第1回【2021/7/4(日)放送】
事故や災害の現場で患者を救う救命救急チーム「TOKYO MER」が発足した。その記念式典の最中、バスの衝突事故が発生。チームのチーフドクター・喜多見(鈴木亮平)らは現場へ急行する。そこには、命の危機にひんした大勢の患者がいた。喜多見らは、複数の患者を危険な現場で手術する前代未聞の課題に挑む。一方、喜多見の決断は厚生労働省で問題視されてしまう。
第2回【2021/7/11(日)放送】
厚生労働省医系技官でMERの医師でもある音羽(賀来賢人)が喜多見(鈴木亮平)の経歴に疑念を抱く中、中学生数人が落下した鉄骨の下敷きになる事故が発生。危機管理対策室室長の駒場(橋本さとし)は救助活動終了まで待機を指示するが、喜多見は治療の優先順位を決める「トリアージ」のため1人で中学生達に近づく。一方、研修医の比奈(中条あやみ)は危険な現場に足がすくみ…。
第3回【2021/7/18(日)放送】
娘の保育園で夏梅(菜々緒)が医療従事者への差別に直面する中、飲食店で立てこもり事件が発生。客や従業員らが刃物で切られたとの報を受け、MERが出動する。現場では、犯人が銃器を所持していたという情報もあるため、規制線の中に入らないよう指示が出る。だが、喜多見(鈴木亮平)は規制線をくぐり、トリアージを開始。現場を指揮する警視庁・特殊犯捜査係(SIT)係長の新井を無視し、深い刺創のある女性・香織(森脇英理子)を運ぼうとすると、突然発砲音が鳴り響く。一方、香織の娘が店内に残されていることが分かる。
第4回【2021/7/25(日)放送】
喜多見(鈴木亮平)は妹・涼香(佐藤栞里)の計らいで、元妻で循環器外科医の高輪(仲里依紗)と食事をする。高輪は涼香に、音羽(賀来賢人)が喜多見の‘1年前’を探っていると忠告する。直後、高輪の担当患者が臓器提供候補1位に選ばれ、移植手術には勉強のため比奈(中条あやみ)も立ち会うことに。だが、提供予定の心臓を運んでいた緊急車両がトンネル崩落事故に巻き込まれる。
第5回【2021/8/1(日)放送】
MERを訪れた赤塚(石田ゆり子)は喜多見(鈴木亮平)に、‘空白の1年’を探る音羽(賀来賢人)の官僚としての動きを忠告。折しも、官僚が逆らえない政界の大物・天沼(桂文珍)が闇献金疑惑の追及を逃れ、東京海浜病院に入院していた。そんな中、小児科にいた涼香(佐藤栞里)は妊婦を介助。音羽と車いすの天沼とエレベーターで乗り合わせるが、トラブルで4人は閉じ込められてしまう。
第6回【2021/8/8(日)放送】
MER解体をもくろむ厚生労働大臣・白金(渡辺真起子)は、中心人物の喜多見(鈴木亮平)を切り崩すため、音羽(賀来賢人)にある指示を行う。そんな折、山中で遭難事故が発生し、小学生複数人が行方不明に。喜多見はメンバーを分けて救助活動に参加すべきと訴える。音羽らが反対する中、麻酔科医・冬木(小手伸也)が喜多見の意見に賛同。3チームに分かれた捜索が始まる。
第7回【2021/8/15(日)放送】
清掃会社で外国人労働者数人が体調不良を訴える事件が発生。出動要請を受けた喜多見(鈴木亮平)らが現場へ向かうと、そこには大勢の警察官が来ており、清掃会社の社長・谷中(春海四方)が彼らを追い払おうとしていた。喜多見らが外国人達の治療を始めると、そこに公安の月島らが現れ、患者の身柄を渡すよう要求。そんな中、突然、清掃会社の建物で爆発が起こる。
第8回【2021/8/22(日)放送】
喜多見(鈴木亮平)は、MERの皆に過去を明かすよう促す涼香(佐藤栞里)に頼み事をする。一方、与党幹事長の天沼(桂文珍)は総選挙前に赤塚(石田ゆり子)とMERを潰すよう白金(渡辺真起子)らに厳命。程なく、公安刑事の高松(馬場徹)が喜多見を訪ね、音羽(賀来賢人)はそれを知って動揺する涼香に気付く。そんな中、病院で停電による電源喪失事故が発生。MERに出動要請が来るが…。
第9回【2021/8/29(日)放送】
喜多見(鈴木亮平)は高輪(仲里依紗)から連絡を受け、病院の赤塚(石田ゆり子)の元へ。音羽(賀来賢人)は久我山(鶴見辰吾)から、白金(渡辺真起子)を見限り天沼(桂文珍)につこうと誘われていた。程なく、MER基地を訪れた赤塚は、喜多見の過去を隠し通してほしいと頭を下げる。ちょうどその時、大使館での二酸化炭素噴出事故の報が入った。一同は赤塚に政治的交渉を委ねようとするが…。
第10回【2021/9/5(日)放送】
涼香(佐藤栞里)が久我山(鶴見辰吾)のわなにはまり、喜多見(鈴木亮平)の過去が流出。ヒーローから一転、‘国民の敵’だと批判が殺到し、MERは活動休止を要求される。喜多見がそれを拒否する一方で、音羽(賀来賢人)は涼香と対峙(たいじ)。そんな折、医科大学内に爆弾を仕掛けたとの書き込みが見つかった。病院職員の参加が不可能になる中、喜多見と音羽は2人で出動する。
最終回【2021/9/12(日)放送】
比奈(中条あやみ)らは体調を崩した喜多見(鈴木亮平)に、最終審査会は喜多見抜きで参加し、MER存続を訴えてくると伝える。だが、涼香の件で自責の念に駆られる喜多見は、MERは解散すべきと吐露。存続への協力を求められた音羽(賀来賢人)もそれを拒否する。一方、ツバキ(城田優)による爆破テロが頻発。ツバキは腐った政治の改革を掲げ、若者を中心に支持を集め始めていた。