東山紀之演じる天樹悠を中心に、個性あふれる刑事たちが、時代とともに複雑化する犯罪に挑む人気刑事ドラマのシーズン9。
東山のほか、田辺誠一、ジャニーズWEST・小瀧望、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎、そして北大路欣也らおなじみのキャストが続投。新シーズンでは、1話ごとに事件を解決するサスペンス要素と骨太な人間ドラマに加えて、過去と現在が交錯し、7人がお互いを疑い揺れる新専従捜査班を描いていく。
【キャラクター&キャスト】
・天樹悠(東山紀之)
警視庁刑事部新専従捜査班所属。一見朗らかだが、ふと人を食ったような態度を見せる。捜査能力は非常に高い。ひたすら証拠を積み上げ、真実が判明する瞬間まで物事を決めつけないスタイル。妻子を失くした事故が仕組まれたものと分かり、その真相に己の正義感が揺らぐが、今は前を向いて進もうと努めている。事件の僅かな違和感を見逃さない。その原動力は天樹の根底に眠る<比類なき正義>に他ならない。
・海老沢芳樹(田辺誠一)
警視庁刑事部新専従捜査班所属。かつては上昇志向の塊のような排他的な男で、組織でのし上がることしか考えていなかった。しかし、専従捜査班のメンバーとして行動を共にする中で彼の中に眠っていた<静かなる正義>が目を覚ます。空気の読めない“天然”な一面も見せるが、時折彼が発した何気ない一言が行き詰まった捜査を一転させることも。昼行燈な片桐に代わり、チームの陣頭指揮を執ることも多い。
・坂下路敏(小瀧望)
警視庁刑事部新専従捜査班所属。専従捜査班をエリート集団と認め、自ら希望して配属されてきたキャリア組。専従捜査班の面々、先輩たちを尊敬しているが、コスパ重視のやり方は崩したくない。効率を重視し、最短距離で真実へと向かおうとする路敏の<新しい正義>。そう簡単にはいかない現実との間で葛藤することも。
・野々村拓海(白洲迅)
警視庁刑事部新専従捜査班所属。幼い頃より刑事になるのが夢だったが、その好奇心旺盛かつ無邪気すぎる性格が災いし、一貫して内勤畑を歩んできた。強烈な個性を放つ先輩刑事たちを前に、結果が出せない自分に歯がゆさを感じている。亡くなった母に誓った「立派な刑事になってやる」という約束と、拓海が本来持つ <純粋な正義感>が、一歩ずつだが刑事として彼を成長させていく。
・青山新(塚本高史)
警視庁刑事部新専従捜査班所属。所轄刑事、捜査一課、交番勤務を経験。警察官にならなければ犯罪者になっていたかもしれない危ない男。一見ダーティに見える捜査スタイルだが、自分なりの信念、<法に縛られない正義>がある。警察組織にいつのまにか染まりつつある自分に腹立たしさを感じ、組織への反骨精神も忘れてはいない。
・片桐正敏(吉田鋼太郎)
警視庁刑事部新専従捜査班班長。数々の大失態を犯してきたにもかかわらず警視庁に留まっていられるのは、上層部の弱みを握ったからだと噂されている。善悪定かならぬ人物であり、超権力主義者。組織の上ばかり見ているように思えるが、実は天樹たちと同様、<確固たる正義>を持っている。とはいえ専従捜査班の運営は海老沢に任せっきりで、気が向いたときだけふらっと姿を見せる。専従捜査班設立の張本人。
・堂本俊太郎(北大路欣也)
東都大学医学部名誉教授。天樹の義父。警視庁の依頼を受け、事件性の高い遺体の司法解剖を行っている解剖医。半世紀近く“法医”という厳しい世界に身を置いているが、その根底にあるのは<不屈の正義>。法医学に関する知識と技術はずば抜けており、時として堂本の見立てが捜査方針を180度変えることも。ただし、あくまでも法医学者としての立場をわきまえており、「事件を解決するのはあくまで刑事」と明確に一線を設けている。
【スタッフ】
・監督
兼﨑涼介、柏木宏紀、星野和成、宗野賢一
・脚本
森ハヤシ、吉本昌弘、徳永富彦