第1回【2022/3/12(土)放送】
ある夫婦の殺害事件で逮捕され、死刑宣告を受けた鏑木(亀梨和也)は、移送中に刑務官の隙を突いて逃走する。その後、鏑木は「遠藤」と名乗り、工事現場の作業員として働きつつ、身を隠していた。そして、作業員仲間の和也(市原隼人)らの窮地を救い、信頼を得ることに。ところが、和也はたまたまつけたテレビのニュースで、‘指名手配犯・鏑木’の顔写真を見て…。
第2回【2022/3/19(土)放送】
容姿を変え、“那須隆士”を名乗ってWEB編集プロダクションでライター契約を結んだ鏑木。ディレクターの沙耶香(貫地谷しほり)は身寄りがない鏑木を心配し、家に寝泊まりさせるようになる。ある日、痴漢の冤罪被害に悩む弁護士・渡辺淳二(上川隆也)の自殺を助けた鏑木は、彼の冤罪に自分を重ね、沙耶香に彼の記事を書いて欲しいと願い出る。そんな中、鏑木の行方を追う刑事・又貫征吾(音尾琢真)が帰宅した沙耶香を訪ねて……。
第3回【2022/3/26(土)放送】
近野節枝(高畑淳子)と笹原浩子(若村麻由美)は新興宗教である「救心会」の説教会に参加し、“久間道慧”と名乗る男と知り合う。数日後、二人が働くパン工場の新しいアルバイトとして久間を扮する鏑木がやってくる。鏑木が浩子に近づく理由は、彼女が鏑木が捕まった事件の被害者夫婦の叔母だからであった。一方、ことあるごとに浩子を気にする鏑木の様子を怪しく思い始める節枝だが、ある日オレオレ詐欺の被害に遭ってしまい……。
最終回【2022/4/2(土)放送】
介護福祉施設「アオバ」に“桜井幸司”として潜伏する鏑木。そこでは事件で殺害された夫婦の母・井尾由子(黒木瞳)が若年性認知症を患い療養していた。施設で働く坂井舞(堀田真由)は、事件の唯一の目撃者でもある由子に記憶を思い出すよう諭す鏑木の姿を目撃してしまう。舞は同僚の四方田保(濵田崇裕)にそれを伝えると、通報を受けた又貫刑事たちが鏑木を追って施設にやってくる。追い込まれた鏑木は咄嗟に舞を人質に取り……。