第26回「だれも懺悔しない」【12/10(日)後0:00~】
葉文潔が異星と交信したことに気付いた雷政治委員は、すべてを黙秘するよう文潔に要求。地球外文明の第一発見者になりたいという彼の思惑を悟った文潔は表面上、これに同意するも、ある決意を固めていた。その日の午後、受信システム用のアース線に不具合が発生。雷委員は原因究明と修理のため崖を下るが、文潔の想定に反し、夫の楊衛寧もこれに続いてしまう。今を逃せば二度と機会はない。そう考えた文潔は一切の感情を断ち……。
第27回「マイク・エヴァンズ」【12/10(日)後0:50~】
人類に絶望し、高度な異星文明を地球に招くことが理想となった葉文潔。だが紅岸基地を離れ、地球外知的生命体と交信するすべはもうなかった。大学に戻った彼女はプロジェクトのために訪れた山村で、風変わりな外国人と出会う。マイク・エヴァンズと名乗るその人物は、絶滅危惧種を救おうとひとり植樹に励む学者だった。人類の利己主義を批判し、どの生物も人間と同様に扱うべきだと“種の平等主義”を説くエヴァンズに……。
第28回「科学を滅ぼすもの」【12/10(日)後1:40~】
葉文潔の聴取が進む中、三体世界から二つの陽子が送られ、2年前に到着していたことが明らかになる。一見、無意味に見えるこの行為はその実、人類の科学にかせをはめ、三体艦隊が到着するまで4半世紀の間、革新が起こり得ないようにするためのものであった。楊冬の実験が成功し得ないことを知りつつ、なぜそれを伝えなかったのか。汪ミャオの疑問を見透かすかのように、葉文潔は娘という人間、彼女の死について語り始める。
第29回「古筝(こそう)作戦」【12/10(日)後2:30~】
三体文明の情報を奪取すべく各国から作戦案が出る中、“飛刃(フライング・ブレード)”を利用した史強の案が全会一致で採用。常偉思は各戦区に任務の振り分けを行ない、汪ミャオに全面サポートを依頼する。作戦のコードネームは“古筝作戦”。作戦当日、パナマ運河に到着した汪ミャオは、作戦センターの指揮官、スタントン大佐に無実の人間を傷つけるのではとの不安を吐露する。
最終回「智子計画(プロジェクト・ソフォン)」【12/10(日)後3:30~】
三体文明の情報を得るため、再びゲーム「三体」に入った汪ミャオと史強。彼らは三体元首と平和主義の監視員の会話から、過酷な環境を生き抜くため、三体文明が感情を排除してきたことを知る。冷徹な三体人が地球征服のために立てたのは、肉眼では見えない陽子(プロトン)をスーパーコンピューター“智子(ソフォン)”に改造して地球に送り込み、科学の発展を封じるという、想像をはるかに超えた計画だった。