から犯行予告が届く画商・廻戸庄兵衛の娘。彼女の人生に大いなる波乱が巻き起こる…

・廻戸庄兵衛(原田龍二)
赤い部屋の会員で怪盗から犯行予告が届く画商。

・時子(本上まなみ)
D坂にある古本屋「二人書房」を夫婦で営む。その2階に下宿する太郎と顔を合わせると、仕事を転々とし続ける太郎にあきれ、いつも家賃を催促する。

・ラッパ(浅香航大)
トランペットを吹き鳴らす、オペラ館の客引き。お百に才能を見出し、いつかは舞台の演出家として成り上がりたい。

・笠森(浜田学)
狭間の部下。腕っぷしに自信があり、常に寡黙で冷徹に事件に向き合う。秘めた野望はあるが、個人的な感情はめったに表さない。

・蓬蘭美摩子(松本若菜)
会員制の秘密倶楽部「赤の部屋」の主人。貿易商や画商、官僚など、特権階級の人々を相手にしながら、ある秘めた目的のために動いている。

・後工田寿太郎(近藤芳正)
赤の部屋の会員で、外務次官。ロシアの政治情勢に詳しく、独自のパイプを持っている。

・狭間勇(大友康平)
帝都警察の警部。三郎が警察に勤めていた頃の元同僚で、曲がったことは大嫌いな直情型の鬼警部。三郎とは犬猿の仲。

・伝兵衛(岸部一徳)
A公園の片隅にあるBAR『K』のマスター。長く常連客である三郎を、言葉少なく静かに見守っている。

・男装の麗人(市川実日子)
太郎と三郎の前に現れる謎の人物。

・住良木平吉(尾上菊之助)
上海帰りの貿易商で、「赤の部屋」の会員になったばかりの新顔。優雅な身のこなしや謎めいた言葉に、美摩子は魅了されている。

・白井三郎(草刈正雄)
白いスーツに身を包み、数々の難事件を解決してきた名探偵。世間にその名を知られているが、3年前に引退を表明し姿を消している。太郎と出会い、深い因縁のある“怪盗”との大いなる対決へと向かう

【スタッフ】
・脚本
坪田文
・主題歌
大橋トリオ