山田孝之主演で映像化された「闇金ウシジマくん」シリーズの映画に登場したダークヒロイン・犀原茜を主人公にした新章。真鍋昌平の漫画「闇金ウシジマくん」と真鍋昌平・山崎童々による「闇金ウシジマくん外伝 らーめん滑皮さん」を原作に、犀原が裏社会で生き抜くさまを描く。
企画・プロデュース・監督は、実写版シリーズの生みの親である山口雅俊が務める。映画に続き高橋メアリージュンが犀原を演じ、犀原の右腕・村井役のマキタスポーツも続投。犀原が率いる闇金融「ライノーローン」の新メンバーとして、宮世琉弥が扮する役者志望の硲悠斗が加入する。ひょんなことから犀原の手下となった硲は、戸惑いながらも裏社会に染まっていく。
【キャラクター&キャスト】
・犀原茜(高橋メアリージュン)
闇金融「ライノーローン」社長。過去には「悶主陀亞連合」の総長を務めていたこともある。度胸があり、性格はドS。ヤクザ相手でもひるまず、債務者の取り立ても容赦ない。「カウカウファイナンス」社長、丑嶋には恨みがあり、宿敵である。
・硲悠斗(宮世琉弥)
訳あってライノーローンで働くことになった、役者志望の若者。アンダーグラウンドの世界に足を踏み入れたことで、様々なことを経験していく。取り立てはもちろん、ヤラセに潜入と、犀原茜、村井の無茶振りに体を張ることも。
・桜井ともか(古畑星夏)
「ライノーローン」の債務者でシングルマザー。元夫にDVを受けており、子供と一緒に逃亡してきた。借金を返済するため。風俗で働きながら息子を育てている。
・安藤創太(岡崎体育)
アイドルオタク。アイドルGQGのメンバー、一番人気のちこ推し。推しすぎるがゆえライノーローンの債務者に。清掃会社「(株)ワオクリーン」で派遣社員として働いている。気弱な性格で要領も悪いが、仕事は真面目かつ丁寧。
・愛沢明美(木南晴夏)
愛沢浩司の妻。以前はホストクラブに通うなどして夫婦仲はよくなかったが、現在はラーメン店の手伝いをしながら、ことあるごとに愛沢をサポート。口は悪いが、夫のことは応援している。息子の名前は絶弐(ゼッツー)
・般田(山内圭哉)
若琥会のヤクザで、熊倉と敵対する豹堂の舎弟。過去に因縁があり、犀原茜に深い恨みを持っており、報復する機会を狙っている。
・愛沢浩司(中尾明慶)
暴走族「愛沢連合」の総長時代に犀原茜から金を借り、追い詰められてトラックにダイブした過去を持つ。一時生死をさまようが、地獄のリハビリを経て「爆走ラーメン・愛沢伝説」をオープン。日々ラーメンの研究に勤しむ。
・高田(崎本大海)
「カウカウファイナンス」従業員。元ホスト。闇金の仕事に最初は抵抗があったものの、徐々に慣れて戦力として認められるまでに成長。柄崎とペアで行動することが多いが、彼の他愛ない話を聞いているようで聞いていない。
・柄崎(やべきょうすけ)
「カウカウファイナンス」のナンバー2。丑嶋とは中学の同級生で、彼にピンチを救われ、恩義がある。丑嶋のことは尊敬しており、絶対的な忠誠心を持って闇金業に従事。ファッションセンスは皆無だが、喧嘩に強い。
・象山彪(野村周平)
恐喝、売春、オレオレ詐欺にヤクの売人など、犯罪行為を行う半グレ集団のボス。格闘技経験者で腕っぷしも強く、使えない部下に対しても残虐なリンチを繰り返して責め立てる。象山にとって犀原茜は目障りな存在。
・田中丈行(勝村政信)
東大卒で大手企業に就職したエリートサラリーマン。ふとしたことから地下アイドルにハマり、かつて金を借りていた「カウカウファイナンス」から再び借金をすることに。
・熊倉(光石研)
若琥会若頭。闇金「ライノーローン」のケツモチとして犀原茜から金を巻き上げる。以前、丑嶋にハメられた愛沢によって暗闇でボコボコにされ、頭蓋骨陥没など重症を負う。記憶障害など、今も後遺症が残る。
・村井(マキタスポーツ)
犀原茜の右腕であり、彼女に心酔する忠実な部下。ときに理不尽かつ横暴な仕打ちを受けることもあるが、そのことに喜びを感じるドM体質。ことあるごとに犀原茜の考えを察し、先回りして立ち回る有能さを持ち、新人教育も行う。
【スタッフ】
・原作
真鍋昌平「闇金ウシジマくん」(小学館)
真鍋昌平 山崎童々「闇金ウシジマくん外伝 らーめん滑皮さん」(小学館)
・監督
山口雅俊 土岐洋介
・脚本
山岡真介