ジャパニーズスタイル テレビ朝日系 毎週土曜 後11:30~深0:00

仲野太賀が本格シットコムに主演! 豪華俳優陣とノンストップ群像劇を繰り広げる

温泉旅館を舞台に、限られた空間のみで繰り広げられる本格シットコム(シチュエーションコメディー)。脚本は金子茂樹によるオリジナルで、仲野太賀が同局ドラマ初主演。撮影はほぼ本番一発の長回しで行われ、そのメガホンを深川栄洋が取る。
父親に反発して実家の温泉旅館「虹の屋」を飛び出したものの、うだつの上がらない毎日を送っていた柿丘哲郎(仲野)。10年ぶりに帰宅すると、旅館は一筋縄ではいかない従業員が居座る吹きだまりへと変わり果てていた。哲郎が出会うくせ者従業員には、市川実日子、要潤、KAZMA、檀れい、石崎ひゅーい、柄本明が扮し、哲郎は彼らに翻弄されながらも、持ち前のクズっぷりで対峙していく。

【キャラクター&キャスト】
・柿丘哲郎(仲野太賀)
父親に反発し、『虹の屋』の跡継ぎを拒否して家出同然に東京へ。《旅館業》の古いイメージとは真逆のソムリエ、バリスタ、アルピニストと横文字の職業に憧れるもことごとく挫折。最近までキャバクラの送迎ドライバーをしていたが、父親が入院したことを聞きつけ10年ぶりに実家に逃げ帰る。人生を甘く見ているのですぐに壁にぶち当たるが、困ったら他人のせいにしたり泣いて自分を憐れんだりして問題をうやむやにするのが得意。高校時代の偏差値は51でバレー部の補欠。

・寺門・ルーシー・数子(市川実日子)
『虹の屋』の宴会場を賑わす流しのフラメンコダンサー。全国各地の旅館を転々としていたがあまりの居心地の良さに5年も居座り続け、長年不在だった哲郎の部屋を勝手に使っている。口が悪く無類の酒好きで昼間から飲んでいることもしばしば。ダメな男を放っておけない質なので恋愛の失敗も多く、二度の離婚を経験している。フラメンコは完全な独学で、客のスペイン人に3回怒られたことがある。

・影島駿作(要 潤)
『虹の屋』の支配人。極度の潔癖症で人が作った食事には一切手を付けないし露天風呂にも一度も入ったことがないので冷徹な印象を持たれているが、2時間ドラマのオタクなので事件の匂いを嗅ぎつけると急にテンションを上げて役に立たない推理をかまし始める。無駄に声とスタイルがいいので完璧な印象を持たれがちだが、よく見ると手を抜きまくっている。水を一日に6リットル飲む。

・浮野奏太(KAƵMA)〈しずる〉
裏社会に精通し、どこか謎めいた雰囲気のある料理人。3年前までフィリピンのマニラでお抱え料理人をしていた。かつては様々な依存症に苦しんだが『UNO』と出会って平穏を取り戻し、昼休みにはルーシーを捕まえて毎日のように勝負している。喧嘩っ早く気性も荒いが、手を出しちゃいけない人へのセンサー感度は高く、負ける喧嘩は絶対にしない。来世は猫になりたいと思っている。

・浅月凛吾郎(石崎ひゅーい)
『虹の屋』の従業員だが特に任されている仕事はなく、母親である桃代の手伝いをしたり旅館の屋上で鹿や猪をさばいたりして時間を過ごす。主な移動手段が一輪車なので子供には大人気。お婆ちゃん子だったので防虫剤や線香の香りが大好きで、幼少期に蚊取り線香を食べて病院に搬送されたことも。アイスのモナカは大好きだが最中は大嫌いで、目の前にあるとエルボー(肘)で潰してしまう。

・浅月桃代(檀 れい)
『虹の屋』の仲居頭。社長と女将からの指示を忠実に守り、10年ぶりに帰宅した哲郎には誰よりも厳しく接する。実質的な経営を任されるようになった重圧から占いにのめり込み、最近では女霊媒師の尾崎に全幅の信頼を置く。女手一つで育ててきた息子の凛吾郎を溺愛し、共依存関係にある。相手を小馬鹿にする時に「おほほほほ」と笑うが、誰も居ない風呂場でたまに練習している。

・梅越一二四(柄本 明)
通称・梅さん。『虹の屋』で温泉水質管理責任者といういい加減な肩書きを手に入れて間もなく40年。「検査」と称して毎日一番風呂に入るのを生き甲斐にしている。他にも池や水槽、お茶など水に関わる仕事を自ら請け負うことで何とか旅館にしがみついている。哲郎のことを孫のように可愛がっており、一番の理解者だと自負している。いい歳してご当地アイドルにハマり、多額の借金をしている。

・尾崎夜余代(宮澤 美保)
浮野の知り合いで、桃代が頼りにしている怪しげな霊媒師。趣味はカラオケとスロット。

・澤田弥勒(松川 尚瑠輝)
冷酷無比な闇金屋。債務者を追い詰める道具が水風船なので、怖さはさほどでもない。

・小野(菅田将暉)
哲郎の高校時代の親友。元バレーボール部キャプテン。背番号は1番。現在は地元のテレビ局に勤める。

【スタッフ】
・脚本
金子茂樹
・監督
深川栄洋
・主題歌
Vaundy「瞳惚れ」(SDR)