第1回【2022/11/13(日)放送】
県警捜査一課の刑事・柴崎(柴田恭兵)の長女が刺殺体で見つかった。柴崎と家族ぐるみの付き合いがある後輩刑事の川澄(井浦新)とともに事件の真相を追うが、懸命な捜査も虚しく事件は迷宮入りに。それから15年後、刑事を引退した柴崎は重い病を患う妻・三輪子(風吹ジュン)の看病をしながら静かな余生を過ごしていた。しかしある日、未解決事件の再捜査を専門とする専従捜査班が立ち上がったことで事態は動き始める。
第2回【2022/11/20(日)放送】
事件解決の鍵を握る青山(宇野祥平)が、川澄が事情を聞く寸前に自ら命を絶ってしまった。しかし遺書には、犯人が森下(黒田大輔)という元警察官であることが記されており、川澄は専従捜査班の沢木(高橋メアリージュン)とともに森下の身元を調べ始める。一方、柴崎は三輪子の余命を宣告され、やりきれない胸の内を川澄の妻・多映子(高岡早紀)に明かしていた。そんな柴崎に、一本の不審な電話が掛かってきて……。
第3回【2022/11/27(日)放送】
柴崎曜子(見上愛)の殺害容疑で森下を逮捕する目前、当の森下が刺殺体で発見されてしまう。死亡推定時刻前後に柴崎からかかってきた不可解な電話のことが気になる川澄。柴崎による復讐殺人なのか…。疑惑を打ち消したい川澄は焦りを覚えるが、多映子や娘の日葵(奈緒)とともに駆けつけた柴崎の自宅はもぬけの殻で、柴崎は音信不通となってしまう。そんななか、川澄は事件当夜の新たな目撃証言に辿り着くが……。
第4回【2022/12/4(日)放送】
元県警捜査一課長の白井(ルー大柴)に対してナイフを振り下ろした柴崎は、殺人未遂容疑で現行犯逮捕となる。川澄は悔しさをかみしめながら柴崎に手錠をかけた。事件の衝撃を受け止めきれない川澄家の面々。一方、柴崎は警察の取り調べに対して完全黙秘を続けていた。森下殺害については状況証拠ばかりで、不明瞭な点が多い。柴崎はなぜ黙っているのか……? そんな中、事態を打開するために取調官に任命されたのは、川澄だった。
第5回【2022/12/11(日)放送】
柴崎による森下殺害の共犯者として、梶野(波岡一喜)に疑いを掛けた川澄と沢木。15年前、曜子と恋人同然の関係にあった梶野には、森下殺害の動機がある。川澄は梶野を激しく問い詰めるが……。一方、川澄の懸命な取り調べにも動じず、依然として黙秘を続ける柴崎。しびれを切らした県警本部は、状況証拠のみで送検する方針を固める。しかし、そんな中、川澄は事件の見立てを大きく変える、ある事実をつかむ。
最終回【2022/12/18(日)放送】
「あの人は犯人じゃない」。三輪子が川澄と多映子、そして日葵を病室に集めて語ったのは、15年前の事件に関わる衝撃の事実だった。死期を悟った三輪子は、柴崎に向けた最後のメッセージを川澄に託す。発見された森下殺害の凶器、そして三輪子の告白……。それらをもとに川澄はあまりにも悲しい「真実」にたどり着く。そして、柴崎の最後の取り調べが始まる……。柴崎と川澄。2人の意地と想いがぶつかり合う対峙の行方とは……?