同局に新設されるドラマ枠の第1作として、1999年のスタート以来、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けてきた沢口靖子主演の科学捜査ミステリーを、大人の科学ミステリーに大胆に生まれ変わらせる。
沢口扮する法医研究員・榊マリコら京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の新たなメンバーに、小池徹平演じる物理研究員・君嶋直樹が加入。京都環境生態研究センターから科捜研に転職してきた君嶋は、古巣で起きた事件の捜査でいきなり元同僚を調べることになる。
マリコと強い絆で結ばれている土門薫役を務める内藤剛志が続投するほか、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁らも引き続き出演する。
【キャラクター&キャスト】
・榊マリコ(沢口靖子)
京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員。科捜研の名物研究員として知られている。科学捜査には信念とプライドを持っているが、若い頃のように科学を過信することなく、真理は科学を扱う人間にかかっていることも学習している。バツイチ。土門とは強い絆で結ばれており、互いに信頼し合っている。
・君嶋直樹(小池徹平)
京都府警科捜研・物理担当研究員。京都環境生態研究センターの研究員として働いていたが、人の心の闇を科学で解明したいという思いから科捜研に転職。“可能性”という言葉を聞くと目を輝かせ、前のめりになる性分。一人娘を溺愛しており、彼女のために“よりよい未来を作りたい”という志が、科学者としてのモチベーションにつながっている。
・風丘早月(若村麻由美)
洛北医科大医学部病理学科法医学教室の教授。一男一女の母。のんきで陽気な性格。仕事以外でも何かとマリコの相談に乗っている。マリコとは性格も私生活も正反対だが、仕事に関しては良好なパートナーシップで結ばれている。
・宇佐見裕也(風間トオル)
科捜研の化学担当。狭き門の中途採用試験に合格し採用された。以前は国立航空科学研究所の技官として、爆発物や化学兵器の防犯・研究をしていた。気象や海洋など航空安全に関わる知識も豊富で、マリコのよきアドバイザー。
・日野和正(斉藤暁)
科捜研所長。文書鑑定担当。もともとは警視庁の科捜研にいたが、京都府警からの要請で異動してきた。そのため、妻子は東京在住で単身赴任中。見かけはいい加減だが、意外に正義感も強く、情にもろい。過労で仕事中に倒れて入院して以来、科捜研メンバーの働き方に気を配っている。
・藤倉甚一(金田明夫)
京都府警刑事部長。警視。以前は鑑識畑一筋で、筋金入りの現場第一主義だった。頑固で曲がったことが嫌いな性格。人にこびたりは絶対にしない。以前は「科捜研はあくまで裏方であるべき」と考え、捜査に過度に介入してくるマリコの行動を非難していたが、最近は一定の理解を示すようになった。
・土門薫(内藤剛志)
京都府警捜査一課の刑事。警部補。団体行動が苦手な一匹おおかみタイプで、直情的に突っ走ることが多い。マリコと共に独断で捜査に走ることがあり、藤倉刑事部長から苦言を呈されることもしばしばだが、やり方を変える気はない。妻とは死別し、かつての部下の殉職に責任を感じ続けている。
【スタッフ】
・脚本
櫻井武晴 戸田山雅司
・監督
兼﨑涼介
・主題歌
坂口有望「サイレント」(ソニー・ミュージックレーベルズ)