親友を冤罪で殺人犯にしてしまい法廷を去った弁護士が、謎の脚本家が書く台本の力を借りて弁護士活動を再開し、現代社会の闇を暴いていく完全オリジナルの劇場型リーガルミステリー。
志田未来が主演を務め、子役として活躍した過去がある弁護士・神楽蘭を演じる。法曹界から姿を消した蘭を再び法廷に立たせる、無愛想ながら蘭に与える脚本の腕は一流の黒澤仁には風間俊介が扮する。異色のバディが事件を解決していく中で、蘭が救えなかった親友の事件の謎と、黒澤が抱えている謎が絡み合っていく。
【キャラクター&キャスト】
・神楽 蘭(志田未来)
弁護士。幼少期に天才子役として一躍有名に。ドラマ“小さな弁護士コラン”で主役を演じる。その時、培った演技力と、相手の微細な表情から感情を読み取る共感性が強み。台本を読んでいた経験からか、文字の暗記は得意。ルールを守りながら、依頼人が前を向ける方法を模索する。弁護士としての信念を曲げることなく、この世の不条理と戦おうとするも、現在は、道が見えずに先へ進めない。
・黒澤 仁(風間俊介)
事務員。無愛想で偏屈な謎の天才脚本家。ミステリーを中心に執筆。普段から無愛想で、コミュニケーションをとることが苦手。世間に失望し、「正義などない」という考えで、目的のためには手段を選ばない。そのため、周囲と衝突することが多い。さらに現在は、自分から他人と接することもなく、人との距離感は遠い。
・流川 蒼(髙橋優斗)〈HiHi Jets/ジャニーズJr. 〉
蘭を慕う新人弁護士。父親は国内有数規模の流川綜合法律事務所の所長。小学生の時に、父親の姿を見て弁護士になりたいという夢を持つ。しかし大人になって、「弁護士業はビジネスだ」と割り切っている父親の姿を知り、幻滅する。そんな中、たとえ事務所内で居場所がなくなろうとも、自分の信念を貫こうとする蘭を尊敬していた。
・藤堂 亜蘭(遊井亮子)
流川綜合法律事務所の弁護士。蘭の元同僚。流川綜合法律事務所内のエース弁護士として、「勝つためには手段を選ばない」という大治郎の弁護方針に従い、勝ち星を積んでいる。
・椿 九重(市川知宏)
黒澤の協力者。黒澤の書斎に出入りしている。黒澤に何か情報提供をしている謎の男。
・黛 十和(入来茉里)
フラワーデザイナー。5年前に何者かに殺害された。遺体にはある特徴が残されていた。
・早乙女 蓮(カトウシンスケ)
早乙女花の夫。複数の出版社に出入りをしているフリーライター。
・早乙女 花(北乃きい)
受刑者。蘭と同じ元子役で、親友。一児の母。息子の陽斗と、夫の蓮と幸せな日々を送る。2年前のある日、殺人の容疑で連行され、その後、蘭が担当弁護士となるも敗訴。現在は、殺人罪で懲役12年の判決が下され、刑務所にいる。
・流川 大治郎(升毅)
蒼の父親。都内に事務所を構える、流川綜合法律事務所の所長。政界、財界、法曹界に様々なパイプを持つ。流川家では、一家の大黒柱として、息子の蒼には厳しく接している。趣味はゴルフ。事務所の自室でパターゴルフをよくしているが、上手くはない。
【スタッフ】
・脚本家
小谷暢亮、本田隆朗 ほか
・監督
宝来忠昭、本田隆一 ほか
・主題歌
Amber’s 「オセロ」(エピックレコードジャパン)