第11回「凍りゆく心」【11/4(土)後0:00~】
北部営林場にて伐採作業に明け暮れる若き日の葉文潔は、白沐霖(バイ・ムーリン)記者の手紙を代筆しながら、久方ぶりの温もりに包まれていた。それからほどなくして、葉文潔は連隊本部に呼び出され、くだんの手紙について詰問を受ける。彼女が西側資本主義社会に波紋を起こした話題書「沈黙の春」に感化され、環境問題にかこつけて社会主義思想を攻撃しているというのだ。白沐霖の名を出すまいとした葉文潔を待っていたのは、信じ難い裏切りであった…。
第12回「三体」【11/4(土)後0:40~】
少しずつ明らかになる葉文潔の過去。汪淼の話を聞いた史強は、穏やかな老後を過ごしているかに見えた葉文潔が、自殺した楊冬、科学境界(フロンティア)、そしてゲーム「三体」の全てと接点を持つことに気づく。早速捜査に乗り出すが、常偉思から葉文潔はかつて国防重点プロジェクトに関わっていたため、その経歴が一部機密指定になっていると告げられるのだった。一方、「三体」攻略の鍵が太陽運行の法則にあると推測した汪淼は、天文学者をゲームに誘うことを思いつくが…。
第13回「不協和音」【11/4(土)後1:30~】
沙瑞山が「三体」を1度プレイしただけで様々なことを発見したのは天体物理の知識があったからだと考えた史強は、汪淼に天体物理学者である葉文潔に協力を仰ぐよう誘導する。その頃、あるラボが爆発する事件が起き、優秀な科学者たちが死亡。彼らの能力に期待を寄せていた申玉菲は潘寒(パン・ハン)を責め立てる。だが、方向性の違いから口論となり、不穏な空気が漂うのだった。汪淼を訪ねていた葉文潔は過去の経歴を聞かれ、静かに語り始め…。
第14回「紅岸」【11/4(土)後2:20~】
国防重点プロジェクト“紅岸”基地に入った当初、葉文潔には特定の仕事がなく、監視の下で技術的な雑用のみをしていた。だが、実験に関する観察眼と知識を所々で発揮。基地所属の政治委員、雷志成(レイ・ジーチョン)に期待され、徐々に中核的な仕事を担うようになる。久々に他人からの信頼を得て喜ぶ文潔だったが、チーフ・エンジニアの楊衛寧(ヤン・ウェイニン)はなぜか彼女の中核入りに難色を示す。彼は文潔の亡き父、葉哲泰(イエ・ジョータイ)の教え子であった…。
第15回「コペルニクス」【11/4(土)後3:10~】
娘の豆豆(ドウドウ)との会話から、汪淼は表層から得る情報に惑わされず真実を見抜くことの大切さを改めて認識する。新たなIDでゲーム「三体」に入ると、現れたのは中世ヨーロッパを思わせる世界だった。汪淼は教皇グレゴリウスの前で、ガリレオらと「三体」の太陽について議論することに。観測と実験を重視するガリレオに賛同しつつも大胆な仮説を述べる汪淼に、教皇グレゴリウスはある宣告を下す。だがその直後、汪淼の仮説を裏付ける出来事が「三体」世界を襲う。